ようやく廃部が決定した日本大学アメリカンフットボール部。
この事件をめぐっては、大学の競技スポーツ運営委員会で示された廃部の方針が今月1日の理事会で継続審議となり、大学はその後、部員や保護者への説明会を経て、15日午後、改めて臨時の理事会を開きました。
理事会では、存続を求める部員の代表2人も出席して部でまとめた再建案を示し、およそ3時間かけて議論した結果、アメリカンフットボール部を正式に廃部にすることを決めたと発表しました。
大学は今後、部員に不利益が生じないように新たな受け皿を設けるなど支援するとしたうえで「断腸の思いで下した判断だ。いったん廃部として部の再建を検討する予定だ」などとコメントしています。そのうえで近く部員と保護者に対する説明会を開くとしています。
部の再建？
ちょっとTVで見掛けた部分がないので別記事を。
現部員と来年度からプレーを希望する選手には新たな「受け皿」を設ける方針だが、
早い、早過ぎる。現部員が参加できるなら廃部の意味ないじゃん。そしてこの内容の決定なら決定が遅すぎる。
日本大学の理事会、決定まで時間掛け過ぎ。
Bing Image Creatorで生成。サムネイル用。
まったく薬物犯罪に関係のない部員には申し訳ないけど、全員入れ替わるレベルじゃないと廃部にした意味がないんじゃないかと考える。そもそもまったく薬物犯罪に関係のない部員という確証を大学側は持てるの？警察等にガッツリ捜査してもらって完全にシロ判定が出るなら大学側も安心できる。外から見てもそれは同じ。でも、そうじゃないなら火種がくすぶる。
反則タックルは2018年なので廃部状態が仮に3年だとして、2019→2022年までは選手を獲らないことになる。今回の最初の逮捕者は3年生だったはずなのでアメリカンフットボール選手として入学していないし、廃部→復活だと復活後の最初の入部者が常に最上級生である。部のカラーがまるで違うはずである。なお、3年としたのは留年が無ければ選手が完全に入れ替わる期間である。廃部から復活まで1年では短すぎるし、2年だと微妙な感じ。
報道ベースだと来年度には復活させるようだ。それはいくらなんでも早過ぎるだろ。4か月後、いや3か月後じゃん。もちろん、今と同じレベルまで持っていくのには何年も掛かるけど。
「フェニックス」再建への道は険しい。
再加盟を申請した場合、準加盟校から３部、２部、１部下位リーグ「ＢＩＧ８」、甲子園ボウルを争う１部上位リーグ「ＴＯＰ８」に勝ち上がるまで最短でも５年かかる。
日大アメフト部、廃部を決議 新たな「受け皿」設置方針も「フェニックス」再建への道険しく - zakzak：夕刊フジ公式サイト
3カ月ちょっとの廃部期間、これはもう廃部偽装じゃん。もうちょっと先行事例を参考にすべきでは？
学生スポーツをめぐっては、これまでも部員が起こした事件をきっかけに大学の名門チームが廃部や解散となったケースがあります。
【国士舘大剣道部】
1999年、強豪として知られた国士舘大学の剣道部が男子寮として使っているアパートで当時、4年生の部員が1年生の部員を殴ったり蹴ったりして死亡させる事件が起き、部が解散を申し出ました。2年後、事件についての裁判が終わったことや死亡した部員の遺族から活動再開の要望を受けたことなどから学内サークルとして活動が再開され、その後、部として活動を再開しました。
【近大ボクシング部】
2009年世界チャンピオンなどを輩出した近畿大学ボクシング部の部員2人が同じ大学の学生に殴ったり蹴ったりする暴行を加え現金を奪ったとして逮捕されました。これを受けて、大学は部を無期限の活動停止としていましたが、事件の重大性を考慮して廃部としました。その後、部員だった学生たちが地元の清掃活動などボランティア活動に取り組んできたことや、部の活動再開を願う署名が4万人以上、寄せられたことなどから、2012年に活動再開が発表されました。
