これ面白い。自然にやってたと思うんだけど言語化された。
まとめの冒頭はこちら。
もしかして、「とりあえずこれについては一旦『そういうもの』ということにしておく」みたいな深掘りの留保ができない人種にとっては、多くの学校で行われているタイプの教育というのは、ずいぶん苦痛にまみれた気持ち悪いものなのではないか、というちょっと手に余る問い
— 豆腐 (@otofu_be_strong) 2023年9月13日
なぜなぜが大して無かったのか、あるいは上手いこと胸の裡にとどめておけたのかは定かじゃないけど、とにかく深掘りを留保して「とりあえずそれはそういうことなんですね」という理解で済ませてこられてしまった人間としては、現実なソリューションがなかなか思い浮かばないわけだけど。
— 豆腐 (@otofu_be_strong) 2023年9月13日
まぁでも「深掘りが止まらない」なんて人種はマイノリティなりに一定数いるはずで、そういう人たちの「学び」をどう考えていくか、みたいな問いに資するヒントみたいなものは、世の中見渡せば案外ゴロゴロしているような気もするのだけど。単に俺の視野に入ってこなかったというだけで。
— 豆腐 (@otofu_be_strong) 2023年9月13日
コメント欄見て、「これわかんない人には絶対わかんないよな」って思ったのでコメントしないことにした。まとめを読んでみて頂きたいんだけど、「そうそうわかる」派とわからない派に大きく分かれそう。
Bing Image Creatorで生成。
学校教育、義務教育である小学校、中学校と高等学校までは学習指導要領が決まっているわけで、その範囲で理解をするということは、簡単に言えば教科書に書いてある範囲に収めるということである。
興味があって深堀りするのは構わないけど、それは学校での学習ではなく切り離して深掘りすればいい。そうやって秀でた人もいるし。
実はこの深掘りの留保、仕事でも同じことが発生する。さかなクンさんの例を挙げておきながら深掘りしない話である。
以前に書いている。
爆発の理由だが、先輩の質問に対するオレの答えが気に入らなかったようだ。どうやら、理学部出身の先輩はある作業項目について適切な実現方法が思いつかず、その手前で「どうなっているのか」「なぜそのようになるのか」フェーズに入ってしまっていたらしい。で、休んだと。
一方のオレはというと、マニュアルを見ながら実現方法を見つけ出して理解し、ちょっとした実験により確認し、設計ドキュメントを起こしていた。ドキュメント作成時は、あらかじめ決められていた顧客とのミーティングまで時間も逼迫していたし。そして説明時は「どうなっているのか」「なぜそのようになるのか」について、後回し状態だった。そこを衝かれても後回しにしているとしか答えられない。一方、「どうしたら目指す成果に結び付けられるか」は達成していた。自分としては時間の使い方は間違っていない。理屈・理論はともあれ、合目的的な手順を確立して作業計画の承認は得ているので、ロールバックする気は無い。
これなんかは分かりやすい例だろう。上記の先輩は旧帝大の理学部出身で、ざっくり言えば偏差値でオレより10ポイント上である*1。
でも実際に仕事をしてみれば、オレは先輩が無駄に時間を使ったせいで締め切りまで時間が無く、普段全くノータッチの製品に対し短時間で仕事を済ませている。なお、この先輩の下には担当者の後輩もいたのだが、役に立たずww。役立たずを確認してすぐオレに仕事を振ってきた上司は見る目があるw
これ、まずは単純に時間の使い方、今回の言い方で言えば深掘りの留保である。彼はなぜオレと同じ手順でさっさと済ませなかったのか。多分、深掘りの留保が苦手だったんだろう。それでも旧帝大の理学部に入るくらいなんだから、元々のスペックは高いはず。
脱線するけど、やっぱり理学部と工学部は違うなとは思う。理系などという大雑把な枠組みは、社会に出てしまえばあまり意味がない。
次はこっちかな。
よく考えてみると、オレは何か話聞く時や文章を読んでいる時は何も考えてないか頭の中で整理しているだけかも。あとはこれで書いたような仮置き能力かな。
リアルタイムに話が進んでいる時に、進んでいる話をそっちのけでどこかに引っ掛かって深掘りしちゃまずいのよ。そこは我慢しなきゃ。会話が終わってから、別な場で深掘りするのは内容によってはとても重要だけど、その場じゃないんだわ。超ハイスペック脳ならできるかも。パラレルに処理できるオレにも深掘りまでは無理。
ということで、深掘りの留保っていう「技術」、人生全般でも心がけたほうがいいかもしれない。いつ留保するか、いつ留保せずに深掘りするかのスイッチが重要。深掘りを全くしないのも薄っぺらくなる。そこは適宜使い分けである。
*1:現在の両校の偏差値を調べた、まあそんなに変わってないと思う