久しぶりの自由研究シリーズ。5年ぶりである。
以前、桜木町と花咲町が中区と西区に分かれていることに気付いて調べた。
ふと思ったんだけど、これって夏休みの自由研究が宿題として課される、小学生さん小学生くん(レディファーストです)の居住地近くの住所表記でも、謎はいくらでもありそうって思った。
ある程度まではネットで調べて、地元の資料を保管している図書館や、地元の地理に詳しい人とかを探していくとなかなか面白い研究になりそう。流石に夏休み中に人を探すになると、家族・親族とか近所の人が限界で、それ以上はタイムオーバーになると思うけど。なお、オレの場合父方の祖父は八戸市役所で測量関係職員をやっていたので、聞けば教えてもらえた。
横浜の例をいくつか挙げる。
1.まずは桜木町や花咲町みたいに複数の区にまたがるパターン。難易度順。
(1) 寺尾
(2) 根岸
根岸はちょっと難しい。中区には根岸〇が複数存在する。根岸台とか根岸町とか根岸旭台とか根岸加曽台とか。
一方の磯子区。根岸〇は無い。
町名としては無いのに、根岸駅は磯子区である。でもそれは品川区が港区、目黒駅が品川区みたいな話(ちょうど区境で)でもない。Wikipediaで磯子区、根岸湾あたりを見ると謎が解けてくる。そういうわけで、横浜市立根岸小学校、根岸中学校は磯子区にある。
2.根岸で少し難易度が上がったところで、中区山x町。え?なんでそうなるって考察すると面白い。
このページを再掲するが、中区には中区山x町がこのようになっている。該当部分を抜粋。
埋地地区 翁町、千歳町、万代町、富士見町、不老町、山田町、山吹町、吉浜町、扇町・寿町・長者町・松影町・三吉町の一部
第2地区 新山下一丁目、新山下二丁目、新山下三丁目、元町、山下町
第3地区 上野町、柏葉、鷺山、竹之丸、立野、仲尾台、西之谷町、本牧緑ヶ丘、豆口台、妙香寺台、麦田町、大和町、滝之上・山手町の一部
第4地区北部 北方町、小港町、諏訪町、千代崎町、本牧十二天、山手町の一部
新山下は山下に準ずる(元々山下町があるから新山下ができた)として、まず着目すべきは「山」である。〇〇山なら確実に山である。標高はまあ、その地名を付けた人にとって山なら山である。
一方、山x、山x町などは山に由来する地名であることが多い。山下町は山下公園や中華街で山の下にある。山手町は港の見える丘公園、外国人墓地など山の上(山手)である。まあ、ここまではとても分かりやすい。確実に標高が違う。
その先が難しい。山田町・山吹町は平地にある。山元町は山の上(山手町と同じくらい)である。普通、山元って書いたら山の麓じゃね?となる。謎はこのページでも解かれていない。
地名研究で「ヤマモト」とは「山の麓」を意味するという。町は1丁目から5丁目の字区域がある。
近隣にさらに高い山は無いんじゃあ。
横浜市以外でもオレが簡単にネタ振りできるのはほかにもある。岩手~青森~岩手に一戸~九戸まであって、インド人じゃないから零戸は無いのは当然としてなんで四戸、十戸は無いのかとか。なんでナンバリングが北上(ほくじょう)*1して南下するのかとか。
あ、四戸という苗字の人はいますが、4ドアセダンとか言うと怒られると思います。
地名の謎を取っ掛かりにした研究は面白いと思う。今ならある程度はネットでわかるしね。ネット情報に何かプラスできれば夏休みの自由研究として成立すると思う。