自分からは言ったことないな、「何が嬉しいかというと」は。
「自分からは」を解説していく。
会話をするときオレはよくバーバルコミュニケーションでもミラーリングという手法を使う。ミラーリングという手法は一般的にノンバーバルコミュニケーションを指す。
何を書いているんだこいつは?と思ったあなたは正しい。
まずバーバルコミュニケーション・ノンバーバルコミュニケーションとは何か。ちょうどいいのがあった。
バーバルとは、英語で「言語の」という意味なので、バーバルコミュニケーションとは、会話や文字、印刷物などで行われる「言語的なコミュニケーション」を意味します。
これは、言語の違いから、通訳を介して行われる会話も含まれますし、電話やメール、手紙など、言語の伝達でコミュニケーションを行うことも、一般的にバーバルコミュニケーションと呼ばれます。
バーバルコミュニケーションが言語の伝達を重視するのに対し、ノンバーバルコミュニケーションは、できるだけ言葉を交わさず、表情や声のトーン、身振り手振りで、相手とコミュニケーションすることを指します。
たまたまそのような適切に包含して表現できる単語があるから使っているだけで、それぞれ音声などによる会話と身振り手振りなどのことである。
単語からなんとなく分かると思うけど、ミラーリングはこういうものである。
- 相手の口調やトーン、音量などを真似る
- 相手と同じタイミングで資料を見たり、飲み物を飲んだりする
- 相手と同じタイミングで手を組んだり、足を組み替えたりする
- 相手が身を乗り出したら、こちらも身を乗り出す
- 相手の話に合わせて表情を作る
話し方を真似する以外は、基本的に相手のしぐさをなぞるように行動するのがポイント。
オレがやっているのは、使う単語や表現も相手に寄せていくということ。コミュニケーションって、いかに相手に伝えるか、分からせるか、場合によってはこちらの提案に乗ってもらうかというツールである。わーっとしゃべりまくる(書きまくるも同)のがコミュニケーションと思っている奴が多過ぎるが、それもコミュニケーション障害いわゆるコミュ障の一種である。しゃべりまくる(書きまくるも同)が目的ならそれもいいし、そういう場面も多々ある。でも自分の話を理解させたいとか提案を飲んでほしいという目的があるのであれば、しゃべりまくる(書きまくるも同)というのは合目的的ではない。
ある物(事象や人物なども同じ)を指すのに複数単語があるとして、会話当初は相手とオレが使っている単語が違っているとしても、会話している途中からオレが相手が使う単語に切り替えているというテクニックである。
何が嬉しいかというとww、会話している相手の理解を促進するという利点がある点。異なる単語で呼び合うよりも相手が理解しやすくなる。相手側が単語を変換する手間が省けるからである。ストレートに話が入っていく。
この時、多少の違いはまずは捨て置く。
例えば、AIや人工知能の説明をするとき。人工知能はAIを和訳した単語とされるので同じものを指すとして、その中にはエキスパートシステムや機械学習・深層学習などがある。おおまかな話をするときは、相手がAIと言うならAIに合わせるし、人工知能と呼ぶなら人工知能と呼ぶ。
単なる例示なので細かい話には入らないが、エキスパートシステムと機械学習・深層学習は違うし、機械学習と深層学習は同じでもあり別でもある。深層学習は部分集合だからである。きちんと分けなければいけないところは相手に合わせないが、段階を踏んで理解させるためには多少の違いには目をつぶって相手に合わせることもある。
オレの場合、ちょっと上にあえて「何が嬉しいかとというと」を使ったけど、基本的には合目的的(話すなら、目的に合致するって言う)であるとか、利点があるとか、目標達成できるとか、実現可能性が高いとか、そのような直截的な表現にしてしまう。でも上に書いたようにミラーリングするので、相手が「何が嬉しいかとというと」を使う人ならオレも合わせる。
でもこれは使う。読みはご利益(ごりやく)ね。書き言葉では使わない。利点とか言うとちょっとアレな人感が出る時などに便利。例示すると悪人感が出るので書かないww「何が嬉しいかとというと」でも悪人感があるwそんなことで嬉しがるのかよ、みたいな。
「どんな御利益があるかというと」という神社型の表現をする人もいる https://t.co/TDVLIaNMIr
— ͏とふろん (@otouhuriron) 2024年1月6日
よく話す相手に意識してやってみると、「あれ?いつもより会話がスムーズ」って感じるかも。
これの時はそれぞれのポン酢の定義が違うことで揉めた話だけど、揉めた以降はどちらかが、ポン酢の呼び方を合わせることで生活が潤滑に運ぶと思う。醤油分無しがポン酢、有りはポン酢しょうゆだ、なんて言っていたらまた揉めるよ。