いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

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訊け

こんな𝕏のポストを見掛けた。

 

 

まとめもある。

togetter.com

まとめの方ではこのテーマで看護師についてまとめられ、ほとんど看護師についてのコメントが付いている。

オレは看護師について語れることはほとんど無いので、ちょっと思ったことについて書く。

 

義務教育や高校くらいまでなら友達いなくても多分問題無い。友達がいなくて成績がダントツに悪いって子は、そもそもって話なんだと思う。人生、学校の成績だけじゃ決まらないし学校の成績が関係ない道もある。

 

じゃあなんで高校の先に進学した時に友達の有無って話になるかと言うと、それは勉強の進め方だと思っている。高校までなら自分でコツコツやっていればなんとかなる。高校までなら単純にコレだよ。

自分は友達いないけど成績良かったとか言うコメントには「はいはい、良かったね。賢いねぇ。」と先に言っておきます。

 

高校までの授業なら、出席して教科書・副教材などを見ていればわかるようになっている。建前としては。オレがそれでできたという話はしていない。でも、全然分からない、お手上げだっていうのは無かったか。

dictionary.goo.ne.jp

 

看護学校では1コマをどう呼んでいるかは知らないし、今回の本筋ではないし学校ごとかもしれないから調べないけど、一般に大学では座学は講義と呼ぶ。

dictionary.goo.ne.jp

講義をする教員が教科書を選定し自説を話す。教育機関でもあると同時に研究機関でもあり、教員は教授にせよ准教授にせよ助教にせよ講師にせよ、それぞれ研究者としての側面もある。そのため教えるほうはプロじゃないって人もいるし、その講義の中では受講者1人では理解が追い付かないこともあるし、分からなければ聞きに来いということになる。

 

また、大学の場合だと課程は以下の5つであり講義はその中の一つに過ぎない。

yoshi-seventh.com

  1. 講義:教師がノートやテキストを読み上げて黒板に板書して学生に教える形式
  2. 演習:教育の場で練習問題や問題集を解く形式、少人数で議論などを行うゼミとほぼ同義
  3. 実験:文字通り実験を行うこと、工学系の科目で多い
  4. 実習:講義で学んだ知識や技術を実際の現場で行うこと、薬学系や栄養士系の科目で多い
  5. 実技:技術や演技などを実際に行うこと、美術系や医療系、体育系の科目で多い

 

前にも書いたけど、1年生の前期から4年生の前期まで何かしら実験があった。実験は2コマ連続だし、それ以外に実験が終わったら実験レポートを書いて翌週の実験の時間以前に教員に承認されなきゃいけない。記憶があいまいなんだけど、1~2年の時は週に2科目実験があった気がする。1年は化学と物理で。2年は物理と電気で。そうなると計4コマ/週だし実験レポートもそれぞれで計2通か。しかも手書き。

shigeo-t.hatenablog.com

 

実験でもそうだし、実習でもそうだと思うんだけどレポート作成は一人だとかなり大変。レポート作成を一人でできる優秀な同級生はいたけど、逆に一人にしてもらえない。みんなが教えてもらいに行く。オレみたいに一人じゃできない平民たちは、講義終了後に学校に残って情報交換したり、アパートまで押しかけたりしてレポートの骨子を組み立てていた。ペンで手書き時代なので書く時は下書き清書でトータル8時間くらいは掛かるし、清書は話ながらじゃ書けないから自宅で一人だけど。当時の電話はアパートの呼び出し電話だし、掛けるのは公衆電話だしeメールなんて無いし、自宅に帰ったらもう一人で頑張るしかない。

 

我々の実験の場合は学生証番号順かなにかで人数ごとに切られた班ごとだったけど、同じ実験班だけじゃなく他の実験班の人間もいないと困るということに早々に気付いた。実験の結果が望ましいものだったのか、理論からずれているのか、理論からずれた結果ならどう実験レポートを仕上げるのかとか、みんなで情報交換である。

 

そういう意味ではみんなで遊びに行くとかそういう意味の友達じゃなく、気軽に講義や実験の話ができる友達=同級生がいないと詰む。Togetterのまとめ内には過去問の話とかも出てくる。それもあるけど我々の場合は毎週締め切りに追われる実験の方がメイン。

 

最初に貼った2ポストの産業医さんが見ているケースでは看護学校の話だけど、過去問以前にちょっと講義で分からなかったところを気軽に聞ける友達とかいないと、仮に過去問が手に入ったところでどうにもならないレベルで遅れちゃうんじゃないかな。

 

偏差値xxからの某難関大学合格みたいな話や、超成績が悪い子向けの塾・家庭教師の話でも出てくる話題だけど、今中学3年生だけど小学3年生の国語・算数からやり直した、みたいな話が多い。これが高校卒業以降の大学や看護学校などの専門学校等でも起こっているんだと思う。さすがに戻るのは小3じゃないけど、入学直後くらいまでは戻らないとダメみたいな。

 

どんどん教員に聞きに行けるんなら、よほどのことが無い限りダントツに試験の点数悪い生徒・学生にはならない。でもどんどん教員に聞きに行けるなら同級生にも聞けるよね、普通。なのでダントツに試験の点数悪い生徒・学生は教員にも聞きに行けていないと推定できる。

 

Togetterのコメント欄に「それならコミュニケーションも教えろ」みたいなのがいたけど、多分コミュニケーションについて座学でやっても結果は変わらない。演習込みでやってどうにか数人救えるってレベルじゃない?そこまで10数年以上培ってきた低いコミュニケーション能力が急にアップするわけないじゃん。だからあまり効果は無い。

そんな無駄な講義をするより、成績が悪い生徒・学生が出がちな科目では、無理矢理チーム組ませて何人か単位で協力関係を強制的に作る。それでようやくなんとか友達無しがほぼいないってレベルまでいくと思う。

コミュニケーションを教えりゃできるって状況なら、友達が作れないことが理由でダントツに試験の点数悪い生徒・学生にはなることはないって。

 

ということを某海外大学の某学生の動きを見ていて思った。同級生とのコミュニケーション話が全く無い。自称学生なら同級生もいないから説明は付くんだけど。

係争相手に「友達いないだろ」って煽られた時、「お前も同級生はいないだろ」って煽り返し、「大学で同級生がいない奴はいないだろ」って瞬殺されるような奴。過疎地の小学校じゃあるまいし、学科入学者1名の学士課程なんて無いのよ。コミュニケーション能力に問題あり過ぎる。自分にダメージがあった煽り文句が相手にも有効だメソッドしかないから、的外れな煽り文句しか出てこない。それなら言わないほうがまだまし。ちゃんと訊け。聞くじゃなく聴け、訊け。

これは𝕏での拾い物。

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