魂の叫びかw
【バカと文系はプログラマーになれ!】
— たか@きっとSE (@taka29009) 2023年9月17日
え?バカは来ないでwww絶対来ないでwww pic.twitter.com/m7Pk3mJLnv
どんな本?
ふと思いついてAmazonの品ぞろえを見てみた。中古出てるwwwww
ひとつは写真パクった?それとも2冊以上買って処分に困って2つエントリーした?あ、出品者見ればいいのか。
出品者も価格も違うので写真パクりだった。元の持ち主が同じという可能性は否定できないけど。あと、下の3点はどれも新品よりもすごく高いからね。サイン本か?
まだ新品が翌日配送対象だから引っ掛かるバカは いないと思う。
レビューを見てみる。
あきらめるなwww
結局未経験かよ。
まだ未経験じゃん。入門書なんだからせめて入門してから「著者のプログラミングスクールの宣伝本ってだけで評価を落とし、内容も薄いなどと批判している方が多いですが、零細同業他社さんの評価でしょうか。」とか書け。
こういう感じかなって思った通りのレビューだった。その割にやけに星の数が多い。
文系だったら問題無い
前にも書いたけど文系でもプログラマにはなれるし、立派に働いていける。ただそれが年収1000万円になるかっていえば、どうだろうとは思うけど。
まとめ内に文系もNGみたいなのがいるけど、それは仕事の組み立て方や割り振りが悪い。「数理的な説明をする仕事」とか、できないなら割り振るほうが悪い。他に人がいないなら組織の作り方が悪い。
本題:バカは困る
バカの類型
さてここからが本題。
え?バカは来ないでwww絶対来ないでwww
わかる。すごくわかる。この手の本を読んで、上に引用したレビューみたいなの書くような奴は困るのよ。バカにも色々系統があるので来ても困らないバカもいるけど、
プログラマとして使いにくいのは下記のようなタイプ。
- コミュニケーションが取れない
- 分からない範囲が分からない
- 他人のせいにする
- 本格派
コミュニケーションが取れない
もう10年以上(20年近い?)オフショア開発が当たり前となった。これは言語圏が異なっても、コミュニケーションが取れさえすれば開発できるということである。
ところが同じ日本語同士なのに、コミュニケーションが取れない奴がいる。一方的に話すだけとか、言われたことを理解しないとか無視するとか。
全部一人で設計してプログラミングしてテストして販売したり、納品したりならそれでも構わない。納品物の製造だと、顧客とコミュニケーションが取れなきゃ完遂できないと思うけど。
でも普通はチームで開発を行う。どうしてものり代が出てくる。そこをすり合わせできないとまともな仕事にならない。
オレはプログラミング始めてまだ数年、卒業研究の時に経験した。前に、いつか書くかもって書いた話である。
それに比べると卒業論文は楽だった。なにせ我々の研究室は卒業研究であるプログラムを10名くらいで構築するもので、卒論はおまけ。様式守って必要十分な内容ならパスする。1名NG食らったらしいが。この件は書くと長くなるのでまた機会があれば。
プログラミング能力については問題無いK君。10人くらいで担当割り振って、前年度の先輩から引き継いだシステムを継続開発するという卒業研究だったのだが、とにかくコミュニケーションが取れない。普通の会話はできる。でも、卒研内容については頑として自説を曲げない。近接する部分を担当している同級生はずーっと苦労していた。
「ここは〇〇じゃないとうまく受け渡しできない」
「ここは△△じゃないとこちらの機能が動かない」
「そのデータは□□機能では持っていないから、◇◇機能から受け取って」
みたいな話を持ち掛けても無視である。自分のやりたいようにプログラミングしていた。何人で会話しても自説を曲げない。
そっちの方が優れた内容ならそっちに乗るという手もあったのだが、別にそんなこともない。俯瞰で見ると意味無く何人かが大設計変更しなきゃならない。プログラミング能力は問題無いが、「なんでそんな設計なの?」ってレベルで設計能力にもかなり問題ありだった。終盤近くになって何度も先生をいれてミーティングしたが折れない。
結局どうしたかというと、幸い継続開発で前年度の先輩が残したプログラムがあるので、それを生かすことにした。オレを含め3人がビルドも兼務していたので、先輩のプログラムの中身を見てオレらの世代用にちょいと機能拡張した。K君のプログラムは1行も使わずにビルド完了。まあお陰様で卒業式終わった後も研究室に通ってゴチャゴチャやらせていただいた。翌年度も継続する研究なので未完成のまま放り投げるわけにもいかないし。ふざけんな。K君?呼ぶわけないじゃん。彼のプログラムはボツなんだから。
先生も経緯を知っているので、卒業論文もなかなか通らなかったらしい。
分からない範囲が分からない
自分の知っていることを知らない他人をバカ扱いするバカもいるけど、まあ普通の人は分からないことがあっても、説明したり学んでもらえばいずれ分かる。結局は問題無く仕事を進めることができる。
問題なのは、何が分かっていないか分かってない奴。ここからここまでは理解している、ここから先が分からないみたいなことであれば、周りも対処できる。でも本人が何が分からないか分からないのでは、対処のしようがない。周りもプログラマとかであって探偵ではないので、何が分からないか探っている場合ではない。
周りが疲弊するのでこのタイプのバカは困る。
他人のせいにする
他人のせいにするするのも、色々パターンがあるけどどれも困る。
ミスなんて誰でもするので、「あ、修正しときます」とかで済むことがほとんど。外に出す前なら普通は全く問題ですらない。ところが他人のせいにするやつがいると、
「同報でチャット通知したんだから、チャット無視するお前が悪い」
「いやいや、そこはお前の担当部分じゃん」
とかみたいな余分なコストが発生する。面倒なのでこの手のバカは困る。
あと自分の能力は低いのに、他人の仕事の評論を上から目線でやる奴も困る。お前が言うなって話である。そもそも職場には評論家はいらんのよ。聞かれてもいない感想を言うな。
本格派
はっきり書きにくいけど、たまに本当に常識や学力的に問題がある人間が混ざりこむ。なぜ面接を突破できた?
高校卒業程度は想定しているわけで、流石にそこを下回ってくると何をやらせるのも大変過ぎる。
単なるワーカーも必要な状況ならなんとか使いどころもあるかもしれない。例えば、画面一覧渡して全部スクショしてExcelに貼ってとか。適当な入力じゃ画面動かないから手順書作る方が大変か。もっと下働きレベルにすると、PCを使う作業はさせられないかも。
だけど、みんなプログラマである必要があるプロジェクトでは、やらせる雑用がない。今だとツールで自動集計みたいなバグ票管理とか、作業を作ってあげないといけない。
まとめ
『バカと文系はプログラマーになれ!』って言うなら、特にバカについてはおまえが責任取れ。著者はプログラミング教室やってるみたいなので、バカを重点的に雇ってくれ。