ポン酢がTwitterで話題となっている。いや、厳密にいえば何をポン酢と呼ぶのかという話である。
発端のツイートはこれ。
妻に「ポン酢を買ってきてね。間違えないでね、ポン酢ね」と言われて、
— Makoto@俺の好きな四文字熟語は (@ma5oto) September 8, 2019
ポン酢を購入して帰宅したところ、
「『味ぽん』で良かったのに…細かく説明しないと分からないのね。私が買いに行けば良かった」と怒られた。
理不尽だと思う。 pic.twitter.com/yolwvdEJek
そしてベン図ならぬポン図に整理した人まで現れた。
こちらも決定稿を貼っておく。
抜けてたものを足して更新しましたw
— えれ。@11/16-11/17 デザインフェスタ (@youmouichigoya) September 9, 2019
ちなみに私はゆずポン酢が好きです。 pic.twitter.com/SmSWMnmkR4
思い起こせば、確かにしょう油を入れていないポン酢を知っている。実家では昔はコレだった。塩分のコントロールしやすいという利点もある。
そして以前もチラリとポン酢について書いていた。
オレたち、紙以外にもポン酢も密輸してた。火鍋をポン酢で食べたかったので(これでどこの都市だかわかるw)。
確かにこれを書いた時にはいわゆる味ぽん/ポン酢しょうゆをポン酢と呼称している。本来のポン酢も知っているのに。
本来のポン酢はコレ。
しかしやっかいなことにミツカン以外のメーカーはポン酢しょうゆを「ポン酢」という名称で売っていたりする。
そして某素人レシピサイトでもしょうゆが入らない素のポン酢を探すのは大変である(1分であきらめた)。
本来ポン酢は柑橘系・酢系調味料のバリエーションだったはずなのに、現代ではしょうゆ系調味料ということになってしまっている。
COOKPADを除いた手作りポン酢レシピの画像検索でもほぼしょうゆ入りである。
明石家さんまがCMで音痴を披露していた1986年には、ポン酢は柑橘系調味料、ポン酢しょうゆはポン酢+しょうゆという調味料だったはず。
いつ世の中のポン酢に対するコンセンサスが変わったのだろうか。謎である。