消えても大丈夫なように各社ニュースリンクを貼っておく。
やはり焦点はここだよね。
日本大学のアメリカンフットボール部の寮で大麻などが見つかった事件を巡り、林真理子理事長が、日大への私学助成金が不交付になることを避ける名目で、沢田康広副学長に辞任を迫っていたことがわかった。
以前調べた通り、日本大学の補助金学は2022年で165億円である。これが入らないと死なない程度に致命傷である。これは副学長クビで守れる(全額守れるとは言ってない)なら安いものである。
大学への補助金の確定時期は分からなかったので調べた。9月である。
ちょっと判断遅くないか?
会見その他のエントリはこちら。会見雑感に書いた通り、そもそもの会見も開催時期が遅すぎである。
いやこういう動きにするなら、会見の時点で副学長の引責辞任込みの話が必要だった。結局隠蔽したことになったわけで、誰かの首が必要である。首切りしやすいのは直接の担当である副学長だったはず。
副学長といえばかなりの地位だし、といってトップでもない。事態の鎮静化には理事長や学長のようなそれぞれのトップの辞任のほうが効き目が大きいけど、それが難しいなら直接の担当者である副学長だろう。
またこの先数年間は補助金少ない感じになるのではないだろうか。でも、日本大学の場合は保有資産などが大きく経営が傾くほどでもない。それだけ組織も大きい。それがこのレピュテーションリスク軽視につながっているのだろうけど。
危機管理学部、結局出番無いじゃないか。
これは笑う。
ああ、やってしまってますね。危機管理学部ちゃんとコメントコントロールしろよw多分その立場にないと思うけど。PR会社なにやってんの?ちゃんとコメントコントロールしろよ。意外とポンコツなPR会社が存在することもジャニーズ会見で明るみに出たけど、普通は裏方なんでああいう目立ち方はしない。日本大学の経営規模でレピュテーションの専門家付けずにインタビューに応じるとか考えにくい。いやあるか。理事長当人が嫌がるとか、意外とそんな発想が無いとか。それなら危機管理学部の存在wってなるけど。
この手の情報、色々決着させて事態が落ち着いて数か月後の手記とかで出てくるなら、まあわかる。この手の情報が好きで好きでたまらなくて、常に求めていて、この手の情報しか理解できない層が報道側にも視聴者側にもいるもんな。でも今じゃない。
まだ決着してない時点で日本大学内部の直接犯罪に関わっていない人間に対する「〇〇が悪い」とか、どうでもいい。大麻などの薬物事案なので、そっち系の話であれば警察や司法が明らかにすべき話でどんどん進めるべきだし、確定情報なら明示されるべきである。
しかし、大学運営上の話は最終的にトップが責任を持つ話であって、そのトップが「沢田先生が私に刷り込みました」は無能の証でしかない。内容的にもそうだが、今は聞かれても答えてはいけないタイミングである。そういう意味では林理事長はこういうことを聞かれることが多い経営畑出身の人間じゃないので、答えちゃいけないことは答えたように見せかけて何も言っていないみたいな腹芸は無理か。
大企業で何か不祥事があった時、こういう風にストレートに何か言っちゃっていることって少ないでしょ。特に明治大正期に祖があるような企業の場合。答えちゃいけないことは答えたように見せかけて何も言っていないじゃん、きちんと文章にしてみても。話し言葉ならなおさら。もちろん、不祥事じゃなく新事業とか業績とかが対象でも、答えちゃいけないタイミングでは答えた風コメントで答えてないことが多いけど。これは外部からのインタビュー以前に社内でも腹芸使いまくっているから、そこの訓練ができている。そうじゃなきゃ、その手の会社でトップに就くことはできない。
もちろん答えた風で答えていない回答の場合、厳しく責められることもありうる。そこに耐えることも込みで中身のない話するわけで、答えないことにも意味がある。
林理事長はそういうことを訓練されてきていないから、聞かれたら答えちゃうんだろうけど誰か止めろよ。スクショ貼った部分、実名入っているからそのままでは素材にはなりにくいけど、ずっと使われるコンテンツ化しそう。ささやき女将みたいに。
あ、政治家もそうか。答えた風回答で答えてないことを多いな。でもいつ話すかのタイミングはある。