この𝕏のポストを見て、「今さら？」って思った。
汚染水石垣のりこ議員のイベントにちだいさんがゲストで参加する
— ホットケーキくん(ペーパーハウス チャンネル) (@hotcake_kun_) 2023年9月1日
トークテーマは
「立憲民主党はなぜ苦しい選挙戦になってしまっているのか？」 pic.twitter.com/7mkWlvbN46
このあと分裂したり、野党共闘したり、分裂した片割れと花いちもんめしたり、維新が伸びていたり、(極左・極右と言えないまでも)左右両翼に小政党が議席を確保したりして状況は変わったけど、民主党、民進党からのしょうもない流れは全く変わっていない。
花いちもんめで笑うのは現在の立憲民主党代表の泉氏、国民民主党からの移籍組なんだよな。国民民主党にいればこんな表情をしまくるはめにならなかったのに。
ということで現況に合わせてリライトしておく。多分Xのポストで紹介されている選挙ウォッチャーさんよりも的確だと思うよ。
ちなみにこの人の直近はこんな感じ(面倒なので指示代名詞でごまかす)。
簡単かつ単純な量の概念さえ理解できない人だというのは分かってもらえると思う。
前のエントリーの冒頭をさらっと見てもらえばオレの政治的志向は分かると思うけど、付け加えると維新は絶対に支持しない。大阪を中心に関西圏でやってることが危険すぎる。削ることしかできないじゃん、奴ら。文楽とか。
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一方、何かやろうとしたら実務能力低いじゃん(コロナ禍対策、万博)。今回、これから書く内容にはあまり関係ないけど。
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今回も世論調査のデータから。
PML Index（ピーエムエル・インデックス）
「PML Index」は日本で唯一のポリティカルマーケティティング企業である株式会社ピーエムラボ（英文表記 PMLab - Political Marketing Laboratory -）が考案した、内閣支持率、政党支持率の指標です。新聞、通信社、テレビなど大手報道機関12社の内閣支持率、政党支持率の平均値を算出し、独自のスコアを掛け合わせて指標としています。
多くの報道機関が世論調査を行っていますが、同じ日の調査でも数値が違うということがあります。これは、調査によって標本数の大きさ、サンプリング、調査方法の違いなどによって生じる偏り（バイアス）によるものです。その点、PML indexは、各社の平均値をとることにより、ある特定の社のバイアスの影響を極力排除した値を示すことができます。
PML Indexの数字でグラフを引用する。上記に引用したように調査各社のバイアスが排除されている。
付記しておくと近年の傾向として、多くの媒体の政党支持率は大き目の選挙(衆議院選、参議院選)が近づくと与党系が急にアップし野党系が下がる傾向にある。どうして人は衆議院選、参議院選が近づくと自民支持になるのか？（韜晦）
上記サイトでそこらへんの推移も見ることができる。イベント書いていないから横にイベントを並べる必要があるけど。
2023年8月までの集計では、一番は支持なし、二番は自民、三番は維新、立民は四番である。分裂した片割れである国民の数字を足しても維新に及ばないというのは、前回エントリ記述時点との大きな差である。オレは上述の通り支持しないけど、地域政党としての実績の差は思ったより大きいかもしれない。やってるアピールうまいしな。イソジンとか大阪産ワクチンとか(いずれも失敗)。
仮に政治的な思想が左右がきれいに正規分布しているとして、単純にそこに支持者がいるとするとこんな感じの図になるとする。左右って何だと言い出すと面倒なので仮置き。まあ、そんなに単純じゃないけど、話を進めるための仮ということで。
どこ狙うかは単純で、今やっているみたいに共産党と組んでというのは悪手である。そっちには人が少ない。社民はもう死に体だし。れいわとかマジ無理ｗ、所属議員も支持者も言っていることやっていることまるでカルトじゃん。
マーケティング的な観点で言えば、そっちは儲からないよって話。これが何かを売るためのマーケティングなら単価が高いからニッチを狙うとかもある。しかし選挙の場合どんなに金を持っていてもどんなに声が大きくても一人一票。人数が少ない方を狙ってもベネフィットが小さい。
なお、この図で立憲を政党のイメージカラーの184589ではなくオレンジなのは、このWikipediaのカラーボックスから。
立憲民主党が狙うなら図のオレンジの部分である。
内閣支持率と政党支持率の違いを REAL POLITICS JAPAN : 世論調査 で見るとわかるが、支持政党と内閣の支持は通常一致しない。政党は支持しないが、現内閣はそこそこやっているから支持する、あるいはまずくはないから消去法で支持するということなんだろう。岸田内閣はやりにくいことを結構やってる(処理水放出など)から今の内閣支持率は低いけど、それも設問次第で変わるし。
政策/法案をほとんど出さない、審議拒否連発の立憲民主党執行部はどうしようもないが、立憲民主党が自民党との違いを政策面で出すとすると、自民の反対ではなく少し違うものが支持率アップへの道ということになる。立憲民主党、そして支持層の意見を通すためには、わかりやすく反対するよりは細かく修正協議を積み重ね、それを選挙時に数字でアピールすべき。単純に反対して採決で負けるより、立憲民主党および立憲民主党支持層の意見を盛り込める。まあ、その能力が無いからアピールしやすく単純に反対しているんだろうけど。
ここで以前の民進党について書いたエントリとの大きな違いを挙げると、立憲民主党の支持者は元の民進党の中でも左寄り、反自民・公明政権色が強い。上の図で言えば右のオレンジの勢力の伸ばし方を考えているのは国民民主党である。(対マスコミ的な)発信力が弱いから政党支持率が伸びていないけど。
声の大きさと票数は比例しないので、国民民主党の指向性が結実すると予想したいが(あくまで希望)、今のところ立憲民主党の方が支持率が高い。ゆりこ～。百合子が悪い。
会派名及び会派別所属議員数 と 会派別所属議員数：参議院 を見れば両院ともに自・公政権がその他全野党合算分よりも多い。単純に法案審議して採決すれば全部政権側が勝てる数字である。それなのに現内閣は、与党時代の民主党のように強行採決したり与党なのに審議拒否したりせず、質疑時間を野党に譲って国会運営している。自民党はある意味まじめである。
質疑時間の件、超短く下のエントリに書いていることをまとめる。法令では質疑時間は議員数比例で決まるけど与党側が野党側に譲っている。無駄にすんなよ、本当に。国会は約3億円/日掛かっているんだぞ。
この現実に対して首相を独裁者呼ばわりしたり独裁政権呼ばわりしたりするのは、支持者を増やすためには得策ではない。好き勝手叫んで、いきなり投獄されたりいきなり消されたりということが無い独裁者・独裁政権って、どんな器用な独裁なんだよｗ支持なしの人たちはそういうところも見ている。プリゴジンの末路を見てみろ、ああいうのが独裁政権のやることだよ。それでいて平然と追悼の意とか言ってるし。
あと法案や施策を非難するのは構わないんだけど、強い言葉使いすぎなんだよ。
「いや処理水じゃなく汚染水だ」
→今まで安保法制の時には戦争法案だ徴兵制になり戦争になると言いましたね、ウソでしたけど。特定秘密保護法や共謀罪の時には“現代の治安維持法”で自由が無くなると言ってましたね、全部ウソでしたけど。
異なる名称で非難する方法、ことごとくウソだし失敗しているんですけど、学習しないんですか？
まずここを是正しないと無党派層にはアピールできないだろうな。現在の立憲民主党の支持者は好きみたいだけど、支持を広げるならこのノイジーな層を捨ててでもきちんと法案や施策に提言し続けることができるかどうかだよ。
現在の立憲民主党はまず戦略がひどいｗ
目的が第一に政権奪取、第二に自民党の出す各法案への反対だとして、実際に「目的を達成するためのシナリオ」が大臣のスキャンダル辞任ｗ。ずっとやってるけど決定的なものが出ない。過去のスキャンダル辞任を見ればわかるが、重要閣僚以外の大臣の首なんて選手層の厚い(良いとは言ってない)自民からすれば順番待ちしている次の人に回すだけ。
繰り返すけど順番待ちはいっぱいいるけど、その中身が良いとは言ってない。人がいるよねという話。今話題なのは農水大臣か。上に貼った某議員もそうだけど汚染水って言っている議員がいる党が農水相非難するのはどうなのよ。
よく戦術と戦略を対比するが間に作戦がある。
作戦はあると思う。でも、処理水放出とか汚染水発言とかどうなのよ。ましてやジャニーズやビッグモーターとか国会レベルではどうでもいい話だろ（下らな過ぎるから貼らないけど検索すればニュースあるよ）。
作戦が酷いので戦術レベルはどうしようもない。そういう意味では民進党時代より確実に劣化している。たとえば反戦を語るなら戦争論などを学ぶべき。反対したら無くなるなら、オレは新型コロナに反対するわ。
現在の立憲民主党の支持層のうち、ノイジーな人たちを啓蒙するか見捨てるか、そういう時期に来ていると思う。見捨てた方がすっきりすると思うけどね。反自民ならなんでも支持とかまともじゃないし、ちょっとしたことも調べないし理解しないじゃん。処理水放出問題しかり、この手の話もしかり。
でもなあ、楽だからなあ。やめられないだろうなあ。共産党もそうだけど(年齢的に)どんどん減るんだけどなあ。
