このポストで知った。
あー バレた https://t.co/DW3RwHUMIu
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2023年8月17日
こんな引用リポストが付いている。
これってよくある団体保険の割引の話では無いですかね。https://t.co/jLHuhl7gvf
— はにー@おっちゃん (@honey_pot_trap) 2023年8月17日
まあ、割引率は高いですけど
あのさあ、団体保険っていうのは保険会社がその団体の構成員向けに専用設計する保険なんだよ。だから元々割安であって一般向け保険に対する割引ではないんだよ。割安なのと割引は別。第三分野の中でも単純な保険(例えばゴルフ保険)*1ならともかく、自動車保険や火災保険を専用設計するかよ。自動車保険や火災保険みたいに複雑な保険を専用設計したら割引できるだけの原資が出ないだろうが、本末転倒だろ。団体の構成員に対して割引するのは団体扱保険だよ。ガセ飛ばすなよ。
ネタ元探そうとて思って検索を掛けてみたら、専業?代理店でも団体保険と団体扱保険の違い分かってなくてウソ書いている奴がいて草。
で、記事はアサヒ芸能。
これを受けて損保ジャパンの関係者は、
「これから損保ジャパン社内の派閥抗争と暴露合戦が本格化するでしょう」
と切り出し、次のように語るのだ。
やっぱりアサ芸だもんなという感想に。記事に対する信頼性が一気に下落。大成火災どうした?
安田火災・日産火災・大成火災の3社合併で話が進んでいて、大成がやらかして破綻。ひとまず安田・日産の2社で合併して損保ジャパン(旧)発足。大成は遅れて合流だろ。本当に損保ジャパン関係者か?関係者(出入りの事務用品納品の人とか)じゃない?
引用続き。
ビッグモーターは日本興亜損保の取引先で、兼重宏行前社長の長男・宏一前副社長も日本興亜損保に勤務していました。旧財閥系の安田出身の幹部はビッグモーターの取引自体に慎重なんですが、日本興亜損保出身の幹部に押し切られたと聞きました」
ビッグモーター前社長の長男である前副社長が在籍していたのは日本興亜損保であるのは正しい。でも損保ジャパン(旧)と日本興亜損保が合併して損保ジャパン(新)になる前の1年くらいだよ。大手取引先社長の息子とは言え、安田系の役員が日本興亜系の役員に押し切られた?いや、あの会社知ってたら眉唾ものだってわかるだろ。天下のヤ▽ザ火災だよ。
あれれ?なんでコナンが??
日本興亜損保の前身である興亜火災は中堅だったけど日火(日本火災)*2は中小損保だったし、それが合併前でも業界2位か3位だった安田火災に物申すパワーがある?損保ジャパン(旧)と日本興亜合併時にまず牙抜かれてるだろ。実質的に対等合併じゃないんだし。
しかも大手取引先の息子とは言え1年くらいしか在籍せず、しかもそのあとMBA取るために日本興亜ともビッグモーターとも(ビジネス的には)関係ない時期がある。これ本当に日本興亜出身役員が押し切った?信ずるに足る情報が無い。息子関係なく旧ヤ△ザ火災出身役員主導なら納得感あるけど。
引用続き。
国土交通省の職員向け損害保険パンフレットには「割引率40.15%」「割引率33.5%」の文字が躍る。子供向けの損害保険は東京海上、医療保険は三井住友海上が取り扱っているが、それ以外の保険商品は損保ジャパンの「独占」となっている。
40%、33%を超える破格の損害保険料割引は団体割引に加え、保険支払い実績を加味したと説明されている。われわれの自動車保険、火災保険の保険料は自然災害の増加を口実に、40%から50%も引き上げられている。ところが国交省職員は40%値引きの厚遇を受けているのだから、損保ジャパンも国交省も、あまりに顧客と国民をナメている。
割引率はパンフレットが貼られていないから真偽判断は保留だけど、割引については問題無い。ただし、この記事の書き方だと何をどう割引したのかは分からない。
<追記>調べて補足書いた。謎は解けた。アサ芸の当該記事は悪意のある釣りだった。
</追記>
すでにこのアサ芸の記事見てX(旧Twitter)で騒いでいる奴とか、大問題かのように取り上げている時事系YouTuberを確認。40%という数字はともかく団体に対して大幅割引は当たり前なのに知らないらしい。ちょっとは調べろ、不正確な書き物が混ざってるけどw
オレが知っている範囲だと団体割引の料率はMAX30%前後だな。例は図が分かりやすいトッパングループの企業代理店であるトッパン保険サービス。
ね。どこをどう割引したか書いてないと分からないでしょ。トッパングループの例だと団体扱の割引率は30%、でも色々加味すると75%とか34%とかって数字が出てくる。アサ芸は国土交通省の保険パンフレット出せ。おまえらが適当に拾った数字は信用できないんだよ。
なのでこれは下記が言い過ぎなのか、言い過ぎじゃないのか分からない。というかガセかどうか確定できない。場合によってはナメているのはガセ垂れ流しアサ芸ってことになる。
損保ジャパンも国交省も、あまりに顧客と国民をナメている。
あと大企業グループとかに属したことない人が知らないだけで、トッパングループだけじゃなく他の大企業グループでも同じように団体扱保険は結構な割引率だよ。省庁や地方公共団体も同じ。
この記事書いた奴は知らない(記事署名はファイナンシャルプランナーだしな)か、知ってて煽っている。団体保険も市販の類似の保険よりかなり安い。アサ芸は徳間書店発行なんだけど、今の徳間書店はあのCCCのグループ会社になっている。CCCが保険会社と握ってないと団体割引は無いか。それならアサ芸の編集部側も知らない可能性はある。
補足するとファイナンシャルプランナーは資格を取ればなれるので、保険会社にも大企業グループにも所属したこと無いと団体保険や団体扱保険はあまり分かっていないこともある。保険代理店にいたとしても、企業グループの保険を取り扱わない代理店だと関係ないし。FP試験受けるまでに名前くらいは知るだろうけど、制度設計は習わなそう。
実際代理店かFPが書いたっぽいページでは、団体扱保険は保険料を団体窓口まとめで収納する……くらいの記述しかない説明も見つけた。事務的には収納の話もあるけど、割引の方が話としてインパクト大きいだろ。割引を書いていない時点で分かってない。
ちなみに国土交通省の人数は約6万人弱、トッパングループ連結で5万4千人弱。団体構成員の人数で言えば、国土交通省の方が割引率が高いことの理由にはなる。構成員の人数は割引率に密接な関係がある。それだけ保険料支払い確実な人の人数が多いって話だし。
でもまあ記事にもあるように40%は団体扱の割引率以上に割り引いているので、事故率低いなどの公開はされていないけど割引するに値するデータはあるかもしれない。知らんけど。国土交通省のお役人さん、自家用車でお出かけする時間も取れないくらい激務だから事故らないのかもしれないじゃん。
<追記>
ということで調べたら代理店判明したので補足書いた。これも読んでいただきたい。
</追記>
<さらに追記>
執筆者くさいなと思って調べたらなかなかの逸材だった。
</さらに追記>