いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


行楽シーズンと大災害と東海道・山陽新幹線

タイトルがうまく纏まらず部屋とYシャツと私みたいになった。「と」で3つの名詞繋ぐのはどうなんだ?曲のタイトルならいいけど。

 

8月17日(木)の時点で大きく乱れていた東海道・山陽新幹線のダイヤ。18日(金)になりようやく通常ダイヤという報道あり。

 

15日(火)に計画運休したのは正しかった。実際に沿線で竜巻などの事故が起きていて、仮に被害最少と想定しても徐行・運休・遅延になっている。走行中事故が無かったのはなにより。

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それよりもお盆休み最終日である16日(水)にも台風7号の影響によって静岡県内に雨雲が掛かりっぱなしになったのは痛かった。さらに、上に貼ったように16日に引き続き17日もまともに走れていない。いつまで残るか分からないけどニュース動画公式を貼っておく。すげえ雨。

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今回の混乱の一つはお盆休み終わりという行楽シーズンだったこともある。いつもと客層が異なるし、移動者数も多い。

ビジネス客なら契約や視察、販売、施工など現地に行かなければできない用事がある。現地に行くことに意味があるならリスケするということもできるし、代替交通手段も可能である。通常時期は他の交通手段でも混んでないし。また今ではオンライン会議という手もある。

 

しかし今回のようにUターン客だと結局は帰らなきゃいけないし、この手のアクシデントに弱い客層である。判断が遅い。結局勝ったのは計画運休前に判断して、各交通機関が動いているうちに切り上げて移動した人たち。運休や遅延に巻き込まれた人たちは判断が遅かった。

お盆休み始めならまだ帰省やめようとか行楽やめようとかずらそうとかできるけど、翌日から出社とかだと判断も鈍るだろう。それにしてもみんな真面目だな。「いやあ、新幹線動かなくて困っちゃいます~」で休めばいいのに。多分半分以上はそれでなんとかなるはず。

 

今後を考えると、来年以降もいや他の行楽シーズンでも台風直撃は容易に想定できる。台風以外にも冬なら関ケ原で大雪ということもある。地震、その他は、まあいいか。

 

特に搬送能力が高く乗客数も多い東海道・山陽新幹線の場合、このようにアクシデントがあると回復まで時間が掛かる。その上、駅まで乗車予定者が詰めかけるので混乱を拡大する。

 

JR東海JR西日本における今回の反省とすれば、16日もあらかじめ一部計画運休で間引き運転を宣言しておくべきだった。15日計画運休は伝わっていたけど、16日って前日までにアナウンスした?天気予報が読み切れなかったかもしれないけど、いつもの行楽シーズンにおける過密ダイヤは無理そうって考えなかったのであれば、ちょっと甘かった。雨雲が静岡県にずっと停滞していたし。

 

しかし、今後も何度も発生しうるということを想定した時、天気予報の精度向上よりも重要な施策がある。それは乗車予定客のコントロールである。東海道・山陽新幹線という大動脈は、どうしても移動したいという乗車予定客が一定数以上減らない。他の鉄道路線、高速バス、飛行機等他の交通手段に振替しきれないという問題がある。通常の東海道・山陽新幹線の利便性を考慮すれば、それは当然である。

 

サムネイル用。Bing Image Creatorで生成。3列・3列で6列ある、通路狭い、ヤバいw

 

乗車予定客をコントロールする、乱暴な方法を思いついた。

今回のような行楽シーズンに災害がぶつかって間引き運転しなければならない場合、オンライン発券以外の指定券を全部指定席キャンセルしてしまうのである。そしてオンライン発券の指定券は間引き運転の臨時ダイヤの臨時便に再割り当てする。スマートフォンで確認できるので、乗車予定客は乗車便の変更を把握できる。これをあらかじめ発券時にアナウンスしておく。さすがに間引き運転しますよって時に初めてアナウンスするのでは、駅員さんが刺されかねない。

この方法、発券がオンラインかどうかなので、ネットで購入しようが券売機で発券した場合はオンライン発券とみなさない。スマートフォンの中に指定券が存在することを前提とする。

あと、複数席を一緒に購入しているパターンは考慮する。小さな子がいる場合も手助けが必要な人がいる場合も離れ離れだと困るだろうし。現状のJRグループのオンライン発券ってそこまでケアできていたっけ?これはこの乱暴な手を使うための必要条件だな。乗車券は券売機発券でも窓口発券でも構わないけど、指定席券だけはオンライン発券にしてなおかつ1台のスマートフォンで複数座席分発券できなきゃいけない。

 

この乱暴なコントロール方法、発動条件は今回のような間引き運転&大幅遅延時とする。通常ダイヤが2時間くらいまでの遅延で運行できる程度なら、こんな乱暴な方法を採る必要はなく、遅れながらも粛々と運行すればいい。

間引き運転するのであれば、飛び飛びに運行便と運休便が存在するより、全臨時便の臨時ダイヤを編成した方が楽ではないか。複数パターンを事前に準備しておくこともできるし。状況見ながらダイヤ編成に変更を加えるよりも楽ではないか?知らんけど(無責任)。

 

オンライン発券以外の指定券の指定席がキャンセルされるだけなので、ネット購入や券売機、みどりの窓口などで購入した客は再度指定券を取り直すか、自由席の空きを待つかである。

 

自由席の空き待ちをする客の場合は、自由席と指定券の差額は破棄したものとする。これは通常でも、指定券を持っていて乗り遅れたから等の理由で自由席で行く場合と同じ。通常、再度指定席を取り直す場合はもう一度指定席分の費用が発生するけど、今回は席をキャンセルするだけなので建前上差額が発生しない。臨時便に再割り当てするだけである。いずれにせよ、払戻しだの買い直しだので金銭が発生しないので、それだけ駅側のオペレーションは簡略化できる。払戻しは翌日以降半月有効・当日無効とかにしておけば、間引き運転時の駅の混雑を緩和できる。ここまでやると流石に怒られるかな?国交省とか自治体に。カード払いならJR側から戻せるけど、現金は駅に来いって話だしな。でも、現実にはこうなる。

 

東京駅などの大きな駅なら指定席欲しい人の列と自由席待ちの列を作る。自由席待ち列は、自由席に押し込める分を人数で区切って改札通す。指定席欲しい人の列は順番に新たな指定席券を配って元の(指定席を無効化した)指定券を回収するだけでいい。

あと一緒じゃなきゃ困る集団は、ファミレスの空き席待ちと一緒で1人・2人などの少人数の客にちょっと譲れば、いずれ次の号車や後続列車にまとまって乗れる。ただ、いずれも一定のラインを越えたら列を外れて待つのは無しで。収拾付かなくなるから。長時間の行列はトイレの心配もあるから、列の途中にトイレが来るようにする、でもそのトイレを超えて数m進んだらもう列は離れちゃダメよとかでいい。

乗降客が少ない駅なら改札横やみどりの窓口でも捌けるかも。

 

そもそも指定券を確保した時点で乗車駅、降車駅はシステム上把握できているはずなので、そこを乗車予定客が勝手に変えなければ駅側は必要分の指定席券をあらかじめ準備できる。ちょっとヤバいのが東京駅・品川駅と新大阪駅・京都駅くらいだろうな。元々品川から乗るはずの客が東京駅へ、あるいはその逆が発生しうる距離だし。新大阪駅・京都駅も同。元々の乗車予定駅へ行け、そうじゃないとお前の席は無いくらいはあらかじめ言っておけばいいか。元々の無効にした指定券と引き換えにするので、「いやあ、お客さん品川発だから品川じゃないと指定券ありませんよ」でいい。

 

今回は全車自由席という列車が発生したみたいだけど、それはそれで大変そう。通路が。あと、差額どうすんのよ。こういう時は無視するんだっけ?オレの案だと、全車自由席じゃなく指定席をキープできる。自由席を増やすのはいいけど、全車自由席はちょっとヤバみがある。通路にも人がいるってことになるし。

 

まだ案として粗はあるけど、これはシミュレーションして粗を減らすことはできる。また、何度か実際に繰り返すうちにオンライン発券が増えて右往左往する人はどんどん減るし、駅側のオペレーションも減っていくはずである。1回目は大変だと思うけど。でも16日・17日の状況と比較するとかなり楽になるのではないか。

 

粗はあるって書いたけど、この案で分かりやすく一番割を食うのはオンライン発券じゃないグリーンに乗車予定の客、二番目に割を食うのは自由席で移動するつもりだった客である。まあ自由席派はいいか。行楽シーズンでなおかつ災害起きてるときに急遽移動するなよって話。病院に駆けつけるとか、死に目に会いにとかくらいじゃないと急遽移動する理由としては弱い。

でもまあ、東海道新幹線グリーン車は3両なので乗車客は相対的に少ない。列を特別に設けるかみどりの窓口で受付けるかとかでなんとかなるか。

 

あと、普通車からグリーン車へのアップグレードもお断りしなきゃな。

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