いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


ど直球の職業差別をする就職情報サイト

これは酷い。

動画再生できなくなったな。

 

ニュース探したらその就職情報サイトがわかった。

www.j-cast.com

12種類の職業を平均年収とともに紹介しており、各職業が底辺職扱いされる理由について述べつつ、「社会にとって必要な仕事」「必須の職業」などと擁護した。ランキングは上から「土木・建設作業員」「警備スタッフ」「工場作業員」「倉庫作業員」「コンビニ店員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタースタッフ」だった。

 

   底辺職の特徴について、(1)肉体労働である(2)誰でもできる仕事である(3)同じことの繰り返しであることが多い ---- と解説しており、デメリットについては、(1)平均年収が低い(2)結婚の時に苦労する(3)体力を消耗する ---- を挙げた。

 

へー。

reashu.com

 

こういうタイトルになってるけど、一番上にあるのは各種SNS(総フォロワー180,000人)だからね。最初に持ってくるの、それ?

このページすごく縦に長いんだけど、インデクス無いからとにかくスクロールするしかない。運営体制探すのに苦労したわ。

 

編集部メンバー一覧見ると志望企業とか内定先とか書いてあって、全員インターンだなというのは分かる。こういう記事が出るのも仕方ない感じもある。チェック体制無いだろ。編集部メンバー一覧なのに、サイトに載っている範囲でいえば編集部の中に大人がいない。学生のノリで書いてそのまま公開しちゃったんだろうな。

 

運営企業の社長さん。

synergy-career.co.jp

私は就活当時、錯綜する就活情報の中、面接で自分のことを最大限伝えられず、何社も落ち続けました。
その後、なんとか内定をもらった企業へ入社しました。
しかし、内定をもらったものの、本心から納得できていませんでした。
結局、働くのが嫌になり、9ヶ月という速さで退職してしまいました。
振り返れば、あのとき自分で情報を取捨選択できていれば、納得の行く就活ができていたと思います。

 

経歴を見ると2015年卒とあるので、当時の就職状況を調べてみた。悪かった記憶無いんだよな。

www.itmedia.co.jp

その一方で、入社予定者への満足度については、「非常に満足」または「どちらかというと満足」と答えた企業が67.4%と、2013年度よりも1.8ポイント減少した。入社予定者の満足度は2年連続で下降傾向にあるという。特に従業員数が5000人を超える大企業においては、満足度が2013年よりも8.1ポイント低い71.0%にとどまった。

https://image.itmedia.co.jp/makoto/articles/1403/13/ki_recruit02.jpg

採用数が計画よりも少なかった企業に理由を聞いたところ、60.4%が学生が求めるレベルに達していなかったと答えたことからも、「質には不満が残る」(就職みらい研究所所長 岡崎仁美氏)と考える企業が増えていることがうかがえる。

 

あらあら。就職状況は売り手市場、採用担当者が質が低いという評価をしている2015年卒で9か月でやめちゃったんですか、そうですか。しかも新卒入社した社名書いてるよ、この社長さん。あと東証マザーズは現存しないよ、東証グロース市場に改組されたから。当時とかって入れとけよ。マザーズ上場企業が自慢だったのか?と思ったらこの社長さんが退職したあとの2016年12月上場じゃん。今回の問題もよくわかる。ほんと、そういうところだぞ。

 

素で職業差別する人間がいるんだけど、どうなってんの?自分が就かない仕事をやってくれる人がいるから社会が成り立ってるんだぞ。小学生からやりなおせ。

オレが小学生の頃に授業で見た番組とは違うっぽい。っていうかマキタスポーツか。

 

サービサー誤用おじさん、土建屋知りもしないくせにバカにするための用語として使ってる。もちろん、土建屋も誤用なんだけど。

shigeo-t.hatenablog.com

2つ目は『土建屋』。建設業には28業種あるのだが、28業種に分かれているという事は業務が明確に異なるから(建設業 - Wikipedia)。土建屋というときには、土木工事業建築工事業を主たる事業としていることになる。

で、問題の『土建屋』なのだが、これも該当箇所を引用する。太字・下線はオレ。

そして実は現状の日本のDCビジネスが根本的にクラウドになっていない理由もここにあります。要するにですね。発想が土建屋です。徹頭徹尾。特にマネージメント層に顕著に見えます。個々のお客さんにサービス要素と様々コストスキームの組み合わせを適用して、収益なり利益を稼ぐ、というのはサービス・ビジネスの基本です。「とりあえず投資して、頭数で割ればいい」ってのはですね。サービス・ビジネスではないです。この辺から切り替えていかないと厳しい。逆にここが切り替わるといろいろと打つ手が出てくる。上記の環境や手段の話は、この文化の問題に比べれば、大きな問題ではないですね。

(中略)

なんとなく感じるのは、・・・日本のDCビジネスを仕切っている「土建屋気質」そのものが問題のように感じます。日本勢は打つべき手が打てていない。その根っこの部分は、文化的なものを感じます。どんなビジネスモデルにもその裏側には、表には出ない、しかしはっきりとしたコストモデルがあります。現状の日本のDCビジネスのコストモデルが、旧態依然とした土建屋的なものであれば、クラウド的なサービスを取り繕ったところで、それは限界があるでしょう。手を打つべきは、仮想化やコンテナといった表面的な技術ではなく、根っこにある「基本的なビジョン」にあるような気がします。

一般に土建業のビジネスモデルは請負。データセンタ事業は請負ではない。元々請負ではない事業体の気質が、なんか請負っぽいという主張ならまあありかなと思う。しかし述べている内容はそうでもない。そもそもの従来のデータセンタ事業者(ハウジング・ホスティング)は、エリアでいくら、ラックでいくら、サーバ1台いくらみたいな貸借のビジネスモデルなので、どちらかというとオフィスビルなどを貸すタイプの不動産事業に近い。

一方、土建屋土木工事業建築工事業であり、発注者の提供する土地に対して土木建築工事する事業。土木建築技術と労働力を請負で提供するわけで、従来型のデータセンタ事業とは大きく異なる。

上の抜粋部分からは、従来型のデータセンタ事業から脱却できないクラウド事業者を揶揄する意味で「土建屋気質」「土建屋的」と書いているようにも読めるが、それならそれで土建屋をバカにしている。土建屋さんがいないと道路や橋はできないんだぞ。

 

バカにしたり揶揄したりするくせに実態把握してないんだよな。

shigeo-t.hatenablog.com

問題のコメントはコレ。

 

J-CASTの記事最終行。

 なお、記事の監修者は同社の社長となっていた。

人の職業バカにする前に、自分の仕事きちんとしろ。実態わかんないけど自分できちんと監修するか、インターンじゃない監修担当者入れて明記しろ。同じミスは無いかもしれないけど、また別口のミスするぞ。

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