一番詳しいのはNHKか。
改正道路交通法は、17日の参議院本会議で採択が行われ、全会一致で可決・成立しました。
改正法は、自転車が関係する事故が増加傾向にある中、車やオートバイと同様、交通違反に対して反則金を納付させるいわゆる「青切符」を導入するもので、16歳以上を対象に適用され、113の違反行為が対象となります。
このうち、信号無視や一時不停止、携帯電話を使用しながらの運転など、重大な事故につながるおそれのある違反について重点的な取締りが行われることになります。
また、これまで罰則の対象外だった自転車での酒気帯び運転について3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が設けられました。
まだまだ先かあ。自転車の事を「どこをどう走ってもいい魔法の乗り物」だと思っている奴多過ぎなんだよ。子供乗せた電動アシスト自転車が、バスが停車しようとしているバス停に逆走で突っ込むとか。
また、対象となるのは113の違反行為で、このうち重大な事故につながるおそれのある違反を重点的に取り締まるとしています。具体的には、
▽信号無視
▽例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと
▽一時不停止
▽携帯電話を使用しながら運転すること
▽右側通行などの通行区分違反
▽自転車の通行が禁止されている場所を通ること
▽遮断機が下りている踏切に立ち入ること
▽ブレーキが利かない自転車に乗ること
▽傘を差したりイヤホンを付けたりしながら運転するなど、
都道府県の公安委員会で定められた順守事項に違反する行為です。
そもそも「▽例外的に歩道を通行できる場合でも」を理解していないじゃん。自転車通行可ではない細い歩道でも我が物顔で走って、邪魔な人がいたら威嚇でチリンチリンとか。控えめにいって、法律知っててやっているなら人としてどうかってレベルの悪行。いや法律知らなくても、やっていることはチンピラが「どけ、どけ」とか言いながら道を歩いているのと同等。やっぱり人としてどうかってレベルか。
毎日新聞もちょっと長め。
反則金の対象は113種類だが、ウインカーを出さない、クラクションを鳴らさないなど自転車に当てはまらないものは除き、信号無視や指定された場所で一時停止をしないなど事故の原因になりやすい9種類程度になる見通し。警察官の指導や警告に従わずに違反を続けた場合や、危険な走行が対象となる。
時間帯や場所は限定し、通勤や通学、事故が増える夕方の時間帯を中心にし、駅周辺や通学路など自転車利用者が多い地区や路線で取り締まる。
(中略)
自転車の運転中にスマートフォンを使用する「ながら運転」も新たに禁止する。この新設する部分は公布から6カ月以内に施行される。
いや、113種類あるなら全部やれよ。それになんなんだ?
警察官の指導や警告に従わずに違反を続けた場合や、危険な走行が対象となる。
って。バイクや自動車の場合違反取締りで「警察官の指導や警告に従わずに違反を続けた場合」なんて運用無いじゃん。きっちり取り締まるだろ。なんのための改正だよ。
あと、ここまででは青切符交付の時に、どうやって違反者をどこの誰か確定させるのかってところがどの記事を見ても書かれていない。
自動車やバイク等の場合、運転免許証の提示を求めてから切符の交付を行う。免許証に紐づいているから切符を破棄して反則金や罰金を払わないなんてことはできない。免停になっちゃうし。
でも自転車の場合は免許証が無いわけで、正しい氏名などを答えたかどうかの証明ができない。交付された青切符を捨ててもわかんないじゃん。違反者本人の氏名・住所などが入った身分証明書なんて携帯していないって言われたらどうすんの?16歳以上なのに「15歳ですぅ」って女子高生が答えたらどうすんの?
という疑問が残ったまま。やっぱり免許証は発行すべきでは?
政令で色々決めていくようなので、動向を見守りたい。




