ビッグモーターの金融庁検査、少し情報が出てきた。各社記事から異なる部位を引用して全文引用したレベルの情報量にするスタイルでいく。
その後の関係者への取材で、金融庁が月内にも、ビッグモーターの保険代理店としての登録を取り消す処分を出す方向で検討に入ったことが新たにわかりました。
損害保険各社は同社が代理店となっている既存の契約を他の代理店に移し、契約者への影響を最小限にとどめる。
事故車両の修理時に車を故意に傷つけ、保険金を過大請求していたほか、自動車保険の契約を捏造(ねつぞう)していた。登録が取り消されれば、代理店に対して最も重い処分となる。
損保ジャパンにはすでに立入検査に入っているはずだが、SOMPOホールディングスにも入るというニュースも。
親会社にあたるSOMPOHDへの立ち入り検査は今回が初めてとなる。金融庁は、会長兼最高経営責任者(CEO)で、経済同友会の前代表幹事だった桜田謙悟氏ら、経営陣への聞き取り調査を行うとみられる。法令違反があれば、行政処分を行うこともできる。
創業家であり、事実上の株主である兼重宏行・前社長の存在も、支援を難しくしている。不正の横行に、組織的な関与が疑われるからだ。候補として名前があがった企業の関係者は、「創業家の関与を一切なくすことが不可欠だ」と話している。
兼重氏が7月に退任したビッグモーターの再生計画は、コンサルティングを手がけるデロイトトーマツグループが作成に携わっている。もともとは、10月中にも支援先を見つける予定だったとみられている。
この記事に関して言えば、そもそもビッグモーターが問題になったのはやってることのコンプライアンス欠如が原因だろ。それを”障害”って今さら言われても。
さて、残る他の2社はどうでるか。
保険代理店でなくなるということは、以前にも書いたけど自賠責保険の処理が自前でできなくなるということが大きい。
中古車を売った時に自動車保険に加入してもらうというのは、購入者が車両入替以外の購入という条件が付く。追加の場合も元々持っている自動車保険契約に追加する形を選ぶ可能性が高く、ビッグモーターで加入する可能性は低い。
自前でできなくなるので、どこかの保険代理店に自賠責の処理をお願いすることになって煩雑だし、当然代理店手数料も入らなくなる。
支援の検討をしている2社についていえば、換骨奪胎する気ならこの件は想定内だろうな。
あとは東洋経済中村記者の記事待ちだな。