昨日のエントリは書いてから色々先に出すべきイベント対応のエントリがあって、書いてからしばらく寝てた。まさか2日連続でTogetter関係で書くとは。
まとめはこちら。
まとめの先頭はこちらのポスト。
予約患者さんを、予約時間から約10分遅れで診察室に呼び入れ。
— DoDoc (@dkoumon) 2023年9月8日
めちゃくちゃキレられた。
確かに遅れてるので謝ったが、10分遅れでキレる程度のキレ方じゃなかった。
「朝早くから来てるんだ。」
11時予約に朝イチの9時から来てると。
知らんがな。
予約時間に来い。
これ何書いてあるかわかるよね。予約時間より10分遅れになったけど、2時間10分待った分怒ってたって話。そのうち2時間は勝手に早く来た分。
あとこのエピソード。
横からすみません。
— maimai mama (@blUUZYljMt3Hk0N) 2023年9月9日
先日、キャンセルが出たので予約時間より15分早くお呼びしたら「どれだけ待たせるんだ‼️」と、怒鳴られました。お詫びした上で、何時にお越しいただいていたのか確認したところ10分前だそうです。
。。。う〜ん。。。
こちらはもっと酷い。15分早く呼んだのに怒鳴られて、しかも10分しか待ってない。
簡単に言うと「医療機関における予約時間」という文明の進化に対応できず、予約時間に対し、大して待たされていない人たちの話をまとめている。
それに対してコメント欄の最初の方。
読んだ感想がそれ?
今回のまとめの医療機関は比較的待たせないタイプの医療機関である。せいぜい10分待ちの話をしている。仕組み上、大規模医療機関は待たされても仕方ないって話は知られていない?
前にも書いたんだけど、医療機関の役割について厚生労働省のアナウンスが足りないんじゃないの?
もう一度貼る。平成26年は2014年なので約9年前からの制度である。
図のように回復期機能や慢性期機能の医療機関は、一人あたりの診察時間が大きくブレることもない。なので予約時間前後に診察が始まる。一方高度急性期や急性期機能を持つ医療機関は色々割り込みが多いので待たされる可能性が高い。
病床機能報告制度は病床の機能についてのものであるが、このように医療機関によって役割を分担しているので、待合室で待てる程度の患者が高度急性期機能や急性期機能を持つ医療機関に行くほうがおかしい。大学病院や日赤病院、市民病院などのような大規模医療機関にしかない科を受診していて、そこに行くしかない場合とか、田舎住まいだけどなぜか近くに大規模医療機関しかなく、そこに行くしかない場合とかもあるけど。レアケースじゃん。
オレの例でいうと、実家に戻っている時に救急搬送で八戸の日赤病院に入院した。退院後には横浜に戻るって言ったら、退院日程が決まるタイミングで横浜の大きい病院(つまり入院している日赤病院レベルでは)どこが近い?って聞かれた。横浜市民病院って言ったら横浜市民病院宛に紹介状書いてもらえた。
横浜市民病院では予約通りに行ってもそれこそ2時間くらいは待つはめに。症状がだいぶ良さそうということで3回目くらいの受診時に近くの通いやすい病院は?って聞かれて今の病院に紹介状書いてもらって受診先変更という流れ。
119番通報して救急搬送で行く医療機関や、救急相談センター(#7119)に電話して比較的大きい医療機関が紹介された場合は、その時行くのは高度急性期機能や急性期機能を持つ医療機関だと思うけど、そうでもないのに高度急性期機能や急性期機能を持つ大規模医療機関に行くのは避けるべきである。そして、そのような医療機関選択をすべきであるということは、厚生労働省や市町村がアナウンスする必要がある。
それにしても15分早く呼んだのに怒鳴った患者なんて、診察拒否してその場で帰らせてもいいんじゃね?問題になるかもしれないけど。こういう人間もいるし。
この確信犯は誤用だな。政治犯や思想犯ではないだろ。いや、ある種の政治犯・思想犯かもしれない。それなら確信犯で間違っていないか。