どこの国の40年前だろう。40年前って1982年だよね。
まとめの最初のツイートはこちら。
現代プログラマが40年前くらいに転移してしまうと「え?メモリ8KB?え?画面幅40文字?え?コードは紙に。。。え?」とかになってなんも無双できなそう
— きしだൠ(K1S) (@kis) 2022年7月15日
1982年当時のコンピュータ、オレがあまり触っていない奴をちょっと調べてみた。
どうやらこの機体は16KBらしい。
Wikipediaを見てみると
グラフィック テキスト 32桁×16行 2画面(RAM拡張時は最大4画面)、グラフィック 256×192ドット 2色 または 128×192ドット 4色 1画面(RAM拡張時は最大3画面)
となっているのでツイートのメモリ8KB、画面幅40文字のマシンが分からない。
大学1年の冬、まさに1982年から1983年に掛けて、ちょっと生協の電化製品売り場の中のコンピュータコーナーのバイトで売ってた(売れなかった)MZ-80も違うっぽい。
RAM:
メイン 最大48KiB。
テキストVRAM1KB
PC-6001よりもかなりメモリ空間大きい。
ただ、画面幅は40文字である。
表示能力
内蔵モノクロディスプレイによる、横40桁×縦25行の1000文字表示。
1キャラクタは8×8ピクセルで構成されている。
1キャラクタを4分割した2×2ピクセルのパターンがあるため、80×50ピクセルのビットマップとして利用することも可能。
40年くらい前だとメモリが合わない。もちろん、そもそもPC-6000シリーズにせよMZ-80シリーズにせよ、この手のホビー用のマイコン(パソコン・PCと呼ばれる前はマイコンという呼び方が一般的)はバンドルの高級言語はBASICくらいしかない。
MSXは1983年だしなあ。つまり39年前。
MSX(エム・エス・エックス)とは、1983年に米マイクロソフトとアスキー(後のアスキー・メディアワークス)によって提唱された8ビット・16ビットのパソコンの共通規格の名称であり、MSXとその後継規格であるMSX2(1985年)、MSX2+(1988年)、MSXturboR(1990年)の総称でもある。最初のMSXを便宜上「MSX1」[1]、「初代MSX」と呼ぶこともある。MSXturboRでは16ビットのCPUを採用した。
もう少し遡ってIntel 8008プロセッサを使ったマイコンでも、8KBじゃないっぽい。
メモリ空間は14ビット(16KB)
適当に8KBって書いたんだろうけど、それだと4040の世代まで遡るようだ。
プログラムメモリは8Kバイトに拡張
でも4040世代だといわゆるディスプレイが付くようなマイコンは無さそう。つまり画面幅40文字そのものがない。
さらにその前の4004まで行くとWikipediaに電卓が出てくる。
まあ4ビットチップならそうだよな。そしてこれらは50年前。
そんなことよりコレですよ。
紙テープに開いた穴でアセンブラ言語をデバッグしてる人を見て恐怖するのであった。 https://t.co/sCCoi60ew9
— ハンマー雄一郎🍥 (@ohpii) 2022年7月15日
いねえよ。そんな奴。
オレは40年前にはコンピュータ触ってるし、32年前に紙テープシステム(出力のみ)を作ったので知ってるけど、
40年前にはすでにプリンタがある。
というか、ENIACにプリンタあるじゃん。
- 最初期の歴史
1946年にENIACがペンシルベニア大学で制作された。演算結果を出力する必要が生じ、1947年テレタイプを原型に活字方式のコンピュータ用プリンターが登場し、米軍でも使用されるようになった。
75年前だぞ。戦後すぐの昭和22年だぞ。なんで1980年代にわざわざ紙テープなんかに出す必要がある?紙テープは用途が全く異なる。
.@takeshi17922255 マジレスすると、紙テープはmachine readableな用途に使うものなのでデータを入出力するために使う。デバッグのプリントア.. https://t.co/Gn3HG4FQoP
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) 2022年7月16日
「現代のプログラマが40年前に転移してしまうと「メモリが8KB?画面幅が40文..」https://t.co/N0adissnIZ にコメントしました。
紙テープに穿孔されるのはビット列なので覚えてしまえば読めるけど(オレも読めた)、プリンタあるのに普通のコンピュータには接続していない紙テープ装置なんか用意するかよ。
買ったのか。
よく1960年代あたりのSF映画でこの紙テープの出力を手にとった科学者が「フムフム」とやるシーンがあったけど、アレも、本当にカッコよかった。
5~60年前ですね。オレの記憶にあるのはウルトラシリーズかゴジラか何かで東京湾に怪獣が出たとかそういうの。
1970年代に電電公社(現NTT)が威信をかけて開発した電子交換機「D10」を使うことがあった。
40数年から50数年前くらいですね。
そこで、ネットオークションをチェックしはじめたのだが、なかなかお目当ての紙テープ装置の出品がない。工作機械の制御(NC)に使われる工場に設置されるような鉄の塊みたいな機械だったり、「テープの送りは確認しました」とだけあり動作保証がない。どこを調べまくっても技術資料さえみつからない。ちなみに新品でPCにつながる紙テープ装置を調べてみると、78万円というお値段というのがあった。
高いww
32年前にオレが紙テープシステム作った時も、結構高かった記憶はあるのでまあ現在ならそんなもんでしょ。だって数出ないもん、昔から。UNIXワークステーション一式400万、ドットインパクトプリンタが数万、紙テープ穿孔装置数10万、紙テープ穿孔装置用静音箱受注生産で数万という構成だった。
当時は確かRS-232C接続だったけど、今はどうなんだろ。RS-232C持ってるPC無いじゃん。
いやSCSIだったっけ?
それよりもコレすごい。紙テープリーダー作ってる。
穿孔テープだいぶ読めるようになりました!#M5Stack#UnitV pic.twitter.com/h9v183Vbo0
— Nochi (@shikarunochi) 2022年4月26日
読み取りの様子。手動で左右に動かしています。 pic.twitter.com/q6mM4iJYaC
— Nochi (@shikarunochi) 2022年4月25日
すごく見えにくいですが、検出時に「〇」を出してます。 pic.twitter.com/PhQt7r3KIF
— Nochi (@shikarunochi) 2022年4月25日
でも、もう穿孔用テープが無いっぽいんだよな。モノタロウでもヒットしない。投げる用の紙テープは幅が狭いから代替できないし。粘着テープばかりヒットする。