これ書いてて、
これを読み返して、
ああ、こういう話を書いたなと思いだした。引用する。
時は流れて1990年の1月か2月くらいの寒い時期の金曜日。大阪に日帰り出張していた。
当時、某証券会社担当で紙テープシステムの開発を担当していた。 もちろんアイドルなどに紙テープを投げるようなシステムではなく、紙テープにデータを打ち出す(穿孔・パンチ)システムである。
Web上に当時の証券取引所の注文・約定システムの情報が無いので簡単に書いておく。きちんと歴史書いておけよ、JPX 8697。ざっくりし過ぎだろこれ。
間違った情報は見つけた。誰が間違っているのかは分からないけど間違っている。
その「ルパン三世」第1シリーズ、忘れがたい傑作は数多くあるが、第22話「先手必勝!コンピューター作戦」もそのひとつ。ルパンの行動を100%予想するコンピューター相手に、さすがのルパンも苦戦するというお話。なにしろ70年代初期の話だから、くるくる回るオープンリールから打ち出される紙テープで結果が出力される時代。いくらFBIの高性能コンピューターでもそんなのでルパンの行動パターンを計算できないのではないか?
コンピュータの周辺機器でオープンリールって呼ばれるものは磁気テープ。磁気テープ装置から紙テープは出てこない。穿孔くずが出て相当な騒音・振動が出る紙テープパンチャー。磁気テープを高速回転させ磁気ヘッドと接触させて読み書きするため、振動に対してセンシティブな磁気テープ装置。これを一緒にするやつはアタマワルイので、そんなバカな装置は実在しない。すぐに故障するわ。「先手必勝!コンピューター作戦」の描写が間違っていたのか、上記のコラムの筆者の記憶違いか。チャンスがあれば確認したい。
そういえばAmazon Prime Videoにあるかもと思ってチェックしたら、緑ジャケットのルパンがあった。サムネイルは誰かに化けたあとのルパンなので茶色いジャケットだけど。
この第一シリーズ1972年なんで50年前か。
視聴してみると、磁気テープしか動いていなかった。あと、何かが分かるのはランプがチカチカ光るシーン。
と思ったら紙テープ出てきた。18分ちょっと前。でも紙テープが出てくるのはコンソールから。オープンリールじゃなくスイッチ類が並んでいるのが分かるだろう。
確かに読んでる。
ということで上で引用した話は、オープンリールから出るというのは勘違いだけど紙テープを読んでた。紙テープが出てくるのはコンソールの中央部。真ん中の溝のところ。
ディスプレイやキーボードやプリンタ無いのかよって気はする。あんな少ないスイッチ類だけで制御するのは大変そう。
そういえばチカチカ光るコンピュータ、今のコンピュータだとあんな派手に光るのは無く、一杯チカチカするのはネットワーク機器くらい。
ゲーミングPCとかだと派手だけどチカチカじゃない光り方だし。
でも、オレは見たことある。客先にあったUNIVACのマシン。ルパンで映っていたような平面のランプじゃなかったけど、小さい電球っぽいのが沢山チカチカ光ってた。それまでオレが見てたメインフレームは小さい発光ダイオードのランプが5個くらいで電源ONで一個点灯、何かが動作可能になって一個点灯みたいな感じで3~5個くらいだし点滅するのは1個くらいだった。
こういうコンピュータって実在するんだなと感動したのは多分1987年か1988年くらい。でも、すぐ撤去されたww
紙テープ、穿孔された穴が3~4個くらいしかないようなので、1オクテット無いので表現力は低いな。5孔時代かな。
あと、このブックマークコメント読んでると、
「読んだ感想がそれ?」が多い。これだからはてブ民は。
パンチカードの話は書いてないし、コーディングシートについても書いてないし、プリンタはENIACの時代から存在するって書いてるし、紙テープの利用方法はmachine readableな用途に使うものって書いてるし、だからバグが存在しないプログラムやデータ出力に使う(そのあとプログラム・データ入力に使う)のでデバッグ用途はありえないってわかるはずだしって ここまで書いてて、読めないわかんないからこういうブクマするのかって反省したw