前回までのあらすじ
プロジェクト管理としてRedmineを立ち上げようと、インストールを試してみたのだが、準備作業までは順調なのに肝心のRedmineでつまづく。
ならばBizSparkを活用してProject Server 2013を使おうということにした。特にドキュメントも読まず、元々持っていたWindows Server 2012 R2に適当にインストールを始めた。そこで分かったのはProject Server 2013を動かすためには、同じWindows Server上にSharePoint Server 2013 Enterprise Editionが必要ということが分かった。
SharePoint Serverを「完全」でインストールしようとすると、Windows Serverがドメイン参加していなければならない、SQL Serverがすでに立ち上がっていなければならないなど、インストール完了しない。
結局SharePoint Serverを「スタンドアロン」でインストールしたらあっさり動作した。Project Server 2013のほうもあっさりインストール完了。
Azureで仮想マシンを作り、その上に構築することにしたのだが、Project Serverに至る前にSharePoint Serverの構築失敗で先に進まない。
構築失敗についてはSharePoint Foundation 2013 SP1をインストールするの手順で一応の解決をみたが、今度は「申し訳ございません。何らかの問題が発生しました。」という何も情報が無いエラーでSharePoint Serverの一部画面が欠損、動作が爆遅という事象に。
3度目の爆遅理由も分かった。貧乏会社にはSharePoint Serverはムリ
先に書いてしまうが、Project Server(with SharePoint Server)は諦めようと思う。要求マシンスペックが高すぎて、BizSparkのAzure無料分では収まらなさそう。次に何にするかは最後で。いくらオレがインストールマニアでも、本来は「使いたいだけ」のプロジェクト管理ツールの「構築」に、時間と労力が掛かり過ぎである。その7とかなんだよw。
SharePoint Server 2013テンプレートからデプロイ
最後の頼みの綱として、AzureにあるSharePoint Server 2013テンプレートからデプロイする作戦を遂行。ギャラリーからを選ぶ。
イメージを選択する。SharePoint Server 2013 Trialが2つあるので見比べてみる。
右側のキャプションを拡大する。イメージの選択で上にあったほうはexpire on January5、2016、下にあったほうはJuly 18, 2015である。当然expireが先のほうがいいので、上のイメージを選択。
仮想マシンの構成に進む。キャプションにはA4を選べって書いてあったのだが、デフォルトはA3で出てきたので、セコくA3で進める。A3だって無料分には収まらないような気がするが。
2枚目の画面は特にいじらずに進める。
3枚目ではMicrosoft Animalwareを選択した。ドキュメントを探してみたがAzure用で軽そうだし。
5分くらいでデプロイでき、Windows Serverにサインインすると、IEが自動起動されこの画面(最初はもちろん英語表示)。OSはR2じゃないWindows Server 2012だったのだが、操作をすっかり忘れていて、ぐぐってしまった。無印Windows 8/無印Windows Server 2012はやっぱクソ。
ところがすでにインストール済みのSharePoint Serverに対して、何も手がかりが無い。サービスを見てみるとSharePointのサービスは全部「無効」になっていた。「手動」に変更し起動を掛けていくが全部は起動できない。
目的はProject ServerなのでISOをダウンロードし、インストールしようとしたのだが、日本語版はインストールできなかった。
Windows Updateを掛けておこうと思ったら142個。9:30から始めて13:30である。4時間ww。
Windows Updateが完了してから、SharePoint Serverを日本語版に入れ直し。なんのためにテンプレートを使ったのか分からないけど、やることやらないと日本語版のProject Serverをインストールできない。
また製品構成ウィザードでProject Server 2013を使ってみることにした その5 - いろいろやってみるにっきと同じエラーが発生。Project Server 2013を使ってみることにした その6 - いろいろやってみるにっきと同じ手順でリカバリすると、謎メッセージは出ず、久々にSharePoint Serverのきちんとした画面を拝むことができた。そして動きも軽い。
ちょっと動きを見ていたのだが、タスク マネージャーでリソース状況がA2マシンを使っている時と異なり、CPUが100%に貼り付いている。確かにA4マシンが必要かもというのもあるが、A2の時はCPU使用率は常時高いものの100%に行かなかった。これはメモリが足りなくてページアウトしまくり、ディスクI/Oに食われてCPUを使い切るところまで行かなかったということだろう。A2だって3.5GBある。A3は7GB。ちょっとリソース食い過ぎだろSharePoint Server。
結局Project Serverまで動いた。動いたのだが、SharePoint Server関係のWindows Updateを掛けてリブートすると、SharePoint Serverにアクセスできない。503である。
関連サービスは起動できている。
これで完全にProject Serverを諦めることにした。
掛かったAzureの費用
ここまでA2 Standardを3台、今回のSharePoint Serverが動いた時点で3台目も削除。A3 Standard36.72円/hなので無料分で収まらないはずだが、今のところあまりメーターが回っていない。ちょっと放っておいていくら掛かるか見てみたい。
Azure Pricing Calculator - Estimate your bill | Microsoft Azure
で、どうするの?
ConfluenceとJIRAにする。CloudでもConfluenceとJIRAを合わせて20ドル/月、オンプレミスにすればConfluenceとJIRAは合わせて20ドルで済む。日本円で約2,500円である。まだどっちにするか決めていないが、貧乏会社なので毎月2,500円よりもとりあえずAzureの無料分で賄うほうに傾いている。
Redmineからスタートしてどんどん変わっているが、最初からConfluenceとJIRAを思い出しておけばよかった。Redmineの場合は自分でインストールするなら無料で入手できるが、SaaSは例えばMy Redmineでは8,000円/月から。ちょっと高すぎる。
今回は最初は数名でしか使わないので、ConfluenceとJIRAのほうがお得なのだった。
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