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てきとーに生きている奴の日記

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きちんと見直そうよ、特定小型原動機付自転車

無法ぶりが際立っている特定小型原動機付自転車。このカテゴリは現状ほぼ電動キックボードである。

 

www.iza.ne.jp

警察庁によると、昨年7月~今年4月、「特定小型」のボードがからむ事故は全国で164件発生。法改正前は「特定小型」の概念がなかったため、電動ボードに類するもの全般での把握となるが、令和2年の事故は4件、3年29件、4年41件、5年1~6月で23件に過ぎなかったという。

 

ある警察幹部は、「利用者の増加が事故の増加につながっていると考えられる。交通ルールをよく知らずに乗っている例も散見される」と話す。

 

良くないねえ。何がって「交通ルール」って言い方。警察幹部が本当に交通ルールって言ったのかは分からないわけだけど、「交通法規」だろ。法律や条例などの規則であって、守る必要があるし破れば罰則もあり得る(一部の法令には罰則が規定されていないものもある)。ルールって言われるとスポーツや囲碁将棋eスポーツなど、法令の及ばない法的な罰則が無いものも含まれてしまう。それでは、バカには「破ったところで、それがどうしたという決まり」というように伝わってしまう。

 

さて、その特定小型原動機付自転車シェアリングサービス最大手のLUUP、こういう取り組みを始めた。

www.watch.impress.co.jp

新たなモビリティとして、広がりを見せるLUUPだが、“悪い意味“での注目も集めた。本格サービス開始後、特に電動キックボードユーザーの交通ルール違反などが見られたことから、交通ルールの周知などには課題を残している。

 

警察庁のデータでは、特定小型原付における違反者の特徴として、信号無視と通行区分違反(歩道走行)という基本的な交通ルールに関する違反が特に多く、「自転車感覚で交通ルールを軽視している傾向がある」(岡井氏)とする。

 

そのためこうした違反に繋がらない走行を促す仕組みや、車両の開発などに取り組む。それが「LUUPの安全・安心アクションプラン2024」で以下の4点から構成される。

  • アンケートを通した交通ルールの理解・浸透度合い、啓発活動の認知度調査
  • 交通違反点数制度による違反者の厳罰化推進
  • ヘルメット着用推進に向けた取り組み
  • 安全な走行をサポートする「ナビ機能」の全国展開

通行区分違反(逆走)じゃね?歩道走行はまあそうなんだけど、(横浜の場合)警察が重い腰を上げて取り締まっているのは逆走だと思うけど。歩道走行取り締まっているのを見たこと無いし、そもそも警官も自転車通行可じゃない歩道を走っていたりするしなw

 

実際に有効かどうかはこれからであるが、交通違反点数制度の項も引用する。

2つめが、「交通違反点数制度による違反者の厳罰化推進」だ。

一部の悪質な電動キックボード利用者による交通違反を撲滅するため、違法走行に対して罰則を課す「交通違反点数制度」の運用を、東京都内での試験導入を経て、全国に展開する。

具体的には、軽微なものを含む取締られた全て交通違反に対し、違反点数を加算。一定の点数に達するとアカウントが30日間凍結され、利用者はLUUPの電動キックボードを利用できなくなる。

 

 

30日間の利用停止期間を経て、その後1年以内に一度でも違法走行で取締りを受けると、当該利用者は無期限でLUUPの電動キックボードに乗車できなくなる。なお、飲酒運転やひき逃げ・当て逃げなど、一部の重大な違反に関しては、一度の取締りで無期限凍結となる。

 

アカウント単位かあ。一応、年齢確認書類は必要みたいだけど。

 

利用規約上、複数登録はできない。でも規約だけじゃなあ。

luup.sc

当社が別途承諾する場合を除き、登録希望者が重複して複数の本サービス登録の申請を行うこと、又は、既に登録ユーザーの地位にある者が新たに本サービス登録の申請を重複して行うことはできません。

 

また、同時に1台しか借りられない。

sekisaicling.com

結論から言うと、LUUPを二台同時に借りることはできませんでした。

 

貸す段階で1台に絞るのはできていても、複数登録するとかアカウント貸し借りするとか代理で借りてあげるとか、仕組み上で防げていないと意味が無い。

 

複数登録の排除は運転免許証・パスポート・在留カードマイナンバーカードで年齢確認しているようである。ただ、別の確認書類で作られた時、対応できてる?これ結構難しいと思うけど。最初マイナンバーカードで作成、(仮に住所チェックしていても)引っ越し後の運転免許証で作成とか。表記上同姓同名(たとえば佐藤利夫さんが複数存在)が排除できないので、ヘタにシステム作ると登録第一号の同生年月日佐藤利夫さんしか登録できないし、ゆるくすると日本人だとすると3個まではアカウントを作れる。紐付ける他情報は複数用意できるわけだし(メールアドレスとかクレジットカードとか)

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アカウント貸し借りとか代理で借りるとかは、多分ノーチェックだよね。生体認証とかやっているわけじゃなく、作られたアカウントに対して貸していいかどうかの判断しているだけでしょ。いくらアプリがスマホ紐付けとはいえ、やる気になればやれてしまうんじゃね?

あ、借りた特定小型原動機付自転車スマホが一緒に移動していないと判断出来たら機能停止くらいやってくれればちょっと信用できる。技術的には複数の方法を思いつくし、実際の利用シーンではちょっと離れるくらいはあるのでその誤判断を無くす方法も思いつくけど、コストがなあ。

 

ということで、オレは導入に拙速過ぎた特定小型原動機付自転車は一度立ち止まって抜本的な見直しが必要だと思うよ。あと、交通機関が充実している都会ではシェアリングサービスは必要無いとも。個人で保有する分にはいいけど。交通機関に難がある観光地はたくさんあるので、そういうところでは有効だと思う。

 

記事にはこっちの話もあるけど、真偽調べてヤバかったら書く。

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