これが𝕏のポストで流れてきた。
これについて色々と言われてるわけですが…。
反AIからの論というのが極めてお粗末であるということです。
まず第一に、なぜ最初パブリックコメントの募集の話が挙がった時に、
「様式なんてどうでもいい!硬いこと考えずに意見を送ろう」などという広め方を
してしまう人が出てしまったのか…。
第二に、2万も送られたのだから反映されてしかるべきだ!と考えてしまう人の存在。
これは投票ではないんですよ。多数決で何か決まるようなわけじゃないです。
そもそも同じ人が連投したりしてたのに、なぜ数を誇ってしまったのか。チョコワVSスフィンクスか?
大事なのは論でした。なぜAIを規制すべきなのか?なぜAIのみを規制すべきなのか?なぜ人ではなくAIを規制すべきなのか?
というのが必要だったんですが、集められたコメントの殆どは感情に任せたお気持ち表明。
中身のないものをいくら送った所で数にならないわけですよ。
チョコワVSスフィンクスの例えがわかんないので調べたけど、ワサビ味の話が出てきて余計わかんないんだけど、本筋とは関係ないので後回し。
なお、このパブリックコメントの結果PDFについての論評である。
パブリックコメント募集時のページはこちら。
この中に募集要領のPDFがある。面倒なので画像で引用。
パブリックコメントの結果について(PDF) を見ると、上記募集要領(PDF)の各論点(1)から(3)までの全393件について意見と事務局の考え方が並んでいる。(4)その他の論点無かったんかい。普通、このようなパブリックコメントの募集だと、事務局側が想定していなかったような論点があったりするので、(4)があるんだけど。
Note記事に指摘されるように、募集要領(PDF)の備考にあるように、数を送っても意味無いしコピペ回答になる場合が明記されているのに、
「2万も送られたのだから反映されてしかるべきだ!」
とかアタマオカシイだろ。書いてあるじゃん。最初から。読めって。
ハサミや包丁は人に突き立てると殺傷能力があるから規制すべきって話に例えると、製造や所持段階から規制してしまうと全ての人による衣服の手作りや補修が否定されてしまうし、機械で製造した食品をそのまま食べる以外の食事ができなくなる。なので、ハサミや包丁はその正規の目的において所持・使用は全く規制対象外で購入も容易である一方、銃刀法や警官の職務質問等において武器としての使用目的と目される場合は規制したり取り締まったりできる建付けになっている。
法をどういう建付けにしますか?って聞かれて「存在がダメダ~」とかしか書かなかったりしたら相手にされないだろ、常識的に考えて。
コピペ回答も多い2万の意見が393件にまとめられ、2月12日に締め切って2月29日にはこうやって発表したわけで、文化庁の担当者さんや外注された企業の皆さんお疲れさまでしたって感じかな。まず最初にゴミ箱行き分類からか。