こんなツイートを見掛けた。
車の設計開発をやっているみんな、聞いてるかい?
— こじひで (@fyozz) 2022年11月28日
二度とこんなパネルを設計したらだめだぞ! pic.twitter.com/SKAZsJDDrn
これは酷い。漢字で書くくらい酷い。何が問題かというと、
- ドライバーが視線を送らなければならない場所にタッチパネルのエアコンのスイッチ類
- しかもシフトレバーの先なので、シフトレバーの位置や体格によってシフトレバーの陰になる。
である。
エアコンのボタン・スイッチ類は触らない時は全然触らないけど、走りながらでも設定を変えなきゃいけない時がある。たとえば、ガラスが曇ってきたとか、前を走る車が臭いとかw。特にガラスが曇ってきたときは安全に関わる。最悪窓オープンでも曇りは取れるけど、大雨とかだと曇る→窓開ける→曇り取れる→窓閉める→湿気を取り込んだのでますます曇りやすいみたいな悪循環になる。
これでも、音声ナビで全部なんとかなるならこの位置でもいいけど、軽自動車なのでそれも難しい。
また、コレ故障したら修理じゃなくてアッセンブリー交換になるのは容易に想像できる。カーディーラーの整備部門や自動車修理工場の整備士は自動車整備のプロではあっても、電子部品のプロではないのでケーブルとかコネクタとかアッセンブリーの外に出てるところ以外の修理が難しい。
作る側としては、物理のボタンやスイッチは組付けまで考えるとこの手のタッチパネルよりも高くなる。安さが求められる車ではますますタッチパネルが多用されるだろう。
スマートフォンがタッチパネルで良いのは手にして視認しながら操作する機器だからで、車載のしかも安全運転に関連する装備は、その関連度合いによらず物理ボタン・スイッチか、タッチパネル式なら音声操作可能であることが求められる。顔のジェスチャーで動作する車もあったはず。とにかく視線を運転に向けさせなければいけない。