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てきとーに生きている奴の日記

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世の中にはわざとじゃなくぶつかりまくる人もいる #わざとぶつかってくる人

#わざとぶつかってくる人 がTLに頻繁に流れてくる。いるいる。オレの場合、反撃できなさそうな女性・子供ではないので、そんなにひどい被害は無いが。

 

一回、歩きながらチラっとスマホを見たら、前から歩いてきた1.5mから2mくらい離れていたジジイがショルダータックルで向かってきて、見えているからよけたら変な声を発しながらオレの左後方のフェンスにぶつかったのは笑った。盛っていない事実なので、 #わざとぶつかってくる人 は確実にいる。

 

今回は「わざとじゃないのに」ぶつかりまくる人について。

 

まず、他の人にぶつかるからには周りにも色んな方向に歩いている人がいる。歩道などの場合、大体左寄りを歩くなどの流れができている。日本の車両は左側通行ということになっているので、歩道内も左側の歩道でも右側の歩道でも左寄りを歩く方が、全体最適である。一度、左側の歩道で路地や敷地への進入車両を確認してみればわかる。

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人間の視野角は左右には一般に90度から100度ということなので、後方から来る左折車を確認するために真横(右)を見た時に、これだけの差が出る。道交法では車両の側に注意義務・徐行や一時停止の義務があるが、ぶつかると痛いのは人間側なので、イケると思って突っ込んで来るような車両は避けた方が安全である。

また、自分のすぐ右側を車両が後方から来るシチュエーションは気持ち悪い。

 

同様に右側の歩道でも、路地から出てくる車を考えた時、左寄りを歩いていれば見通しが悪い場合も右寄りを歩くよりも早く視認しやすいが、右寄りを歩いていると建物などが途切れた時点からしか視認できない上に車に近い。路地が両方向通行なら車両は左側を走る法規になっているので。

 

なのでどちらの方向に向かう人も、指定が無い限り自然と左寄りを歩く方が多くなる。

 

あと、歩行者の通行方法は道路交通法第十条に規定されている。

第二章 歩行者の通行方法
(通行区分)
第十条 歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯(次項及び次条において「歩道等」という。)と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄つて通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄つて通行することができる。
歩行者は、歩道等と車道の区別のある道路においては、次の各号に掲げる場合を除き、歩道等を通行しなければならない。
一 車道を横断するとき。
二 道路工事等のため歩道等を通行することができないとき、その他やむを得ないとき。
前項の規定により歩道を通行する歩行者は、第六十三条の四第二項に規定する普通自転車通行指定部分があるときは、当該普通自転車通行指定部分をできるだけ避けて通行するように努めなければならない。

簡単に要約すると、「歩道や路側帯が無い道路は右側を歩け、歩道や路側帯がある場合は歩道や路側帯を歩け、自転車通行指定部分はできるだけ避けろ」である。左側の歩道や路側帯を歩いても右側の歩道や路側帯を歩いてもいずれでもいいし、歩道や路側帯の中のどちら寄りを歩けという規定も無い。

 

これが道路は右側を歩けという解釈だと、ご近所付き合いも大変である。歩道があっても左隣に回覧板を持っていく時、家を右に出て、横断歩道があるところで逆側の歩道に渡り、左隣の家を向かい側の歩道で通過した後、横断歩道を渡って左折してようやく左隣の家に到着ということになる。いくらなんでもそんなバカな法律を作る奴はいない。

 

先に書いた話は、自分や他人の身を守るために全体最適を考えると、左側の歩道を歩く時も右側の歩道を歩く時も歩道内の左寄りのほうがいいという話(私見)であって、法律的にはなんの拘束も無い。

 

あと、難しいのは横断歩道で、色んな方向に行きたい人が交差するので、うまく流れを見出す必要がある。

 

ここでタイトルの話に戻る。上記のようなわけで、考えての結果(オレみたいに変な奴)か本能的になのか左寄りを歩く人が多い状況が多いわけだが、歩道内にはこの流れに乗れない人たちが一定数存在する。そのため他の通行者にぶつかりまくる。パターン的には下記の5パターン。

  1. 絶対に建物寄りを歩きたい
  2. 絶対に右寄りを歩きたい
  3. 絶対に真ん中を歩きたい
  4. とにかくまっすぐ歩けない
  5. 向かう方向に近い方を歩きたい

身体的事由で手すりがある方を歩きたいとか、杖や車椅子やセニアカー、その付き添いの人のように簡単にどっち寄りとか変えられないとか、そういう人は健常な人が避ければ済む話(というか積極的に気を使うべき)なのでいいとして、健常者の範囲内の人が普通に歩いているのに、上記5パターンに当てはまるという人(あるいはその複合技)が一定数いる。

 

#1は日陰を求めてとか雨を避けてとか天候が理由なら理解できなくはないが、交通量が少ない時にやれという話である。右、右と曲がるからという最短を選ぶのは#5に該当するのでのちほど。

 

#2はオレオレ統計では老人やおばさんに多い。一度、右側の歩道の左寄りを歩いていて、他の人もほとんどどちらに向かう向きも左寄りを歩いていて、オレの左側には10cmも隙間が無い状況で、オレから見ると右から前を横切って左側に入ろうとするおばさんがぶつかってきて(あ、#わざとぶつかってくる人 だこの話w )、「道路は右側でしょ」と言われたことがあった。いやおばさん、道路の左側歩いているやんww。オレの前の人たちとすれ違う時も、避けたり避けさせたりだったが、オレの時に突っ込んで来るとはw多分、全日本道聞かれ選手権があったら上位入賞間違いないオレ、見た目で避けてくれる奴と思ったんだろうけど、流れ的に避けたら避けたで他の人に迷惑が掛かる状況だったので、BBA……じゃなかったおばさんが左に寄るべきと思って避けなかったんだが。

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歩道内に限って言えば、老人とおばさんは右傾化が激しい。多分、道交法を読まずに「道路は右側」と思い込んでいるに違いない。避けさせたりぶつかったり避けたりでまっすぐ歩けない人になるわけだが、不合理だとは思わないんだろうか。

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 「道路は右側」と思い込んでいる老人やおばさんは認知症が始まっているってこと?

 

#3は多分歩道の真ん中を歩くことでしか世間に存在を示せない悲しい人なんだなと思っているのだが、邪魔である。いずれかの向きの通行量が多いとか、追い越しが発生したときとかに邪魔である。通行量が少ない時に左寄りの端を歩くのもおかしいが、歩道内は速度が違う人が同じ方向の後方からも前方からも来る。少し左にオフセットして歩いていれば左に寄りやすいし、早い人や対抗の人も避けやすいのだが。

自動車専用道路でも、片側三車線で真ん中をゆっくり走るタイプなんじゃないかと思う。ゆっくりなら一番左が路側帯がエスケープゾーンになるから安全なのに。

 

#4は歩きスマホとかでも多いのだが、歩道上で見ていると、歩きスマホでも酔っているわけでもなさそうなのに、三半規管の病気なんじゃないかというくらい、左右にフラフラとレーンが変わる人がいる。どこを見て歩くとそうなるのか、オレには分からない。

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歩いている時に左右にフラフラする人もこういうことなんですかね? 

 

#5は知らない道ならまあ分からないでもないのだが、毎日の通勤路とか毎日の買い物コースっぽいのにこれをやる人がいて、オレには理解しがたい。通行者が少なくてどう歩こうが人とぶつからないのであれば、まあ好きにすればいいのだが、前から来る人にぶつかったり、避けさせたり、自分が避けたり。

しかもである。もう数mで目的地というのであればそっちに寄りたくなるというのは人情として分かる。人とぶつからないように間合いを測ってスラントインしてくれればスムーズなのだが。ところが、ある時点では相対的に行きたい方向は右で、右に曲がった後は相対的に行きたい方向は左に変わるという状況で、右に左に皆さんの流れよりも余分に歩いた上にぶつかりまくる人がいて理解に苦しむ。うまく図が描けなかったが、まあこんな感じで右往左往。アウト・イン・アウトで最短ならまだ気持ちは分かるのだが。

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といったわけで、わざとじゃないのにぶつかりまくる人もいるし、もし自分がそうなら歩いている時に回りの人がなぜスムーズに通行できているのかを見たほうがいい。たかが歩道にもデファクトスタンダードは存在する。

 

 昔、「東京ウォーカー」なる雑誌の存在を知った時、田舎者だったので「東京って歩き方を教えてくれる雑誌があるのか、すげえな」と思った。ウソですけど。

東京ウォーカー2018年6月号

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