話題の指定席問題。ツイート追っていたらきちんとした車掌さんじゃないですか。
新幹線名古屋駅ホームに立って、20:42発新大阪駅行きを待っていたら、目の前にビックカメラ。むらむらと気持ちがわいてきて、何を思ったか、閉店時間をネットで検索(看板に書いとけよ、と思いながら)。21:00閉店と知り、またむらむら。ただちにホームを駆け下りて…(続く)
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
承前)名古屋駅員に「急に用事を思い出したので、これキャンセルして自由席扱いで入場処理してちょうだい、急いで」と浮き足立って頼む。ビックカメラへ三分ダッシュ。ソニーの話題のヘッドフォンZ7を試聴に。買いたいけど、まともな音が出てない。こんな大きなヘッドフォンなのに。私のH3で充分。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
(承前)そんなことを考えながら、最終の新大阪駅行きは何時までだと心配しながら走って戻ってきて、私はいま21:03名古屋駅発新大阪行きの新幹線車中。いろいろなことを知った貴重な20分でした。 pic.twitter.com/Zynyve4Pbn
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
なんてことを書いていたら、急いで乗ったために指定席の空いているところに座ったため、車掌が自由席に移動しろと迫ってきた。来られたら移動ではダメですかときいたらだめだと桑原と名乗る車掌はきつい。だったらお金を払うと3210円払う羽目に。 pic.twitter.com/iYadLL73tP
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
(承前)しかし、指定席券がとれるのであれば、席は新大阪まで空いてるではないか、と言ったら、桑原さんは、ムスッと。「ルールはルール。私がむちゃなことを言っているとは思いますが」と極めて低姿勢に言っても、ムスッと、桑原さん。だから、新幹線は嫌いです。
— 芦田宏直 (@jai_an) 2015, 3月 4
走っている間にも席は売れるんですよ、芦田さん。EX-ICで発券されたICご利用券をお持ちなのにご存じないようですが、EX-ICサービスのご案内|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約にアクセスすれば、駅窓口に行かなくても。のぞみ乗車なら名古屋─新大阪間は京都以外停車無しなので、京都以外で新たに乗ってくる人はいませんが。一応システム上は誰かがその席を買う可能性は否めません。しかも指定席に座るのであれば自由席券との差額負担は当然。
東北新幹線などのJR東日本の新幹線だと検札は来ません、自動改札を正しく通過していれば。車掌さんは廻ってきますが自動改札で確認できていない乗客だけ検札し、確認済みの乗客は目視のみです。寝ている時とか、起こされずに済みます。
システムの作りからすると、JR東日本のほうが顧客志向で正しいし、トータルコストも低く済むと思いますが、今回のようなトラブルが東海道新幹線で多いとすると、JR東海の方法も一理あるかも。
前置きはさておき、わたくしが経験した事例。指定席二重発券?事件に遭遇するまでもちょっと長いストーリーです。
当時(阪神・淡路大震災やオウム事件があった年です)、月の半分は北京、月の半分は帰国という状況でした。あっちの国のある金融システムを構築し、その時点では初期公開機能カットオーバーから半年以上、まだ追加機能などのエンハンスもあり、運用の立ち合いもあり、手が離せない状況でした。オフショアとしての中国ではなく、オンサイトでの中国です。
その時は帰国したばかりだったんですが、わたくしが帰国したあとに発生した問題で、ターンオーバー制で現地にいるわたくしの交代要員は問題を収束できず、急遽「おまえが北京へ行って解決してこい」指令が出ました。移動前日の夕方です。一般には「定時後」と呼ばれる時間帯でした。しかも、そこから日本側で対策会議などもあり、帰ったのは終電後。当時、玉川学園前駅徒歩12分(町田市:神奈川県ではない)に住んでいたのですが、家が近い部長(おまえが行けと指示した親分です)のタクシーで送って頂き、帰宅した時点で3時過ぎ。
月1回は行き来するのでわりとすぐに荷造りも済んで軽く睡眠。10時ちょいの北京行に乗るので自宅スタートはまだ暗いうち。国際線の搭乗手続きは60分前に済ませなければなりませんし、出国手続きなどが並んでしまう可能性もある時間帯なので、割と早めに成田空港に到着する必要があるわけです。正確な季節は思い出せませんが、軽装にスポーツサンダルだったので晩夏から初秋くらいだったと思います。
自宅スタートはバタバタながら予定通り。しかしほとんど寝てないのでボーっとしていて、急行への乗継判断をミス。小田急をご存知の方はご存知のように玉川学園前駅は各停のみの停車。出発時間をギリギリに設定していたため、成田エクスプレス(以降NEX)乗車時間に間に合うためには、途中で急行や準急など、新宿に早着する電車に乗継が必要でした。その時は急行に乗る必要があったのですが、準急に乗ってしまい、待ち合わせの都合で新宿発のNEXにギリギリ間に合わないということに途中で気づきました。車内アナウンスの到着時刻アナウンスで。そこで一気に目が覚めました。当時は乗換案内などというものは無く、というか携帯電話も普及前でもっておらず(もちろん携帯電話はインターネットにつながらない)、必死に頭の中で計算をしました。
新宿発のNEXに間に合わないと、新宿から東京駅まで行って成田空港行のNEXか総武線快速に乗車することになります。スカイライナーも考えましたが、新宿方面からでは余裕が無いときには無理があります。
元々予約していたNEXの成田空港着の時間は、若干余裕を持たせていましたが、次のNEXでは少し苦しい感じ、総武線快速ではそうとうギリギリという感じです。計算の結果、新宿駅で乗り換えダッシュ、新宿─東京間の移動は中央線快速、東京駅の乗換もダッシュして乗るはずだったNEXに追い付いて乗れればラッキー、乗れなかったらその時に考えればいいということで旅行鞄抱えてダッシュする準備をしました。降りる車両も乗換を考えて移動です。幸い早朝なので乗客は少なく、車両間の移動は問題なし。
小田急線新宿駅からJR新宿駅へ乗り換えダッシュ、幸いすぐに中央線快速に乗れました。中央線快速で東京駅到着してまたダッシュ。中央線快速は地上3階?、NEXや総武線快速は地下5階です。縦の移動が大変です。最後は旅行鞄を持って階段を駆け下りるより眼の前に来たエレベータのほうが速そうということでエレベータに乗り、ギリギリ駆け込み乗車できました。危険ですから駆け込み乗車はおやめください。
ようやくタイトルの話です。
すでに疲れ果てて指定席に行くと、もうおじさんが座っているじゃないですか。北京に着いたらトラブルシュートのため、徹夜必至なのですぐにでも寝たかったんですが。それどころではありません。おじさんに
「お間違えではないですか?」
と声を掛け指定席券を互いにチェックすると双方間違いなくこの席。二重発券?。しかたないので車掌さんが来るまで待ちました。わりとすぐに廻ってきて、錦糸町通過くらいの時点で車掌さん登場。状況を告げると、車掌さんはわたくしの指定席券とおじさんの指定席券をチェック。なんとおじさんの指定席券、日付違いのものでした。事務の人に代わりに買ってもらったらしいのですが、そこでミスがあった模様。本人なら日付間違いはあまりないと思います。特に海外出張のようなイベントなら。ちなみにわたくしも状況が状況なので、普段は当時のNEXにあったグリーンの一人掛けの席を自分で確保するんですが、対策会議中に庶務のおねえさんに買ってもらった普通車指定席でした。普通車もほぼ満席、グリーンはグリーン個室以外空いていなかったと聞いていました。
さすがMARS、二重発券ではありませんでした。
あっけなく問題は解決。おじさんは車掌さんに連れられて他の空席に案内されていきました。で、その時気付いたのは、「あのおじさんグリーン個室に乗れるんじゃねーの?」ということ。当時のNEXにはグリーン個室もあったのです。座っている人間を立たせ、立っている人間を座らせるのは発券状況からは正しいのですが、差額を払えばグリーン個室を占有できるのなら、そっちのほうがよかったなあとちょっと思いました。まあグリーン個室ではなく普通車の空席かもしれないので、それなら荷物持って歩かずに済むのは助かりますが。
元車掌が語る指定席問題にあるようなパターンにはあまり遭遇したことはありませんが、何度かは自分が買った指定席を暖められていたことがあります。でも上記のように二重発券?みたいな事件は今までで一度きり。
北京に着いてからのトラブルシュートはうまくいき、徹夜は回避。本来休むはずだった期間なので、翌日もあれこれ段取りや指示をして北京2泊で日本へ。
あまりに濃い体験で嘘くさいのですが、自由席と指定席ではそんなに差額は大きくないので、差額を払わずにグダグダ言うのはかっこわるいと思います。
あと、努力の「努」は「女」の「又」に「力」と書くのでエッチな文字だと思います。