有楽町の火災は大変ですね(挨拶)。
高血圧で脳内出血やらかした人間としては、血圧のコントロールが大切。と言っても病院が年末年始休みの間は、下げるのは服薬頼み。なので、上がったら安静しかない。そういうわけで日に何度も測って記録を残しやすい血圧計を選定した。
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今回買ったのはOMRON HEM-6310F。手首で測る形式。これはオムロンの手首式の中では上位のモデルで、手首の角度やカフの巻具合のチェックが分かりやすい。明日、病院にも持って行ってこの機械でいいかは相談してみる。病院で上腕で測るのとの差分を知っておく必要もあるし。なんでこれかというと、上腕式には大きく2種類あって、腕を差し込めばいいやつは高価で置き場所を必要とする。自分でカフを巻くタイプはそんなに高価じゃないけど、巻くのが難しい。今、母が居候しているので置き場所を確保できない。ということで簡易なHEM-6310Fにした。
このHEM-6310FにはFeliCa/NFCが付いていて、データの吸出しができる。本体には2名分×90データ蓄積。これなら記録を残しやすい。とりあえずデータの吸出しは専用のAndroidアプリか専用のUSB接続型通信トレイHHX-IT3が必要。まだHHX-IT3は買ってない。この値段なら買った方がいいような気がしてきた。ちなみに手持ちのパソリRC-S320では反応しなかった。
今は、htc Jに専用アプリを入れてデータの吸出しをやっている。HHX-IT3を買った方がいいような気がするのは、コレ結構面倒だから。
アプリを起動してhtc JのFeliCaポートと、HEM-6310Fの×印を近づける。形状的に難しい。カフが邪魔。
さらに腹が立つのはこんな謎仕様。意味が分からない。
うまく位置合わせできると転送が始まる。終わるとグラフ表示。このデータは、ウェルネスリンク - WellnessLINKにも反映される。ウェルネスリンク側のログインとかは割愛。Androidアプリのログイン情報を使ってそのままアップする。
PCでサイトアクセスするとAndroidアプリよりも見やすい(当然だな)。これを見ると、買い物に出てヤバいと2分で引き返した12/30が高いことが分かる。ただ、グラフだと1日分を平均しているので使い物にはならない。こういうデータで平均しか使えない奴は本当に死滅すればいいのに。算数で平均習いたての小学生かよ。中高で習う数学は無視か?
なお、表示期間を変更できるっぽくなっているが、この血圧のグラフでは時間単位も選択できるが、下図のようになる。選択はできるが表示できず。なにこの仕様w
ということで生のデータを見たい。そういう機能はある。ホームのボタンを押して「測定記録・メモ」をクリック。
すると各計測データを見ることができる。結構何度も計測しているが値のボラティリティからすると、これをざっくりと平均だけで表す危険性も分かると思う。
平均の問題はグラフのほうだが、このページの問題は別にある。右のほうに服薬と手書きメモの欄がある。ここは日に1つしか入力できない。血圧の服薬は朝一回が多いとは言え、複数回という日が無いわけじゃない。メモは朝一回目のところにしか入らないので、なんで血圧が高い計測時間があるのかとかのメモができない。ということで、このページのままでも使えない。
右上に[ファイル出力]リンクがあるのでクリックしてみる。CSVだがあえてテキスト表示。
ということで、ようやく使えるデータっぽくなったが、多分これをEXCELに読ませると、改行コードの扱いまでを設定する必要があるはず。計測日の先頭のみ項目数が多い。服薬分と手帳メモ分の項目が計測日先頭行のみにある。オレだったらこの仕様でGo出したバカをこの仕事から外す。向いてない。どういうデータを計測しているかの認識がない。どういう人が使うのかが考慮されていない。
上でもグチっているので重複するが、血圧グラフが1日の平均のみである危険性を認識していないのは、このビジネス的には相当ヤバい。朝起きてすぐとか、何かのイベントの後とか特異な高値に意味があるのであって、平均にはほとんど意味が無い。オレが救急搬送されている時も、上は200mmHgを超えていたらしい。12/30夕方、ヤバさを感じて2分で帰宅したときも162/93mmHg。特異的に高い。
ということで、HEM-6310Fによる計測そのものは使いやすい機器ではあるが、データの蓄積面では、このウェルネスリンクを利用しつつも自分でデータ処理できるリテラシが必要という、すごくバランスの悪い結果。医師に相談して、もし不適切ならこれじゃない奴を買うつもり。
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