こんな記事が流れてきて違和感を覚えた。
年金支給年齢が上がっているので、否応なしに職業人生は長くならざるを得ないわけだが、まあそこはいい。年金の話を書くわけじゃないし。いや、このタイトルからおかしいから全体的におかしいのかもしれない。
でも出てくる例が41歳と43歳。完全にロスジェネ世代。
【優秀な人材が多い】
就職氷河期といわれる時代に就活をしていたため、厳しい競争を勝ち抜いてきた人が多いと考えられます。
大企業が採用を減らす中、希望の企業よりランクを落として就活を行ったという人も少なくなく、他の世代と比べても優秀な人材が多いといえるかもしれません。
オレの実感としてもこの通り。自分でビジネスをするでもなく、ずっと非正規にとどまっている人には会う機会が無いのでよくわからないが、企業内にいる人も自分でビジネスをやっている人も概して優秀。そりゃ就職から鍛えられているし、企業内では上のバブル世代が多くいるせいで使えない人材も相対的に多いので、少数精鋭のロスジェネは優秀にならざるを得ない。
先の記事の41歳の例では係長ということなので、確かに選抜からは漏れた人材だと思うので老害でも仕方ない。
「ことあるごとに『俺がお前くらいのときは、お前の5倍働いていた』と唾を飛ばしながら言ってのける41歳の係長。経営環境がシビアになり、マルチタスクが当然のように求められる今と係長が若手だった15年前。どちらの仕事がより負担が大きいか、真っ当な人なら比べるまでもないはず。ただただ不愉快」(27歳・メーカー)
40歳を過ぎて初老だしな。
でもこんな人、オレが20代のころ20代から30代の先輩にもいたよ。実害食らってたし。
で、今回の話で言うと「増加した」っていえるほどの話とは思えない。