いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


ポジションは役割に過ぎないんだから昇格させればなんとかなるだろ

これを見てそう思った。

いくつかポイントになるツイートを引用しようと思ったが、このアカウントは鍵を掛けてしまったようなので、上記togetterを参照頂きたい。というか、自分でセルフまとめ作って、後から鍵を掛けても、まとめを非公開か消さない限り残り続けるtogetterという図式。なんでこんなことしているんだか。

 

タイトルに対してツイート主兼まとめ主は、「若い人」より「氷河期世代・ロスジェネ」に目が行っているツイート。

 

コメント欄は色々並んでいるが、このエントリを書くきっかけは、このコメント。

肩書きだけ昇進させれば中堅社員になるとでも思ってるのかな? 学生さんかな?

オレは思っているよ。昇格したその日には無理だけど。組織作ったこと無いのかな?

あと、ごっそりいない中堅社員の代わりに若手をそのポジションに就けるのは、肩書だけの昇進じゃなく、昇格でなければならない。昇級・昇格じゃなく昇進だけでは、そりゃうまくいきませんって。金ケチるな、きちんとエンパワーしろという話。

 

実際問題、中堅正社員が不足した時期は何度もある。例えば、バブル期、高度成長期、太平洋戦争の戦後直後など。バブルや高度成長期は企業や業種・業態の急激な伸びに、人材の育成が追い付かなかった。戦後直後は、バカな戦争バカな徴兵のせいで、働き手になる世代がごっそりいなかった。

 

で、若い世代をそれなりのポジションに就けることで、ビジネスは動いていった。ある年齢になるまで中堅社員になれないなんてことはない。今は大企業になっているけど、ホンダやSONYなどもそういう歴史を持っている。

 

現在でも若い経営者のベンチャーなどでは、社員の年齢層も若く、若いうちにどんどん上のポジションに就けて事業を拡大していたりする。ワンマン経営だとワンマンの経営者の能力が企業の成長の限界となるが、きちんと組織設計してきちんとエンパワーしていけば、経営者の能力を超えてどんどん伸びる。

 

それが中堅層がごっそりいない現在の中堅企業・大企業だからと言って、うまくいかないという理由は無い。ポジションは役割に過ぎない。そのポジションをこなせるかどうかは個々の資質だが、そのポジションに就けば、否応なしにそのポジションで起こり得る様々な状況に遭遇し、それらを乗り越えていくことで、結果的にはそのポジションの役割を果たすことになる。

 

正直、就職氷河期組できちんと就職できた人たちは総じて優秀だし、就職できずにチャンスに恵まれなかった人たちの中にも、チャンスに恵まれれば「優秀」という評価を得るだけのポテンシャルを持つ人たちはいるだろう。

でも、現状の組織ということで考えると、就職できずにチャンスに恵まれなかった人たちから選抜するということは、積み重ねが必要な部分の職能に問題がある。年齢が合致するからといっても、それこそ急にはそのポジションに合った働きができる保障はない。それなら、内部に何年かいた若手のほうが手っ取り早い。

 

組織の中では「優秀」になる可能性を持っていても、その組織が与えられなかったばかりにワープア化した人たちには悪いけど、就職に失敗した時点で何人か仲間を集めて起業しなかったのは本人たちの問題。起業で失敗したほうが色々得られたはず。成功するに越したことは無いが。就職に固執することでマイナスのスパイラルにはまってしまった。

 

あと、逆の考え方もできる。少子高齢化が進む日本、長く働きたいという人に長く働いてもらえばいい。若手が育つまでもう少し長く頑張ってもらう方法である。もちろん、「老害化」を避ける制度設計は必要だが。

 

現状ですぐには労働流動性は上がらないのに、「労働流動性ガー」って言っても自社の問題の解決にはならない。色々制度設計やリカバリー方法を用意する必要はあるけど、若手を昇格させりゃいいじゃん。

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 この手のお祝いと言えば胡蝶蘭

 

と、入社2~4年目にバブル期を迎え、若造のくせに数10人動かすはめになった奴は思う。なんとかなるって。

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