横断歩道を渡っていたら信号機の制御箱にこんなのが貼ってあった。
Office Lensで切り抜くとこうなる。
調べてみた。こんなPDFが見つかった。
また、こんな記事もある。
警察庁は22日、交通量を事前に予測し、信号機の表示サイクルを適度に調整し、全体の流れを良くすることで渋滞発生回避を図る「プロファイル信号制御方式」を採用したハイテク信号機を2006年度から導入することを決めた。モデル事業として全国2地域を選定し、効果測定を行った後に本格導入する方針だ。
意外と新しい。信号を変えるタイミングを可変にする仕組みはもっと昔からやってるものと思っていた。もう少し引用する。
従来の信号機制御では、表示サイクルが一定の「固定型」、ラッシュ時にのみ表示サイクルを変える「タイマー式」、幹線道に導入され、管制センターのオペレーターが交通量を判断して、遠隔操作で表示サイクルを変える「パターン選択方式」の3つがあった。
そうか、可変だと思っていたのは主に「タイマー式」「パターン選択式」だったのか。これならその交差点を通る時間帯などで待ち長いなあとか、なんかスルスル抜けていくぞとか思っていたことの説明が付く。
なお、この信号機はランドマークタワーと横浜美術館、三菱重工ビル間の丁字路にある。そもそも、パシフィコ横浜でビッグなイベントが無ければあまり混まない場所である。イベント終了後の搬出でバカ混みする。次の交差点には首都高みなとみらいIC直結なので、すごく混む。
翌日周囲の信号機も見てみると近辺の信号機にも貼ってあった。1つの信号機だけでは意味が無いシステムなので、みなとみらいのあたりにはプロファイル信号制御に組み込まれた信号機があるんだろう。今度、もう少し離れたところも見てみたい。
モデル事業として全国2地域を選定し、
ここがその1つなのか?掲示物を見ると「全国で初めて」て書いてあるから多分そうなんだろうな。
警察庁の資料は昨年の物だけど、どの程度普及しているのかわからない。2018年の記事を見つけた。
プロファイル信号制御はいくつかの地点で実証実験が終わっており、2011年度から本格的な導入が進んでいる。実証実験では、目的地に着くまで約10~15%ほど時間短縮できることが認められた。
スピード違反で反則金・罰金を払わせるなら、警察のせいで交通渋滞が起きたら警察が罰金を払うべきという持論を持っているけど、これなら警察由来の渋滞は発生しにくいだろうな。