オリンピックが終わった。先行して開催され先行して終了したUEFA EURO 2020。有観客どころか満員だったハンガリーの感染状況が分かったので、ハンガリーの状況を見てみる。
これは6/19(土) 現地時間22:00ハンガリー・ブダペストでの試合。なお、EURO2020では各会場ごとに上限入場者数が決められており、ブダペストは満員OK。一番少ない会場は25%だったかな?50%くらい入場していればまあまあな感じの埋まり具合。
EURO2020ハンガリー/フランス
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) 2021年6月19日
6万人マスク無し pic.twitter.com/75Ez0DENpX
ハンガリーでは1日平均52人の新規感染者が報告されている。ピークだった3月26日の1%になる。
つまりスタジアムを満員にしても感染拡大にはつながらなかった。
ワクチンの接種状況はこちら。
ハンガリー、日本、USA、世界で比較。上のグラフは2回接種完了で比較。下のグラフは1回だけ2回接種の積算。
ポップアップさせてみると全体では約6割。もう、打ちたい人、打てる人は上限なのかも。1回だけの人の割合がすごく低い。
一方の日本。全体では5割に近づいているが、1回だけの割合が大きい。まだまだこれからである。
ハンガリーが本当にCOVID-19に強いのかと言うと3月末にはこんなニュースが出ている。
人口980万人のハンガリーではこの1週間で死者数が41%超増加し、25日には過去最多の272人が死亡した。人口10万人当たりの直近7日間の平均死亡率は世界最高の15.7で、チェコ(12.7)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(12)、スロバキア(10.5)、ブルガリア(10.5)を大きく上回っている。
(中略)
つまり強さの理由はワクチン接種率の高さだったという話。ただ、ハンガリーの人口、東京都以下なんだな。日本政府にはできないけど、人口比で考えると日本の約1/10の人口を持つ東京都から同心円で重点的に接種率を上げる策が良かったのかも。
そしてこんなニュースも。
ハンガリーはもう普通の生活に近いかもしれないけど、日本はまだまだヤバい状況なんで、δ株持ち帰らなきゃいいが。