色々試してみたCloudReady。モバイルPCとして役に立つのか立たないのか。あくまでも個人的な好みで考えてみた。
これまでの流れ
手元にあったUSB3.0の8GBのメモリでインストール用に作成し、起動や動作確認を行った。そして、Linuxを起動できることが分かり、Linuxを起動しLinuxにあれこれインストールしてみた。また、Chromeにも拡張機能を入れてみた。
結局LinuxとChrome拡張だけでは物足りず、AndroidにチャレンジするもVMは起動できず。様々なAndroidアプリ起動法を試したが結局全滅。
また、USBメモリからのブート状態でUSBメモリが8GBではLinuxを起動できないため、USBメモリの16GBも用意したがLinuxを起動できなかった。マシンが古くて遅いのにHDDでは加えて遅いのでSSDを追加購入してみた。
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結局使えるのか?
結論
ガチでWord,Excel,PowerPointを作成・編集する日じゃないこと、他のPCをリモート操作しない日であることが条件で使える。
メール
弊社の社用メールはG Suiteなので、Gmailにログインできれば送受信可能。CloudReadyはブラウザがあるので問題ない。
リモート操作
ChromeOSに対応しているというAnyDeskだがアプリの実態はAndroidアプリだった。Linux版は動かなかった。そのためAnyDeskは使用できない。
Chrome Remote Desktopは使えるので、その気になればリモート操作は行える。
ファイルの共有
OneDriveもGoogle Driveも使えるので、他のマシンとファイルの共有は行える。
Office Suite
Google AppsやOffice Onlineで良ければ問題ない。Officeのネイティブアプリじゃなきゃという時はちょっと辛い。
エディタ
LinuxにインストールできるエディタならなんでもOK。VS Codeを入れた。
Slack
Linux版があるので普通に使える。
では弱点はなんとかならないのか?
実はVirtualBoxにWindows Server 2019のスタンダード版を入れた。普通に動く。
なぜWindows Serverかと言えば、デスクトップ部分はWindows 10ベースでサーバに不要な余分な機能が無い分軽いから。もっと速いマシンならWindows 10でもいいのだがThinkPad X220にはちょっと重い。お試しなのでWindows Serverにした。インストールも速いしね。正規ライセンスにするなら価格的にWindows 10にせざるを得ない。
あとはOfficeの正規ライセンスでもあれば、VMな分ちょっと重いけど問題はない。Office365Soloあたりだろう。
CloudReady一本で行けるという判断ができるなら、P2VでOfficeインストール済のWindowsを移行する。それなら追加コストは発生しない。
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ThinkPad X220のWindowsがインストールされているSSDには、正規ライセンスのWindowsと正規ライセンスのMS Officeが入っているんだよねw。今の状況ならSSD差し換えてブートすればノンストレスな環境になるww
まとめ
ガチで作成編集する時にはWindowsにするのは間違いない。多分、「PC使うかな?」
くらいの時ならCloudReadyで問題ない。
あと、ChromeBookが安く手に入るならChromeBookを買えばAndroidアプリが動くのでMS Office問題やAnyDesk問題は発生しない。あくまでこれはCloudReadyがAndroidアプリをサポートしていないことによる問題である。
CloudReadyそのものは軽いのでWebアプリ等のコーディングやテストには十分使える。LinuxにVS Codeでも入れてXAMPPとかnode.jsとか動かせばいいので。古いPCをモバイル用お手軽コーディングマシンにするのには向いている。モバイル用じゃなくても子供用におさがりにするにも最適。