リモートデスクトップサービス(Remote Desktop Service:RDS)をインストールしようとして失敗した前回。
今回はGUI無しでも問題なく動くであろうHyper-Vを入れてみようと思う。このServer CoreはVMware Workstation Playerで動いているんだけどw
目次
Hyper-Vのインストール
Windows Server Coreの役割や機能をWindows Admin Centerで参照する。使用可能である。
早速選択して☑を入れる。
「役割と機能のインストール」ダイアログが表示される。
「必要に応じてサーバーを自動的に再起動する」にチェックを入れ、[はい]をクリックする。メッセージが表示される。
しばらく92%から動かなかったが、もう一度インストール操作をすると完了メッセージが出た。92%のメッセージが残っている。
もちろんインストール済になっている。
Hyper-Vを使ってみる
PowerShell ISEが必要らしい
コマンドが分からないのでMicrosoftのリファレンスを参照。
- Windows の [スタート] ボタンをクリックし、「PowerShell」と入力します。
- 次のコマンドを実行すると、Hyper-V PowerShell モジュールで利用できる PowerShell コマンドの検索可能な一覧が表示されます
Get-Command -Module hyper-v | Out-GridView
ところがWindows Admin CenterのPowerShellを使うと「リモートセッションでは使用できません。」と怒られてしまう。
そこでマシン側でPowerShellを起動しコマンド入力。今度はPowerShell ISEが必要らしい。
説明を見てみる。
Windows PowerShell ISE を開始するには
[スタート] をクリックし、 [Windows PowerShell] を選択して、 [Windows PowerShell ISE] をクリックします。 代わりに、任意のコマンド シェルまたは [実行] ボックスに powershell_ise.exe を入力することも可能です。
コマンドを入れてみた。
無いらしい。しかも、
owerShell ISE は、アクティブな機能開発の対象ではなくなりました。 Windows に付属するコンポーネントとして、セキュリティや優先順位の高いサービスに関する修正プログラムが引き続き公式でサポートされます。 現在、Windows から ISE が削除される予定はありません。
PowerShell v6 以降では、ISE はサポートされていません。 ISE の代替をお探しのユーザーは、PowerShell 拡張機能と共に Visual Studio Code を使用することをお勧めします。
だそうだ。Server CoreのPowerShellはバージョンアップしていないので5.1であるが見つからないのなら仕方ない。
Windows Admin Centerで接続し直したら「仮想スイッチ」「仮想マシン」が現れた
役割と機能のインストールでは再起動が掛からなかった。そのままでは「仮想スイッチ」「仮想マシン」は追加されなかったが、接続し直すと追加されてた。
Windows Admin CenterでOSをインストールする
「仮想スイッチ」「仮想マシン」が追加されないからPowerShellでいいやと思ったのが間違いだった。元々の検証目的に沿ってWindows Admin Centerを使ってOSインストールを行う。今回は軽量LinuxであるArch Linuxをインストールしてみる。すでにPC側でダウンロードし、NAS経由でコピー済のところからスタート。そういえば、Windows Admin Centerでファイルコピーできるんだった。
仮想スイッチの追加
仮想スイッチが無いので作成する。今回は適当。
問題無さそう。
仮想マシン作成
第1世代で作ってみる。入れ子に☑。
記憶域を追加し、OSのインストール用にISOを指定。ISOは画像ファイルじゃねーよ。Image Fileの直訳なんだろうけど。
[作成]を押してみる。メッセージが出た。
そして正常に作成されましたになった。
まだ作成されただけのようだ。
Arch Linuxのインストールは失敗
人生初のArch Linuxのインストール(Dockerでは使ったことあるはず)、Hyper-Vとは思わなかった。電源を入れる。
失敗w
イベントを見る
色々確認していく。Windows Admin Centerでイベントを探す。これ?
詳細を見ても分からない。
20144で調べてみる。2度起動してみて同じイベントIDなので20144で間違いないだろう。
The problem was with the virtual switch and has since been resolved.
仮想スイッチが悪いって書いてある。
仮想スイッチをもう1つ追加
仮想スイッチをもう1つ作って入れ替える。今度は外部にする。
内部を作った時にはすぐにできたのに、時間がかかって失敗した。
仕方ないのでプライベートを作成する。
今度は作成できた。
仮想スイッチを変更
仮想マシンを設定で開く。
ネットワークを開く。
Privateに変更。
変わらず。
ネットワーク無しにしてみた
NICを削った。
起動してみるも、やはりダメ。
入れ子だからか?
VMware Workstation Playerの上にServer Coreがある。そこでHyper-Vを使うので入れ子である。
うーん。
手詰まり。BIOS設定でONにしているはずなのに未対応判定。
あきらめる
うーんわかんない。インストールは一度諦める。vhdxファイルが作成されていることは確認した。
Powershell でも確認。
Hyper-Vの操作はでき、vhdxファイルもできている。役割と機能としてはインストールできているのは間違いないし、Windows Admin CenterからHyper-Vの作成操作ができることも確認できた。
ひとまずHyper-V マネージャーで操作しようとしたが
なんでこううまくいかんのか。Hyper-V マネージャーでServer Coreに接続しようとするとこんなダイアログが表示される。
そこで調べてEnable-WSManCredSSP -Role Serverを実行。
しかし変わらず。
結論
ということでHyper-Vで使うにはちょっと不便という結論。VMじゃなきゃエラーにならないんだろうけど。
PCは余っているので実機でServer Coreマシンを作るという手はある。