いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


VMwareでVMのNICが10Mbpsになってしまったら

ホストのOSはGbEなのに、なぜか10Mbpsで接続するVMwareのゲストOS Ubuntu 18.04。

f:id:shigeo-t:20181003084137p:plain

 

設定はブリッジで、実NICのみの指定にしている。ちなみにVirtualBoxNICにチェックが入っているときちんと通信できないので、必ず外すこと。

f:id:shigeo-t:20181003083837p:plain

 

在庫を見てみるとUbuntu 16.04のNAT接続のVMもあった。

f:id:shigeo-t:20181003084404p:plain

起動してみると1Gbpsで接続されている。

f:id:shigeo-t:20181003084604p:plain

 

そこで18.04のVMもNATにしてみた。しかし、10Mbpsのままである。ということはブリッジ接続かNAT接続かではなく、Ubunutu 18.04にVMware Workstation Playerが対応できていないということである。

f:id:shigeo-t:20181003090049p:plain

 

実はVMが低速接続されてしまう時には、.vmxファイルにある起動パラメタに1行追加すればきちんと1Gbpsになる。

  VMware Knowledge Base

作成している仮想マシンに適切な次のネットワーク アダプタのみが、[ネットワークの選択] ウィンドウで利用可能な構成オプションです。

  • Vlance: AMD 79C970 PCnet32- LANCE NIC のエミュレート バージョンです。ほとんどの 32 ビット ゲスト OS(Windows Vista 以降は除く)で利用可能なドライバを備えた旧型の 10 Mbps NIC です。 このネットワーク アダプタで構成された仮想マシンは、すぐにそのネットワークを使用できます。

(中略)

  • E1000: Intel 82545EM ギガビット イーサネット NIC のエミュレート バージョンです。 この NIC 用のドライバはすべてのゲスト OS に含まれているわけではありません。 通常は Linux バージョン 2.4.19 以降、Windows XP Professional x64 Edition 以降、および Windows Server 2003(32 ビット)以降に E1000 ドライバが含まれています。

早い話がデフォルトのVlanceが適用されると10Mbps、E1000にすれば1Gbpsになる。E1000以外は試していないがE1000以外でもうまくいくかも。設定したいのだが、このVMwareのナレッジベースではパラメタ名がわからない。 

 

探してみた。

  mozueのメモ - 仮想マシン構成.vmx

・ethernet0.virtualDev
 ・Ethernetバイスの種類

  • "vlance"がデフォルト設定で、AMD 79C970 PCnet32 LANCE NIC互換。10Mbps。ゲストがVista以降の場合はOSにドライバがないため動作しない。
  • "vmxnet"はVMware独自。vmware-tools必須だが、その分toolsの更新により機能が拡張される場合がある。
  • ゲストがプレビュー版などの新OSの場合は、toolsがインストールできても正しく動作せず、ネットワークにつながらない原因になることがある。
  • "e1000"はIntel 82545EM互換。1Gbps。古いOSはドライバが別途必要。デフォルトでドライバを持つOSは、Windows XPのx64、Vista以降、Linuxは2.4.19以降。

 

.vmxファイルの最終行にでも

ethernet0.virtualDev = "e1000"

を追加して起動し直せば、しっかり1Gbpsで接続される。

f:id:shigeo-t:20181003085801p:plain

 

仮想NICが複数あるときはethernet0の数字部分をインクリメントすればいいので、2枚目の仮想NICはethernet1となるので追加する行はethernet1.virtualDev = "e1000"である。

VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応

VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応

 
お時間あったら、他のエントリもクリックして頂ければ幸いです。