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奨学金の返済延滞とか自己破産って、結局義務教育期間のお金の教育が足りないのかも

オレも奨学金を受けて大学に行ってた。日本育英会(当時の団体名)から借りていた。奨学金の正式な制度名称は覚えていないが、Wikipediaによると第二種に相当するものだったと思う。

  日本学生支援機構 - Wikipedia

第一種奨学金(無利息)
専修学校(専門課程)、高等専門学校、短期大学、大学(放送大学を含む)、大学院(放送大学大学院を含む)に在学する学生を対象とし、無利息で一定額を貸し付ける。本人の成績及び経済状況により選考される。また学種により、学年や通学形態等で貸与金額が異なる。


第二種奨学金(利息付)
専修学校(専門課程)、高等専門学校(4・5年生)、短期大学、大学(放送大学を含む)、大学院(放送大学大学院を含む)に在学する学生を対象とし、利息付で一定額を貸し付ける。本人の成績及び経済状況により選考されるが、第一種の選考基準よりも緩やかな基準で選考される。また学種により、学年や通学形態等で貸与金額が異なる。

 

結論はタイトル通りなので、このエントリは過去の経緯からダラダラ書いていく。

 

ウチは男ばかり3人兄弟。3人とも私立大学だったが、自営業の父は学費を持ってくれた。そして高校・大学の在学期間が重なる兄とオレは奨学金を受けていた。弟は聞いていないけど、多分受けていない。工業高校から法学部(さすがに法の法ではない)に行くような奴のことは知らんw。

 

オレの場合は幸いオレ一個人にバブルが到来し、繰り上げ返済で完済できた。もう少しオレ個人のバブル到来が早ければ、早期返済による割引が効いたのだが。そして、そのバブル到来前は返済額を規定額よりも少なくした年もあった。ちょい延滞である。0円の年は無かったけど。

簡単に経緯を書くと、

  1. 円高不況時(バブル前)に大企業系子会社に入社
  2. バブル到来時にバブル直結業種担当。客先常駐で徹夜・休日出勤当たり前勤務により残業代増
  3. バブル崩壊
  4. 客先常駐が解かれ、自社で待機&残業0
  5. 半年で客先常駐復活
  6. なぜか海外と往復が始まる(個人的バブル)
  7. 繰り上げ完済

という流れである。就職活動期に住所で選んだ「大企業系子会社」というのも一つポイントで、入社してから会社が大きくなり、東証二部上場、東証一部に市場変更と進んでいる。つまり、賃金面だけで言えば数年来問題となっているブラック企業ではない。一応働いた分は貰えるという建前になっている。

 

同業種の同年代よりも少し多めに給与・手当を貰っていたペーペー時代はともかく、客先常駐が解かれた時は、月の手取りが2万円台の月があって、車をローンで買ったばかりだったので死ぬかと思った。2万円台の仕組みは、元々同業種の同年代よりは多めに貰っていたので、社内預金や財形などの天引き額を多めに設定していた。数か月分まとめて出る常駐手当が前月に出たところで、常駐解除により手当の月割額返納などがありバイト代みたいな支給額。

常駐手当については制度が悪いと思うが、2万円地獄の次の月からは5万円台くらいだったと思う。キツかった。これが6か月続いた。

上司が1年間で半年に1つずつオレと後輩の2名にやらせるつもりだった2つの案件が、顧客都合で半年で2つとも仕上げることになり、問題なく2つを半年で仕上げた結果がコレだよ。そんな無理が効かない奴らは相変わらず案件があり客先常駐。

 

オレの場合、奨学金が早期返済できたのは、単なるラッキーである。個人的バブルの頃、通常でも月の半分は北京にいた。そして阪神淡路大震災の時はカットオーバー直前で、今時分からずっと北京だった。

そして阪神淡路大震災前の、三陸はるか沖地震で実家が被災したのに、帰国もできなかった。阪神淡路大震災と同じく震度6、商売柄壊れ物を扱っているので大損害だったのに。下記エントリの震度5の時でも大惨状だったので、実家の商売のほうの惨状は想像がつく。オレの代わりに東京生まれの従弟が手伝ってくれた。

また、なんとか2月に帰国し帰郷できたときには、実家の水回りの復旧はまだだった。復旧していない家は多く、公衆浴場が混むこともあり、混んでいるところに行くよりはと、風呂に入るためだけに親子で風呂が使える近隣のラブホに行ったw

 

かなり脱線したが、上にも書いた通り所属していた企業は、建前的には残業手当は働いた分出ることになっている。それに出張手当や日当も出ていて、そんなところに出張する人間が少ない時期に作った制度だったので、日当や定額で出る宿泊費だけでも出張中の生活費用よりも多かった。結果的に、上の#4常駐解除時期に自転車操業だった個人の預金残高も、貯蓄と言える形になってきた。給与と残業代が丸々残り、出張手当等で楽々生活だからだ。

「建前」連呼しているのは、この時期多い時は残業・休出込みで200時間オーバーの月が続いたのだが、帰国時に出席した業績会議では、オレのユニットの大赤字で部長による大叱責が続いたため、部下の人の分はきちんと残業を付けさせたけど、オレのは半分に削った。オレのほうが部下の人より実質残業時間が多かったのに、付けた時間はオレ100h弱、部下の人は150h弱という形に。オレの付ける分をもっと減らすと、それはそれで勤務状態としておかしいので、そんな形に。まあ、セルフ残業代カットは焼け石に水だったけど。

この仕事を取ってきてオレに振ったのはオレじゃなくて課長だし、その時の金銭的な契約条件も課長だし、オレたちがプロジェクトに入るときも応援で入ったはずなのに、メインで入ったはずのやつらは傍系で、オレと部下の人がメインになってて勤務実態は20時間/日とか。オレのほうが上司たちを叱責したい状態だった。

 

こんな感じで少し遅れ気味だった奨学金返済は、一気に残額返済。その点では運が良かった。たとえ、自主サビ残であっても。

http://2.bp.blogspot.com/-Rmyr6CSvlRI/VUIJs1D_PQI/AAAAAAAAtX4/oc63SOApVZI/s800/business_service_zangyou.png

 

ようやくタイトルの件に入れるが、現在の奨学金制度については多々問題があり、オレが受けていた時期から悪化しているとも言える。

【名称・制度】

  • 奨学金というなら、そもそも給付型のみを奨学金と呼ぶべき
  • オレが受けていたような返済要・利息付なら学費ローンとか、そういう名称が相当

【経済状況】

  • オレはたまたま円高不況時の就職活動でスタートは低かったが、それでも経済は右肩上がり前提だった
  • 経済が右肩下がりということになると、借りた額と就職してから貰える給与等の比率は、経済が右肩上がりの時よりも悪化するのは必定

http://2.bp.blogspot.com/-ovIBhuLm7zY/VcMlZNvfnqI/AAAAAAAAwbM/dygK8hoCC6k/s800/money_syougakukin_syakkin.png

 

  • 一方で大学の授業料は上昇

 

【お金についての教育】

ちょうどいいツイートがあった。

 毎月の支払が利息充当額分しかなく、元金に届かない返済など、「支払い名人」なわけがない。

 車に興味が無い世代が、頑張ってローンで買うというモチベーションは持たないと思うが、それ以上にリボ払いなんぞをやっていたら、ローンを組む金銭的な余裕は無いし与信も降りない。

 

義務教育時を思い起こせば、金融の仕組みをまともに習った覚えはないし、借金とは何か、金利とは何か、単利・複利についてとか、全く習った覚えがない。

たまたま、長らくいろんな業態の金融機関を担当していたので、商売柄あれこれ知ることができたが、早ければ義務教育を終えれば働くことができるわけで、お金について教えるべきだと思う。

上西議員は炎上狙いなのか天然バカなので構わないことにして、不倒城さんではいいデータを引用をしている。

大学・大学院卒が402.5千円(前年比1.5%増)、高専
短大卒が308.8千円(同1.6%増)、高校卒が288.2千円(同0.5%増)、女性では、大学・大学
院卒が287.8千円(同1.1%増)、高専・短大卒が252.5千円(同1.4%増)、高校卒が207.7千円
(同1.0%増)となっており
笑うしかないくらい明確ですね。「大学に行けない」「大学を卒業できない」ことによって、統計的にこれだけの賃金差が出てしまい、さらにこれが格差の固定につながってしまう。かつ、奨学金の返済も、もとより裕福でない対象家庭にとっては大きな負担になってしまう、だから格差是正の為にも返済不要の給付型奨学金を作りましょう、というのがロジックなわけです。筋通ってますよね。
 

それに対して、「中学から働いたって稼げるから」「本当に勉強したいなら社会に出てからだってできるから」大反対、というのは正直いってわけが分かりません。理解するまでに3段階くらいの思考の飛躍を必要とするレベルです。アングリーバードかよ。

 

就きたい職が大卒前提だったり、大学卒業で資格を取得、あるいは資格取得が大卒/大学の専門課程前提だとすると、大学に行く選択肢しかない。家庭の経済状況はそれぞれだが、奨学金を「借りる」のであれば、返済計画ありきという発想になるべき。

 

高校卒業時点、大学入学時点のオレには返済計画は無かった。自分の借金という意識はあったが。基本的には右肩上がりの経済状況を前提に、なんとなく返せるんだろうと思っていた。早期返済できたのは、上記の通りたまたま運がよかっただけである。

 

本来「奨学金」と呼ばれるべき給付型奨学金の普及については、今議論されているレベル。

  給付型奨学金制度の設計について<議論のまとめ>:文部科学省

 

給付型の普及は必要として、貸付型の奨学金はあってもいいが名称は「学費/学資/教育ローン」に改称してもらいたい。

そしてローンや借金については、中学校レベルできちんと教育を行う必要があると考える。家庭の経済状態が厳しいのに、ローンを組んで大学に行って、希望する職についたけどローン返済不能というのは、計画性が無さすぎる。

 

また、家庭の経済状態が良い状態で進学しても、急に悪化することは確率的に起こり得る。そういうときに、好成績が前提の給付型奨学金を取得できるほどの成績を取っていないこともあり得る。その時に、希望する進路で良いのか、夢を捨てることにはなるが堅実に給与所得を得られる職に進路変更してローンを組むべきなのかなど、まず「返済計画」が頭に浮かばないといけない。

正しい借金返済術―倒産寸前企業の復活

正しい借金返済術―倒産寸前企業の復活

 

 

 

カッコ悪い話を書くけど、オレも就職して何年も経ってから「銀行の預金って銀行の借金だよ」って言われて「あーそうだー」となったレベル。銀行じゃないけど金融機関担当だったのに。

預金してもあまり利息は付かないのに、借金をすると預金の利息よりも高い金利。銀行も商売なので、借金してその金を貸して、金利・手数料で儲けを出している。銀行からの借金について言えば、金利手数料ジャパネット負担ということはあり得ない。銀行でのお金の動きをを個人に当てはめて考えれば、数年単位でお金の入りと出を考え、うまく廻るようにしなければならない。特に、若い時(就業から年数が少ない時)は普通は給与が低い。給与が低い時に借金をするなんて、普通は周りが止めるはず。本人も「無理かな~」と思うはず。でも、貸与型奨学金は就職した時点で借金を背負っている。

平成26年度奨学金の返還者に関する属性調査結果において、「だれに奨学金の申請を勧められたか」との質問に対し、「本人または親が主体的に申請した者に比べて、学校の先生等の勧めにより申請をした者が延滞となる傾向があることがうかがえる。」との調査結果がでた[1]ことからも高等学校における進路指導の在り方が問われている。

日本学生支援機構 - Wikipedia

進路指導的にはそうかも。収支が釣り合わない進路でも、お金の話はあまり考慮されずに合格するか否か、奨学金が取れるか取れないかで進路指導しそう。オレの場合は奨学金については、親が奨学金前提だったので、自分の借金という意識はあった。

 

でも、高校と言わず義務教育でもっとお金の勉強をしましょうよ。高校の先生みたいに小学校進学以来ずっと学校という枠の中にいて、きちんとした給与ベースを持っている人には分かりかねる部分もある話。中学卒業時点で高校生側が知っているほうがいい。オレのカッコ悪い話のように、全然足りないと思うよ。