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「勝ち組」「負け組」という言葉は、本来の意味と全く違う使い方されている言葉の代表格ではないか

また予備校の広告の話である。予備校名は内容に関係ないのでマスクした。

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呼ばないんだよ本来の意味では。

でもタイトルにも書いたように、本来の意味と違う使い方されている言葉なので、多分本来の意味を知らない人の方が多そう。Wikipediaから2か所引用する。まず冒頭。

勝ち組(かちぐみ)とは、

  1. 第二次世界大戦後、日系移民社会にて、「日本は戦争に勝った」と信じていた人々のこと。#日系移民社会参照。
  2. 経済的に成功し社会的地位・信頼を勝ち得ている企業や個人の事。#格差社会参照。

双方とも対義語として負け組という言葉が使われる。

つまり語源的には1番の『「日本は戦争に勝った」と信じていた人々』が「勝ち組」である。時系列的にも。1945年が1990年代よりも先であることは疑いようが無い。

#日系移民社会の説明からも引用する。

ブラジルを主とした南米、およびハワイなどの日系人社会で、太平洋戦争終結後、「日本がブラジルやアメリカ合衆国などの連合国軍に勝った」と信じていた人々の集団が「勝ち組」と呼ばれた。第二次世界大戦直後の時点で、日本人移民30万人の内9割が「日本敗戦のニュースはデマだ」と信じる「勝ち組」だったと伝えられる。これとは逆に「日本は負けた」と考えた人たちは「負け組」と呼ばれた。


なぜ「勝った」と信じていたのか、あるいは「日本は絶対に負けていない」「日本が負けるはずがない」と思い込んでしまったか、という理由については、ブラジルかハワイかといった地域事情、ひとりひとりの事情により異なる。ひとつには、戦前の日本で国民は幼少時から教育勅語などを使ってひたすら天皇を崇拝させ天皇を中心とした政治体制に心酔させる教育が徹底的に行われていて、いわば強固な洗脳状態にあったことがあげられる。

要約すると本来の意味では、『本当は負けてるのに狂信的に勝ったと思いこんでいる人が「勝ち組」で、冷静に負けを認めている現実的な人たちを「負け組」と呼んだ』だけである。踏み込んで言えば、この状況では「負け組」のほうが正しい。 

話のネタになる! 語源大辞典

話のネタになる! 語源大辞典

 

 現在使われている意味での「勝ち組」「負け組」という表現がある文章では、表層的な優劣を語ることが多く、あまり品の良い内容にならない。語源を知っているだけに、表層的な勝ち負けを語るこの広告は、見掛けるたびに薄っぺらさに腹が立つ。

 

とは言え、いまさら多くの人が知らない『語源通りの「勝ち組」「負け組」という言葉を使え』という主張はしない。語源通りの状況は発生しえないはずだし。どちらかと言えば「勝ち組」「負け組」という表現は見たくない。優劣のカテゴライズが必要だとしても、もう少し別な表現を使えるだろうと思うし。

よく見ると予備校名の上に「現役合格保証」って書いているな。受験する本人次第なのに保証するのか。もし現役合格できなかったら、契約不履行か不当景品類及び不当表示防止法(景表法)4条2項あたりで提訴できそうだなww。