SSDをコンバートして、未起動X240用SSDが挿さっているThinkPad X220。
Windows 7 Pro 32bitからWindows 10 Pro 64bitへの道のり
ThinkPad X240にはWindows 7 Professional 32bitが再生PC用ライセンスで入っていた。
このMRRは正規ライセンスである。この正規ライセンス状態を保持したまま、Windows 10 Pro 64bitにアップグレードしたい。
X220は16GBメモリを積んでいるので、32bitOSでは余り過ぎるし、オレみたいに複数のブラウザでタブを沢山開きっぱなし、ExcelとかPowerPointとかも複数起動したりする。とても32bitOSでは厳しい。
まず、関門は2つ。Windows 7⇒Windows 10の無償アップグレード時期は終わっている。もう一つは32bitから64bitへの変更である。
読者が一番気になるのは、“ライセンス的にOKなのか?”という点だろう。筆者も正直疑問だったので、日本マイクロソフトに問い合わせてみた。その回答は『ライセンス的にはNGではない』とのこと。ライセンス条項の“2-d 複数使用のシナリオ”には次のような記述がある。
複数のバージョン (例: 32 ビット版と 64 ビット版) が提供される本ソフトウェアを取得した場合、お客様が同時にインストールしてライセンス認証できるのはそのいずれか 1 つのバージョンのみです。
つまり32bit版を使いつつ64bit版もというのはNGだが、32bit版から64bit版に変えてしまうのはMicrosoftもNGではないという見解。
もう一つの問題である現在無償でWindows 7⇒Windows 10というアップグレードは可能なのか。先行事例があった。
支援技術メソッドでダウンロード出来るアップグレード実行ファイル Windows10Upgrade24074.exeを直接ダウンロードして取得します。
(1) Windows10Upgrade24074.exe
https://download.microsoft.com/download/0/1/6/01677C03-1D89-49FD-B49B-87B0F36B00D1/Windows10Upgrade24074.exe
Microsoftのサイトからダウンロードできちゃうのね。ということは、Microsoftがここを塞がない限りはNGではないということになる。
準備
X220からSSDを引っこ抜き、玄立に立ててコピー。この時点でX240に入っていたSSDではPCを起動していない。
Windows 10 32bitにアップグレードしたあと、Windows 10 64bitをクリーンインストールする。失敗しても簡単にやり直せるように、コピーしたHDDの方に32bit版アップグレード、SSDにはそのままクリーンインストールという作戦にした。奥が東芝製SSD、手前が余っているSeagate HDD。
玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付き
- 出版社/メーカー: 玄人志向
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: Personal Computers
- 購入: 7人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
Windows 7⇒Windows 10アップグレード
未起動だしマシンも違うしでドライバーインストール
タイトル通りなのだが、ドライバーのインストールが勝手に走る。
ライセンス認証は済んでいる
Windows10Upgrade24074.exeを実行
ここで16:17。
こんな邪魔が入るのでアンインストール。
止めたつもりで失敗していた。
50%で16:57。ここまで40分。
ダウンロード完了は17:54。画像は99%だけど。1時間37分掛かった。
17:57アップグレードが始まった。
ちょっと用を済ませて帰ってきたらこの画面。18:44。
これが19:51。約3時間半で完了。
ライセンス確認
正規のままっぽい。
バージョン1709である。古い。Windows10Upgrade24074.exeは1709ということである。
このWindows 10 32bitはMicrosoftとWindows 10で正規のライセンス認証するためだけなので、バージョンはどうでもいい。
選手交代
Seagate HDD 500GBを抜き、東芝製SSD128GBにチェンジ。
Windows 10 64bitクリーンインストール
今回は、W540が死んでいる時に作ったバージョン1809のインストールDVD-Rディスクでブート。2:22(なんちゅう時間だw)
いくつか画面が進んでライセンスキー入力画面。再インストールなら[プロダクト キーがありません]を選べ、後で自動的にライセンス認証されると書いてある。
同じエディションを選ばないと先に進んで失敗するらしい。今回はPro。
インストール先の選択。今回は出荷時のままにしてみた。あとでWindows.oldフォルダは消すんだけどね。Windows 7にリカバリできれば、壊れてもまた同じアップグレード方式使えるし。と思ったけど、あとはクリーンインストールすればいいので、あとでリカバリパーティションも消そうかな。
Cortanaに挨拶されたのは2:39。ここまで17分。
設定して起動までで2:46過ぎ。24分でクリーンインストール。
ドライバとかWindows Updateとか
Windows 7の時はディスプレイドライバも適当なままで、1366x768のモニタでOSの設定が1024x768だったので横にびろ~んと伸びていた。ディスプレイドライバやマウスドライバを書き換えて、ちゃんと使えるようになった。
ライセンスは正規ライセンス
問題無い。15.9GB使えるようになっている。
というわけで、Windows 7 32bitのままだけど困ったなあという人は、こういう手順でWindows 10 64bitになりますよと。
今後の作戦
ディスク容量が少ないので、メールとかOfficeとかしばらくWebでなんとかする。まあ、共同研究のミーティング時にしか使わないし。
で、ディスクの管理を見て思ったんだけど、リカバリ領域とかを消してCドライブにくっつけ、データ運び用にしているintel SSD 520 240GBに置き換える作戦かも。ちょっと使ってみてから考える。
Intel SSD545sシリーズ 2.5インチ 3D TLC 256GBモデル SSDSC2KW256G8X1
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2017/08/23
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る