内定辞退6割が話題になっている。
たとえばコレとか。
内定辞退は若者が、就活生が悪いみたいなノリなのに、内定取消はまぁご時世だから仕方ないみたいな風潮だったのを今の30代ぐらいの世代は覚えてるからな。若者がんばれ、自分が一番だと思う道を進め。
— 鈴木次郎は砕けない (@suzujiro) 2017年11月13日
内定を6割が辞退するとか聞いて、ああそりゃ若者の与党支持率が高いよなあと思う。内定なんか3月になっても出ない、卒業式間際まで就職活動って時代があったもんなあ。頑張っても正規雇用なし、非正規しかないって時代が終わったのは喜ばしいことではある。
— 鐘の音@新刊とらに委託中C93落ちました (@kanenooto7248) 2017年11月13日
就職氷河期とマインドが変わっていない就職活動支援企業が、100社200社受験しろみたいなレクチャーするせいもあって、内定取れる人材はどんどん内定取れるわけだから、そりゃ内定辞退も増えるはず。体は一つだから、複数企業に同時に新卒入社できないわけだし。内定辞退されまくり企業が集団で某就職活動支援企業とか某就職活動支援企業を訴えれば面白いのに。
あと、大学側も3年次4年次の時間を使われるわけで、そこを問題として集団訴訟しても面白い。卒業論文とか卒業研究とか、時間を削られている。
それはともかく、社員の待遇を追い越すような新卒募集採用条件を設定できないという話も出てくるけど、それってまず社員の待遇を上げないと。転職市場も売り手市場になっているんだから社員の待遇を上げないと転職で逃げられる。社員の待遇を上げると潰れるとか、新卒募集の採用条件を高く設定すると潰れるって会社は潰れればいい。会社は稼ぐ、従業員に還元するっていうのが多くの人が幸せになる世界。だれかに無理を押し付けるデフレの世界はもういいだろ。
そんな流れでこんなツイートが流れてきた。
労働組合に就職って出来ないのかな。
— みやび(Amazonの悪魔管理人)kindle本好評発売中!ところで50文字まで何入れればいいんだろ (@hmiyabi) 2017年11月14日
労働者無視してあちこちいって反対って叫んでれば給料出るイメージが…
これを貼った時点でオレしか反応してない。でも、その手があったかと思った。それはこの過去エントリ。
組合があってそこそこの大きさの組合を持つ企業の場合、「組合専従」なるポジションがある。組合関係を徹底的に忌避していたオレが語ると間違いがあるかもしれないのだが、基本的には現役・前任組合役員が推薦すれば選挙はあるけどどうせ定員ギリなので専従になれるはず。ごく特殊な政治的志向を持っていない限り組合専従になりたい人って多くないので、入社してすぐでも組合役員にコネクションを作れば、早いうちに組合専従になれると思う。企業によっては組合役員は企業幹部と直接顔を合わせるから、組合を卒業した後の出世が早いという話も無くはないけど、終身雇用の頃ならまだしも、幹部も昔ほど長期固定じゃないしな。
そして上記ツイートの通りこれで組合に就職できる。一応、企業幹部との団体交渉はあるけど、春闘・秋闘をこなせば、あとはフリータイム(これは言い過ぎ)。いや、真面目にやるとあれこれ仕事はあるとは思うけど。
前途洋々な売り手市場の就職活動中の人が目指す世界じゃないような気もするw
いや、いい企業に就職したいけど出世は面倒というなら目指してもいいんだけど。
↑のノウハウDVD、給料いっぱい出せって書いていなかったら今の時代に買っても意味がないw