LINEは使わないことにしている。だいたい情報が出そろってきたようなので、昔書いたエントリを紹介しながら「やっぱりね」と書いていく。
今回の問題はおおむねこんなところだろう。新聞社サイトだとあっさり記事が消えたりするので、それ以外で拾ってみる。
国内で8000万人以上のユーザーを抱えるコミュニケーションアプリのLINE。中国の関連会社や業務委託先が日本のユーザーの個人情報にアクセスできる業務をしていたことが明らかになり、
まず、中国でアクセス可能だった問題である。
次にウソついてた件。
LINEの担当者は、データ管理について企業や自治体に説明冊子の「LINEの個人情報を取り扱う主要なサーバは日本のデータセンターで管理」と記載していた部分を引用して回答していた。しかし、その際にその文言をさらに切り取る形で日本でのみデータを管理しているかのような説明をしたという。
実際はテキストデータは日本、画像や動画は韓国のデータセンターで保管していた。報道内容などを受け、一部の自治体からの指摘で発覚したという。LINEによると担当者が過去に使用していた資料内に説明が十分でなかった点があったといい、出澤社長は「分かりにくく、誤解を招く表現だった。反省している」とした。
これも。
これは個人情報保護の問題ではない。
自衛隊を憲法に位置付けようと改憲論をぶちあげているのにサイバー空間はほぼ非武装中立できたわけだ。
— 鈴木 正朝 Prof. SUZUKI, Masatomo (@suzukimasatomo) 2021年3月26日
LINEのビジネスもそのまま容認してきたわけだぞ。LINEの記者会見はコンプライアンスで説明するほかないだろう。彼らは規範に直面できずにいる。政府として安全保障上これはやめろというべき番だ。
焦っているようではある。
このタイミングで反論記事を消すの、悪い予感しかないんですが。もうちょっと何とかならなかったんですかね / “「LINEの通信を韓国が傍受」への反論記事をLINE前社長が削除 理由は「差し控える」 - ITmedia NEWS” https://t.co/5NodqQZem7
— Masanori Kusunoki / 楠 正憲 (@masanork) 2021年3月30日
ということで過去ネタを振り返ってみよう。
LINEは上場の時に「上場するする詐欺」をやってる。
そして今回の問題は2014年には噂が出てた。
ブコメが味わい深い。
2021年3月、今のところ一気に動いてないと思うけど。そしてヤバい。
最後はLINE電話(現LINE Out)関係。エントリ多過ぎ。というかコレのために一時的にアカウント作ったことはあり、怖いのですぐにきれいさっぱり消した。だからカード番号と名前のセットだけはLINE側に残存してるかもしれない。昔の事なので有効期限やセキュリティコードは変わってるけど。
まあ、こういう会社ですよ。個人同士で仕事に絡まない範囲で使う分にはお好きにすればいいですけど。
コンプライアンスや安全保障の問題という事は忘れてはいけない。LINE Payみたいに決済にも絡んでいるから金融庁は即座に止める必要があるだろう。