マクロミルの場合基本的にはネットリサーチなので、母数に偏りはあると思う。それにトータルでたった1,000人だし。
調査会社マクロミルは3月28日、電子マネーに関する調査結果を発表しました。この内容は、3月13~15日の期間、全国20~69歳の男女1,000名を対象に、電子マネーの利用率や利用金額、利用する理由など、利用実態や意識について調査したもの。
複数回答での結果はこちら。その他って、小切手とか手形とか定額小為替とか切手とか印紙とかなんだろうか?
それと現金が100%じゃないって、それはそれですごいのだが。☑の入れ忘れか、出題(複数回答可)の読み違いか、本当に現金払いをせずに生きていけるのか。
デビットカードについては、銀行等金融機関発行のキャッシュカードをデビットカードとして使わせるJ-Debitの野垂れ死にのあと、近年ではクレジットカードブランドのデビットカードが発行されるようになってきた。結構TVCMでも見かけるが、普及率としてはそんなもんだろうな。
オレは使ったことない。メインバンクのカード、合併前のカードでひび割れているのでカッコ悪くて出せないし。サブバンクのカードはスヌーピーだし。わざわざクレジットカードブランドのデビットカードを持つ利用局面が無い。
きちんと統計を取っているわけではないが、オレの場合通常の生活パターンでは現金の使用は、自販機と市民税・県民税の特別徴収分(月1)と衣類のクリーニングくらい。一番頻度が多いゆで太郎(朝の散歩に行ける日は毎日・年末年始除く)の自販機、早く電子マネー対応にならねえかな。スーパーでは電子マネーかクレジットカード払い。
というわけでここ数年、ごくまれに現金払いの店で購入して(飲食して)1円・5円硬貨が発生しても、帰宅後小銭入れからも出してしまう。使う事が想定される時だけ小銭入れに戻す仕様。自販機相手なら、10円・50円・100円・500円硬貨だけにしておいたほうが、支払いの時にスムーズだからである。これにより、小銭入れに入れ忘れや予定外の購買の時を覗くと、合計10円以上の1円・5円硬貨を持つことが極小化できている。
オレの場合はおサイフケータイなので、財布さえ出さずに済むというのが大きい。支払いに掛かるこちら側の時間が短いし。スーパーなどでレジと電子マネーが連動していない場合は少し入力時間が掛かるが、それでも小銭のやり取りをするよりは早いと思う。
ただ、支払いの時に暗算をしないので、頭は衰えるかも。
あと、ポイントという意味では、場合によってはチャージするクレジットカード側でポイントが発生するだけでなく、電子マネー側でもポイントが発生するので、トータルで見るとポイント的にはおいしい。ヨドバシみたいに電子マネー払いだと店側のFSPポイントが少ない店はあるが。
というわけで、オレの場合触らない日も多い1円・5円硬貨ってどうなっているんだろう。財務省のサイトで製造枚数を調べてみた。現在最も古いデータで平成24年度。えーと、H24は2012年。
全部のリンクを開き、製造枚数の計画と改定を調べた。この中では、計画通りに製造した年はH26年のみ。
最終の改定の発表が最終的な製造枚数とすると、下記の通り。
グラフにするとこんな感じ。平成26年は2014年、消費税が8%になった年で利用量の増が見込まれたための措置のようだ。160万枚作っても、1円硬貨は160万円なんだよな。
流通枚数のほうは日本銀行統計 : 日本銀行 Bank of Japanの「(2)通貨」のシート50から。2014年に製造枚数は増えたけど、流通枚数は減っている模様。元データは金額ベースなので、枚数ベースに計算しなおしている。
統計期間のピークで1円硬貨は410万枚、5円硬貨は126.2万枚。
1円硬貨は製造に約3円らしい。アルミニウム3円分という意味ではないけど。
アルミニウム
(純アルミニウムで、1個製造するのに約3円かかるといわれる)
1円硬貨は2015年で382万枚。皆さんも1円硬貨の流通量は買占めできる金額。これを買い占めてアルミ業者に売ると、刑法148条あたりで捕まると思うのでやめておいたほうが。
1円硬貨・5円硬貨の場合は使用できる自動販売機はほぼ無い。自動販売機ではないが、セルフのガソリンスタンドでは現金払い向けに、決済端末で1円硬貨・5円硬貨対応しているようだが。面白いツイートはヒットした。
125円で缶に5円玉ついてて130円買わないとでてこないシステムおもしろすぎる pic.twitter.com/P5rvNmQvWu
— ブラマリ (@blackmaria_STS) 2014年9月17日
このままクレジットカード・電子マネー・デビットカードで、少額の現金払いによる硬貨の使用が減っていけば、硬貨の流通量も下がっていくのだろう。