高速道路各社の経路検索機能については一昨年比較を行った。
今回は経路検索そのものではなく、計画時に渋滞予測を同時に知りたいという場合にはどの経路検索機能を使うと便利かについて調べてみた。リアルタイムに知りたい場合は各社のリアルタイム情報をご覧いただくほうがよいと思う。あと、検索画面の操作性については評価対象としていない。PCで使いにくい会社はあったが。スマホ・タブレットではいずれも問題ない。
なお、渋滞予測情報が集約されるJARTICF“ú–{“¹˜HŒð’Êî•ñƒZƒ“ƒ^[(文字化けしやがるが)は使いにくい。2017年にこれは無いだろうというレベル。お暇ならご確認いただきたい。
以下の高速道路等 (高速道路及び一部の一般有料道路) の渋滞予測は、
東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社・西日本高速道路株式会社(NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本) より、
予測情報の提供を受けて取りまとめてご案内しています。
3社の経路検索ページはこちら。
結論
一昨年の比較ではトータルで「ドラぷら」としたが、今回はルート検索・料金情報 | NEXCO 西日本がPC、スマホ、タブレットのいずれでも勝利した。
比較ポイントは経路検索時に渋滞予測がどのように提供されるのか。経路検索結果画面に直接分かりやすく渋滞予測を表示してくれるのはルート検索・料金情報 | NEXCO 西日本だけである。
西日本、光る。
以下、それぞれの画面構成などを例示する。
ドラぷら
PC
渋滞があることは分かるが右の[渋滞予測]をクリックしないと詳細が不明。
クリックしてみると地図上で示される。渋滞箇所は示されているが、実はこの経路には関係のない渋滞箇所。省略するが、このマップ上でスクロールして時刻を通過時間に合わせながら自分の経路の渋滞予測を探すことになる。
スマートフォン
渋滞があることはわかるが、どこが渋滞かは分からない。気にせず渋滞に突っ込めという人にはこれでいいかも知れないが、これは回避できなくて困る。
タブレット
PCと同じである。[渋滞予測]をクリックできる。
しかしクリックしてみるとこんな感じ。さらに操作が必要。
高速道路料金・ルート検索(ドライブコンパス)
PC
渋滞予測は表示されない。これが最下位である。上の[渋滞予測]でもう一度調べ直せということになっている。
調べ直した結果がこれ。検索画面は省略。これなら問題はないが、今回の比較ポイント「高速道路ルート検索で渋滞予測も同時に知りたい」では評価外。なぜ完全に2度検索しなきゃいけないUIにしたんだろう。どちらかというと、こっちだけでいいんじゃないのか?それならそれで2位に浮上する。
スマートフォン
渋滞予測情報も無く、どこかをタップできるわけでもない。
やはり、トップに戻って渋滞予測から経路検索をするときちんと出る。
タブレット
PC版と同じ。経路検索からでは全く分からない。[渋滞予測]からの検索は省略。
ルート検索・料金情報 | NEXCO 西日本
PC
今回はこれが同画面に情報があるため最も良いという評価とした。
スマートフォン
開くというワンクッション必要だが、スマートフォンの画面サイズを考慮すれば、タップするだけで渋滞予測を知ることができ、便利。やはりこれが一位。
[開く]をタップした後。
タブレット
PC版と同じく、縦長で使っても最初から渋滞予測情報が表示されており、これが一番。
まとめ
今回の結果は前回1位の料金・ルート・交通情報 | ドラぷらはどのデバイスでも2位、どのデバイスでも1位はルート検索・料金情報 | NEXCO 西日本で、最下位は中日本のドライブコンパス料金・ルート検索 | 料金・交通 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本である。
しかし、中日本の場合最初から渋滞予測 | 料金・交通 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本を使用するのであれば、順位は1位西日本2位中日本3位東日本と2位に浮上する。前回1位のドラぷらはまさかの最下位。中日本はこっち一本に絞ってもいいんじゃないだろうか。まあ、経路がわかりにくくなるし、2位じゃ選択する理由が無いのでダメはダメなんですけどね。
前回1位にした「ドラぷら」が使いにくい感じで残念である。
今日明日の、そしてお盆休み時期、行楽時期などの高速道路渋滞予測にお役立ていただきたい。