散歩の時だけ雨に降られた(´Д⊂ヽ(挨拶)。普段の行いが悪いってやつなんだろうな。
前回までのあらすじ
ASUS VivoPC VC60にVMware ESXiを入れ、操作するThinkPad W520にはVMware vSphere ClientとVMware vCenter Converter Standaloneを用意、さらにはESXiのデータストアにISOファイルをコピーした。ISOファイルをコピーしておいたにも関わらず、なぜか物理光学ドライブからOS Xをインストール。
■関連エントリ(新しい順)
V2Vの準備
ESXiにVMを作成させるためには(1)新規VM(仮想マシン)を作成してインストール、(2)P2Vでコンバート、(3)V2V(Virtual to Virtual)でクローニングの3つのパターンがある。今回は(3)の手順。
ちなみに(1)はVMware ESXiにゲストOSをクリーンインストールする手順 の通り。(2)は【Windows XPサポート終了対策】Windows XPマシンの仮想化 その2のようにP2Vを掛けるが、作成先をローカルマシンにせずESXiをターゲットとする。そのうち手順を書く。
(3)のV2Vするためには作成済のVMが必要。今回はVMware Playerで作成済のWindows ThinPCをV2Vの対象とする。起動してないVMだからI2V(Image to Virtual)のような気もしないでもないんだがVMwareがV2Vだって言うんでV2Vということで。
V2Vの実施
VMのフォルダがあるPCでVMware vCenter Converter Standaloneを起動する。今回はThinkPad W520。[Convert machine]をクリックする。
今回はV2Vなので「Select source type:」では<VMware Workstation or other VMware virtual machine>を選択する。
「Virtual machine file:」ではまず[Browse…]をクリック。
V2V対象のVMXファイルをクリックして[開く]をクリック。
これでV2V対象の設定が決まったので[Next >]をクリック。
今度はターゲットの設定。ESXi上の作るので「Select destination type:」で<VMware Infrastructure virtual machine>を選ぶ。「VMware Infrastructure server details」でVC60のESXiのログイン情報を入力し、[Next >]をクリック。
VM名の設定画面。被らなければなんでもいいが、デフォルトはVMXファイル名から引かれている。[Next >]をクリックで次に進む。
格納先の設定。VC60のESXiはデータストアの選択肢がないのでこのまま[Next >]をクリック。
ここでV2V内容の確認。エラーやワーニングが出ることもあるので、そのときはEditを押して修正する。また、クローニング先でリソースを多く割り当てたい(あるいはその逆)ときにもここで修正する。今回は特にエラーが無いし、特に変更したい物も無いのでそのまま[Next >]をクリック。
V2V前の確認画面。良ければ[Finish]をクリック。
ウィジェットは終わりVMware vCenter Converter Standaloneの本画面に戻る。End timeの欄に残時間1時間3分と表示されている。
このときターゲットのESXiの状態を見ることができるVMware vSphere Clientのほうにも、V2V中のVMが現れている。
そして放っておくと完成。たったの7分でコンバート完了。最初の1時間3分はなんだったのか。
VMware vSphere ClientでV2V完了したVMを起動する。問題ない。あ、このVMはWindows Thin PCに色々インストール(【Windows XPサポート終了対策】Windows Thin PCインストールできたもの)したやつだ。Operaとか入ってる。
VMware vCenter Clientのほうを見るとVMware toolsが「実行中 (旧バージョン)」。ゲストOSのVMware toolsはバージョンアップする必要がある。
てなわけで、簡単にV2Vできるので是非お試しを。というか家にESXiを立てるイカレポンチはそんなにいないなw。