JAとか農協とか略称にすると、こういう奴が出てくるのよ。
農協手数料の実情
— 石垣将徳@農業FCを作ってるきゅうり農家 (@natumatazu) 2025年1月24日
はい、きゅうりではありますが、こちらが農協に出荷した際の伝票です。
農協手数料2,458円ですね。販売金額105,572円に対して2.3%です。
販売先手数料・農協手数料・出荷運賃・出荷経費合わせても20,181円19%です。… https://t.co/saqiwowxkS pic.twitter.com/WFHoIy7yjx
展開されていない部分。
ちなみに直売所で販売してもらうと、手数料20%に、出荷に関する人件費・ガソリン代・梱包資材代が別途かかります。並べるのもこちら、売れ残って回収するのもこちらです。
265kg、2,650本のきゅうりを3本詰め(300g)にすると883袋、作るのに何時間かかるかわからんし、これを売り切れるほど直売所、スーパーは密集していません。それを毎日やっていたら、とてもきゅうりの管理に手が回りません。
では、19%の手数料で全部やってもらった方が良いと思いませんか?皆、それぞれの強みを活かすのが経済活動ではないのですか?
農協は手数料を自由に動かせません。私は私の事業のために、手数料を多く取っていいから、頑張って手伝ってよ。と、提案しましたが、手数料は厳密に定められているので、依怙贔屓は出来ないと突っぱねられました。
農業協同組合は闇の組織でも何でもありません。組合員の農家が集まり、助け合う組織です。
農家は農協の体質に、常に文句をぶつけて改善させようと努力しています。そのような実情を理解せずに解体だ、中抜きだとかいうのは、お門違いも甚だしいです。
まず先に毎度しょうもない突っ込みをするけど「中抜き」は誤用。ビジネス用語の「中抜き」は、中を抜く(代理店を抜いて直販するとか)であって中で抜くではない。まあこのポストの人は<中抜きと言われた>という体(てい)なので、本人が誤用しているかどうかはわからないけど。コメント欄トップがコレ。
バカに見つかってバカが誤用で使う言葉。
本題。JA=農協=農業協同組合は協同組合である。嫌なら抜ければいい。でも多分略称じゃなくてもこういう分かってない奴はいる。社会への関わりが薄っぺらいとわかんないんだろう。互助組織なんてそこらにあるのにな。
本来は義務教育で履修している範囲で理解できる内容だけど。小学校の社会科って、オレの時は社会科見学という遠足とは別の学習機会があり、工場見学とかしたりとかして理解してたけど今って無いの?オレは製紙工場の見学を覚えているけど、じゃあ製紙工場に材料が来るまでとか、みんなの手元に紙が来るまでどうなってんのって話をするわけじゃん。
嫌とかそういう感情じゃなく、ビジネスとして成立するからという理由で農協を使わない農家はある。農協を通さずに作物を販売できるルートを確立できれば、それはそれでいい。でも、一般には農家は農業をやっているのであって、物流や卸や加工業や小売りではないのでそこは誰かに委ねたい。個々の農家にとって協同組合という方式はベストではないかもしれないけど、ワーストの部類には入らないだろ。だいぶ合併が進んだけど、各農協が良いとか悪いとかという話は別にして。
あと、相手が一般企業だと農家側に協同組合みたいな発言権は無い。まとめて安定して買い上げしてくれる企業がいるとして、いつまでも同じスタンスでビジネスしてくれる保証はない。
社会への関わりが薄っぺらいから、他者の役割・頑張りがわかんないんだろ。
卸売り等、中間に入る業者が何を担っているか
— アル (@GXE10i6_USE20v8) 2025年1月26日
「小売り」店は、単一商品をたくさんは扱わず、単価は高く
しかし「色々な商品」を取り扱う、売ってくれる
100種200種もの出荷用作物を栽培する一軒の農家はまず居ない
単一、もしくは数種類の作物を大量に作るのが一般的
間が「中間業者」
流通にどれくらいの人が携わっていて、どれくらい費用がかかるか想像できてない人って結構いると思う。
— えいちゃん@日本イチ頑張らない保険営業マン (@hobo_tanuki3) 2025年1月26日
優しい人から受け取るだけに慣れてる人。でも、自分が苦労する時は見返りが欲しい。そんな世界ない。
スーパーマーケットに並んでいる野菜や酪農製品、全部揃う農家っていうのは無理だな。温暖じゃないとできないとか、寒冷地じゃないとダメとか、高地が適地とか、乾燥しているほうがいいとか、乾燥しているとダメとか、その全部を満たす土地が無いし。
ある意味原価厨系バカなんだろうな。
こういう奴らに、農家の納得できる頻度・数量で農産物を農協と同等価格で買い取らせたい。一発目で持て余すに違いない。
なんだよ、ピッタリの本があるじゃん。