まあそうですね。
若い人はフロッピーと言われてもなんのことか分からないかもしれませんが、お風呂の妖精のことです。
— 明石順平 (@junpeiakashi) 2022年4月22日
これか。
フロッピーディスクはPCアプリの保存系アイコンにもなってて(なってたことがあって)、それが保存だとわからないだろという話題もすでに数年前。PCがフロッピードライブを搭載しなくなって幾星霜。
オレが大学4年の卒業研究で自分が開発したアプリを保存していたのは5インチ(正確には5.25インチ)ディスクだった。ハードディスク無しモデルがメインだったし。金は無かったけど飛ぶと(卒研が)死ぬのでバックアップのディスクも持っていた。MS-DOSでPC98だった。インチ死ね。
@東工大 pic.twitter.com/gpWX0kxjz3
— Ken (@m3ssy_ken) 2021年6月29日
SI単位系最高!
そして就職してさわったのは、なんと時代に逆行して8インチデスク。でかい。容量は5インチと変わらないか逆に少ない。どういうこと?メインフレーム用には当時5インチディスクは無かった。でも同じ時期にワープロ機のディスクは5インチだったので少し安心した。
DOS系ワークステーションで文書作成したり、UNIXワークステーションで紙テープシステムを開発するようになると、外部媒体は3.5インチになった。ハードディスクもそれなりにあるので、バックアップ用として持っているだけだった。ハードディスク死んだこと無かったからあまり意味は無かったけど。ただ、もっと大容量の媒体が無いので、インストール用のディスクもフロッピーディスクだと数10枚提供されることになった。新バージョンインストールとか、30枚とか50枚とかフロッピーディスクを入れ替えていくことになる。かったるい。
話は戻るがメインフレームの媒体としては読み込み専用としてパンチカード使ってた。
そして外部媒体のメインは円形の大きなケースに入った磁気テープ。もともとオープンだったのがケースに入って可搬性を向上。オレがメインフレームを担当していた時は、オープンリールのテープも少量残ってたけど、ほとんどはケース入り。テープリーダライタに入れてボタンを押せば窓が閉まってバキュームでテープの先を引き出してセットされる仕様だった。また、書き込み可不可はテープの中心に輪をはめるか外すかで設定できた。どっちがどっちか忘れたけど、輪をはめると書き込み可だったと思う。
その後、カセットテープが主流になった。20cm四方くらいの大きさで、入出力装置には1本でも掛けられるが、10本とか束にしたチェンジャー機能が付いていた。大きなリールとくらべたかなり楽に。書き込み可不可はつまみを動かすだけで、オーディオ用のカセットテープのように折ってしまうわけじゃないので再利用性が高かった。
あと大型機ではすでに使われなくなっていたが、中型機ではまだディスクパックが残っていた。大型機は固定のハードディスクと半導体ディスク(まあ今で言えばSSDと同じで半導体に記憶させるけどコンピュータからはディスクに見える)に置き換わりつつあった。でも中型機は入れ替え可能なディスクパックというディスクを集めた媒体があった。ちょうどこれくらい。
これを機器にねじ込むのだが、1年目に一回斜めに入れて読み書きできずに焦ったw
紙テープは以前書いた通り。
DOS/Windows系にしてもUNIX系のしてもよく扱う媒体はフロッピーディスクだったが、特にUNIX系には大容量のテープ媒体が付くようになった(親会社製品比)。
まず最初に触ったのはCMT。
フロッピーディスクに比べれは大容量だが、クソみたいな仕様で遅いし容量少ないしですぐにすたれた。
次に来たのはDDS。いわゆるDATと同じテープを使う。DATは流行らなかったので知らない人も多いと思うけど、デジタル録音できるテープ媒体。オレは使わなかったけど、部下の人のNが使ってた。当時のオレはMD使ってた。あ、MDもわかんない人いるかw
オレの仕事の範囲ではMDはコンピュータに使用できなかったので置いといて、実はDAT
とDDS-1は同じテープを使えたので、神奈川の山の上の客先某所でバックアップ用のDDSテープが足りなくなって、当時住んでた玉川学園前の隣の町田駅の電器屋にDATを買いに行ったことがある。自費で。まだヨドバシは無かったはずなので別のチェーンだったと思う。
あとテープ媒体ではなくディスクなのだがフロプティカルディスクも使った。これを書くためにここまで2000文字w。3.5インチでドライブはフロッピーディスクも読み書きできる。フロッピーディスクよりも大容量。詳しくはWikipediaで。
あと、個人でPCを持つようになって当然フロッピーディスクも使っていて、OSインストールするだけで20数枚とかふざけんなとか思っていたんだけど、バックアップ用としてJazやZIPを使ってた。いや、Jazは見たことあるだけで使ってないな。
MOは使ったことないんだよな。
CD/DVD系のコンピュータ用規格は割愛。便利になった。
もうここ10年以上、コンピュータ用の変な規格が乱立することもなく、HDDやSSDやクラウドに格納できるようになってきてかなり楽になってきた。テープ媒体使うようなミッションクリティカルなシステムを担当していないってのもあるけど。それでもディスク飛ぶと死ぬ。
ということで、個人用として今は一時バックアップ先はNAS、かつてNASが飛んで写真データが飛んだのでさらに素のハードディスクにバックアップ。