こないだ貰って来た冊子。まあ見てくださいよ。
2012年10月1日に第3版という「企業(組織)における最低限の情報セキュリティ対策のしおり」。
IPA的には「せきゅりてぃ」でいいの?普通の人は「セキュリティ」「セキュリティー」で探すから(検索エンジンによるけど)検索性も下がるし、識字的にも別扱いになっちゃう。
そんなことよりも、なんで創英角ポップ体なわけ?ポップ体を使わないと死んじゃうの?
まだある。裏表紙。
「情報資産」が創英角ポップ体。
もちろん本文だって創英角ポップ体。
題字や強調している囲みが創英角ポップ体。ポップという名前の通り通俗的、大衆的な内容なら別に構わないんだけど、「企業(組織)における最低限の情報セキュリティ対策のしおり」ですよ。「まじめにやれ」って思っちゃう。創英角ポップ体を使わないと死んじゃうんだろうな。
この冊子は奥付が無いんで著者、監修者とかは全く分からないけど、独立行政法人であるIPAの責任で発行されているわけで、「まじめにやれ」って思われるのはどうかと思う。
Windows版Microsoft Officeに標準添付されてくるHG創英角ポップ体、HGP創英角ポップ体、HGS創英角ポップ体。株式会社創英企画という会社が作っている。
開いてみよう。
うわぁぁ、色々ヤバい。見た目90年代後半の”ホームページ”ですよこれ。「2008年5月10日に更新しました。」って書いてあるけど、2008年当時だって10年くらい時代遅れ。しかももう7年経過。フレーム使用。Untitled Documentsになっているのもダサい。
左のフレームに『「社名ロゴマーク」のデザイン・作成』があるけど、メインのフレーム中央のイラストを見る限り、お願いしたくない……。
創英角ポップ体を使わないと死んじゃう人たちって、こういうセンスってことだよな
ついでなので創英角ポップ体とは関係ないが、冊子の中身も少し突っ込んでおく。あれこれ「おいおい(一一")」という部分はあるのだが、分かりやすいところで。
上にはたまに話題になる「別メールでパスワード」が書いてある。で、Word 2003?
奥付が無いので初版がいつかは分からないが、2012年10月1日に第3版である。その時期ならWord 2010で書き直されているべき。せめてWord 2007だろう。第3刷というなら中身はいじっていないことになるけど、版を重ねるということは手を加えているはず。なんでこんな簡単なこともできていないんだろう。ほかのページではWindowsのロック画面の例がWindows XPだったりするんだけど。