何年かぶりに家に持っている体重計に乗ってみたら、天板が死んでた(挨拶)。未使用中にプラスティック系素材が劣化してた。
今回はリモートデスクトップで、一般ユーザ利用時の表示内容・操作感等をチェック。操作系はWindows 10と同じはずなので、Windows 10 Technical Preview for Enterprise を使ってみる 主に見た目編でチェックできなかった(単なる手抜きだが)部分も見ていく。
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ストア設定直後のリモートデスクトップとWindows 10 for Enterprise比較
タイトルが長くなったが、Windows Storeを利用できるようにしたWindows Server Technical Previewのリモートデスクトップと、Windows 10 Technical Preview for Entepriseのデスクトップを比較してみる。
上記記事の2ページ目にもあるように、MicrosoftはWindows Storeの機能をWindows 8/8.1よりも拡充する。ということは企業がリモートデスクトップで企業内ユーザを集約管理する、シンクライアント化するなどの際にも、Windows Storeを設定する必要が出てくる可能性が高い。ちょっと長いが引用する。
「(新しい)Windows Storeは最新式のアプリをサポートするにとどまらず、デスクトップアプリやその他の種類のデジタルコンテンツを扱うようになる。アプリに対する支払いの方法も数多く揃える予定だ。またパブリックのWindows Store内に組織がストアを設け、公のアプリや従業員が必要とするビジネスアプリのリストをまとめられるようになる」(Niehus氏のブログより)
企業がアプリを大量に購入し、そのデプロイやライセンス管理をするための新しいボリューム購入プログラムも用意され、法人のアプリ購入にはAzure Active Directoryのアカウントが、個人のアプリ購入にはMicrosoftアカウントの使用がサポートされる。
組織は「Intune」のようなモバイル機器管理(Mobile Device Management:MDM)サービスを利用することも可能だ。MDMサービスはVolume Purchase Programと連携して、Windows Programに「力仕事」を任せることができると、Niehus氏はブログで述べた。これは、アプリのインストールやユーザー用のライセンスの取得などの仕事を意味する。
というように比較する意味を説明したところで、比較してみる。上がWindows ServerでWindows Storeを設定した(設定作業は Windows Server Technical Preview を使ってみる その2で実施)一般ユーザのリモートデスクトップ、下がWindows 10 Technical Preview for Enterpriseの画面。Windowsキーを押したところを比較。
仕事用のPCとしてはWindows Serverのほうがいいんじゃないだろうか。仕事に必要ないアプリがちゃかちゃか表示されているWindows 10よりもすっきり。
Windows Storeを操作してみる
Windows Storeを起動してみる。
ストアアプリが全然無い状態なので、Microsoftアカウントに紐づいているアプリを全部インストールしてみる。
Windowsキーを押してみる。仕事に使わなそうなストアアプリもインストールしたので、Windows 10と同じように色々タイル表示されてしまったw。このアプリのタイル表示部分の設定方法は別途。必要なアプリだけに並べ替えることができる。
上の状態でAll Appsをクリックすると、全アプリが表示される。デフォルトインストールアプリもストアアプリも(ストア以外で)ダウンロードしてインストールしたアプリも同じ扱いで並ぶ。
デスクトップとTask View
Windows 10 Technical Preview for Enterpriseでやってみたのと同じように、タスクバーでWindowsアイコンのすぐ右にあるTask viewアイコンをクリックしてみる。
アプリ8個めくらから2行表示になるようだ。
Windows 10と同じようにAdd a Desktopがある。押してみるとこんな感じ。リモートデスクトップであっても同じ機能が提供されている。
複数デスクトップ間でアプリを移動させる方法も分かったのだが、それは別途。
別ユーザを立ち上げてストアアプリ設定内容を確認
ストアアプリ確認の意味
Windows ServerでRDSを立ち上げ、複数ユーザに使わせるという事は、各ユーザごとに独立してリソースが提供される部分と、共通でリソースが提供される部分がある。
今回はストアアプリについて確認する。従来型のインストールアプリについては振る舞いが分かっているので、今回は確認しないが、下記の通り。
- Microsoftがマルチユーザ用に規定したリソース利用方法に従ってインストールされるアプリケーションはマルチユーザで利用可能
- インストール時にアイコン作成をするインストーラでは全ユーザにアイコンを作るもの、選択できるもの、インストールユーザにしかアイコンを作らないものがあるが、アプリを使用できるかどうかはアイコンの有無ではなく上記設定に従う
- アプリケーションがマルチユーザ用の規定に従っていても、一部リソースを最初に起動したユーザがロックしてしまう作りの場合は、上記規定によらず同時利用は不可
ちょっと分かりにくい表記になってしまったが、例えばMicrosoft Officeなどはマルチユーザで動作するように作られているので、Windows Serverで利用できるライセンスを取得すれば、1インストールでそのWindows Server利用の複数ユーザに同時利用させることが可能。
またInternet Explorerなど、デフォルトでWindows Serverにインストールされているアプリもほぼ全部のアプリが複数ユーザ同時利用が可能。
一方、Windows 3.1くらいからのアプリでは、Cドライブ直下にフォルダを作ってインストールしたり、ファイルを占有したりするので、元々マルチユーザ同時利用は不可。そんなものあるのかとお思いの方もいらっしゃるだろうが、市販のものにも少し、企業内のユーザアプリならわりと普通に存在する。
前置きが長くなったが、Windows Server 2012/2012 R2ではあまりストアアプリをリモートデスクトップユーザに使わせる意味があまりなかったのに対し、今後はWindows Storeを基軸にするということなのでここで確認しておきたい。
2番目のユーザで確認
一般ユーザの1番目に40個のストアアプリをインストールした後で、一般ユーザの2番目(別ユーザ)にログインしてもらう。というかオレが2番目のユーザでログインしたんだけど。
Windowsキーを押す。ストアタイルだけである。
Windows Storeを起動し、1アプリだけインストール操作をしてみる。Microsoftアカウントを聞かれる。
Microsoftアカウント(別物)を入れて続行すると、ダウンロード~インストール操作は行わずすぐに使用可能になる。右下にその旨のポップアップが出るのだが、表示がすぐ消えるのでうまくスクリーンショットが撮れない(´・ω・`)
ストアアプリについては、そのユーザでアプリが利用可能かどうかはWindowsユーザ(及びMicrosoftアカウント)に紐づけるという事だろう。
マルチユーザで同時利用かどうかは上に書いた通りなのでアプリケーションごとに異なるが、インストールイメージは共有されることが分かった。
というわけでまだ続く。