いろいろやってみるにっき

なんとか自分の会社を立ち上げるところまで漕ぎ着けた、てきとーに生きている奴の日記

関連記事を探すときは、読んだ記事と同じカテゴリをクリックしてください。

記事のカテゴリは記事タイトル下に表示されています。カテゴリ一覧はサイドバーにあります。


続々)チンしちゃだめだよ、電子レンジの電磁波はどれくらい漏れているのか?

久々の漏れてるシリーズ。今回は漏れてた。

今回のゲスト

先般導入したWX01にはWi-Fiの周波数設定モードがある。使用できる周波数は2.4GHzと5GHz屋外、5GHz屋内の3モードである。

f:id:shigeo-t:20150827035408j:plain

無線LAN
(Wi-Fi)
インタフェース
IEEE802.11ac 周波数範囲/チャネル

5GHz帯 W52、W53、W56※4

伝送速度
※1
最大 867Mbps
IEEE802.11n 周波数範囲/チャネル

2.4GHz帯
2,400~2,472MHz
1~13ch※2
5GHz帯 W52、W53、W56※4

伝送速度
※1
最大 300Mbps
IEEE802.11a 周波数範囲/チャネル

5GHz帯 W52、W53、W56※4

伝送速度
※1
最大 54Mbps
IEEE802.11g 周波数範囲/チャネル

2.4GHz帯
2,400~2,484MHz
1~13ch※2

伝送速度
※1
最大 54Mbps
IEEE802.11b 周波数範囲/チャネル

2.4GHz帯
2,400~2,484MHz
1~13ch※2

伝送速度
※1
最大 11Mbps
アンテナ 送信2×受信2(内蔵アンテナ)
セキュリティ SSIDMACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能、WEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、
WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)

電子レンジの仕様

そんなわけで、電子レンジの筐体は5GHzをシールドしてくれるかを試してみることにした。過去は2.4GHzのルータ・テザリングで確認している。

今回も使う電子レンジはSHARP RE-SD10(発売日2005年12月)である。過去の実験では、2.45GHzのRE-SD10の筐体からは、2.4GHzのルータ/テザリングの電波は十分に弱まる(そんなに漏れてない)ことが分かっている。

 RE-SD10

計測方法

今回もThinkPad Tablet(初代)で計測しようとしたのだが、ThinkPad Tabletからは5GHz帯が見えていなかった。 なぜか手元にあったPhoton(ISW11M)からも見えない。ちょっと焦ったがHTC J(ISW13HT)では5GHz帯のSSIDを拾えた。計測機器は変わってしまうが、HTC Jで測ることに。アプリは同じものを使用する。

  •  測定機器・ソフトウェア:HTC J+WiFi Analyzerアプリ

 計測は5GHz(屋内)→5GHz(屋外)→2.4GHzの順に下記の4パターンを各1回行う。

  1. HTC JとWX01を近接(距離ほぼ0)で計測
  2. HTC JとWX01を1m離し計測
  3. HTC JとWX01を2m離し計測
  4. HTC JとWX01を2m離れた電子レンジ内に入れ計測

    f:id:shigeo-t:20150827041012j:plain

各1回なので誤差は仕方ないものとする。あと、WiFi Analyzerは少し遅れて反応するようなので、数字が落ち着いてから計測する。全部スクリーンショットを取得した。

計測結果

(1)5GHz(屋内)

近接-12dBm、1m -47dBm、2m -43dBm、電子レンジ ⁻53dBmだった。1mと2mの数字がおかしいが、前回までの2.4GHzの計測では電子レンジ内に入れると-80dBmを下回るので、あまりシールドできていないことになる。

f:id:shigeo-t:20150827041052p:plain

f:id:shigeo-t:20150827041059p:plain

f:id:shigeo-t:20150827041116p:plain

f:id:shigeo-t:20150827041138p:plain

(2)5GHz(屋外)

-11dBm、-45dBm、-58dBm、-60dBmである。今回はほぼ想定通りの数字である。そして2mの電子レンジ外と2mの電子レンジ内の数字は微妙な差である。

f:id:shigeo-t:20150827041827p:plain

f:id:shigeo-t:20150827041900p:plain

f:id:shigeo-t:20150827041943p:plain

f:id:shigeo-t:20150827042002p:plain

(3)2.4GHz帯

-10dBm、-46dBm、-60dBm、-86dBmである。いつも通り電子レンジ内に入れてしまうと、実用上不都合が生じるレベルの電波強度まで下がる。

f:id:shigeo-t:20150827042541p:plain

f:id:shigeo-t:20150827042602p:plain

f:id:shigeo-t:20150827043550p:plain

f:id:shigeo-t:20150827042640p:plain

おまけで実験。電子レンジ内に入れたまま、ちょっと近づいてみた。1mまで近づくと-71dBm、電子レンジ前で-54dBmである。

f:id:shigeo-t:20150827043055p:plain

(4)まとめ表

個別に書いてあると見にくいので、まとめ表を作成。

   近接  1m  2m  2m電子レンジ内  1m電子レンジ内  近接電子レンジ内
 5GHz(屋内)  -12dBm  -47dBm  -43dBm  -53dBm  ─  ─
 5GHz(屋外)  -11dBm  -45dBm  -58dBm  -60dBm  ─  ─
 2.4GHz  -10dBm  -46dBm  -60dBm  -86dBm  -71dBm  -54dBm

まとめみたいなもの

それぞれ各1回の計測なのでブレているところはあるが、想定通りの結果である。電子レンジのシールドは電子レンジの2.45GHz帯。近い2.4GHzはシールドの効果が効くが、5GHz帯は単に鉄の箱に入れた程度のシールド効果しかない。フロントドアのガラス面にある網は5GHzを通過させるようだ。

2.4GHzについては電子レンジに近づいての計測も行ったが、これまでの実験と同じように近接だと実用的な電波強度、1mでギリギリである。そんなに電子レンジのそばで仕事をすることも無いだろうから、まあ問題ない程度だろうと思う。

というわけで電波・電磁波が心配という人は、以前にも書いたように頭にOAエプロンを巻いておけばOK。

Speed Wi-Fi NEXT WiMAX 2+ WX01 パールホワイト NAD31SWU

Speed Wi-Fi NEXT WiMAX 2+ WX01 パールホワイト NAD31SWU