上げ底疑惑の社長発言、社長は本当に上げ底していないと思ってた説を持っている。
そんな中、セブン＆アイHDの専務で、セブン-イレブン・ジャパン社長である永松文彦氏の発言が、話題になっている。
10月25日公開の「文春オンライン」記事では、セブンの弁当が「上げ底」になっているといったインターネット上の風評に、永松氏は「なってませんでしょう？（笑）」「アコギなことはできないんですよ」「事実をもって投稿してほしい」と真っ向から否定。電子レンジで加熱するため、弁当容器には多少の傾斜が必要と主張していた。
これらのコメントが報じられたことで、Xでは「上げ底弁当」がトレンド入りした。ユーザーからは「なぜそんなに強気なのか」「現場を知らないのでは」など、手厳しい言葉が続出している。
この記事でも、現物調達して上げ底か？ってやっているんだけど違うんだよ。一店で買ったでしょコレ。
ググればわかるんだけど、セブンイレブンに弁当を納入している企業は複数ある。検索結果がわかりにくいのでスクリーンショットで。
この観点で調べた記事は存在しない。それこそ正しく犯人捜しをすべきである。63社あるってさ。このプレスリリースから引用する。2023年3月22日付である。
セブン-イレブンは国内に2万1402店舗（2023年2月末時点）を展開し、人々の暮らしに欠かせない「近くて便利」なお店としてのインフラ機能を果たしています。主力商品である弁当・惣菜・サンドイッチなどオリジナルのフレッシュフード（日配品）は、セブン-イレブンが提携する全国の製造メーカー63社・176工場によって日々、製造・提供されており、その鮮度の短さから、製造から提供まで高レベルの衛生・品質管理が求められています。セブン-イレブンでは、工場の衛生・品質管理レベルの向上を目的に設立された日本デリカフーズ協同組合（NDF）とともに、製造メーカー各社への食品安全マネジメント規格（JFS規格）取得の推進や独自に設定した安全基準を設け、NDFおよび製造メーカー各社と連携しながら徹底した品質管理を行ってきました。
(太字・下線はオレ)
こうなると、これら食品製造企業にパッケージを納入している企業まで遡る必要もあるかもしれない。すべて同じ企業が同じ型で作ったパッケージを全国の食品製造企業に納品しているならセブンイレブンが上げ底を知らないはずはないけど、各食品製造企業が各々異なる会社に発注しているのであれば、食品製造企業が企図した上げ底の可能性はある。
サムネイル用 いらすとやより
オレは後者だと思う。というのも、2017年まで住んでいた家のすぐ近所の２店で、同じ商品のパッケージが全く違っていた経験があるから。一度ではなく毎回、複数商品で。形が違うとかそういうレベルじゃなく素材から別。そこで、「あ、製造会社が違うのか～」と気づいた。そしてドミナントですぐ近所なのに配送ルートが違う可能性があることも。
そういう意味では永松社長は現場を知らなかった。多分試食とか視察とかで見る商品は上げ底じゃなかったんだろう。まあ広報や周囲のスタッフは、社長に「上げ底なんてない」発言させちゃいけないんだけどね。止める間も無かったのかもしれないけど、先にレクチャーしとけよ。
買った人が現物写真を上げて「上げ底だ～」ってやっているなら、セブンイレブンの本部はお詫びを兼ねてラベル記載の製造会社まで聞き取りすべき案件ではある。
