仮歯の違和感は食事時のみになってきた、まあ人間の感覚なんてそんなもんだよな(挨拶)。治療のWBSとまでは言わないけど、ロードマップがあるとこちらも予定立てやすいんだがな。
さてWindows Storeに登録されているアプリの数を調べたところで、実際にどんな感じかも書いておく。
Windows 8との大きな違いはInternet ExplorerがModern UIモードとデスクトップ用の2つ存在すること。Windows 8の場合はスタート画面でIEを起動してもデスクトップ画面に切り替わる。Windows RTの場合はそのままModern UIを保ったまま起動される。
(1)Modern UIでのIE
(2)デスクトップ画面のIE
違いは操作系にある。html/scriptの記述に従って動作する、ブラウザのレンダリングエンジンには違いが無いように見える。
まずURLの表示は(1)では画面下にあるのに対し、(2)では他のWindowsと同じように上部にある。(1)ではModern UIの作法にしたがって、しばらくするとURL欄は消える。
(1)ではタブの表示は無いが、(2)では常時表示されている点も異なる。
また、(1)ではスクロールバーは無くあくまでタッチ、スワイプなどのみでの操作系となっている。一方、(2)では他のWindowsと同じように画面サイズに応じて右、下部にスクロールバーが現れる。
どちらが使いやすいかというと、ダラダラとブラウジングするのであればModern UIのIEである。デスクトップ画面側のIEは、タッチ操作では操作しにくい。タッチカバーを付けてタッチパッドで操作しないとうまくスクロールできないWebサイトがある。
あと、発売日にあまり値引き無く買った人間に、1万円引きのバナーを必ず出すとはマイクロソフトはチャレンジャーだなw
あと、オレのEvernoteのアカウントだとEvernote Touchが必ず同期中に異常終了する。これはEvernoteのせいだと思う。
スタート画面と全アプリの一覧は以下の通りである。
アプリ画面の左側にはWindows RTデフォルトアプリとWindows StoreからインストールしたAdobe Reader TouchやEvernote Touchなどが並ぶ。
右側にはプレインストールされているOffice 2013 RTやWindows アクセサリ、Windows システム ツールなどが並ぶ。Windows 8であればさらにその右側にWindows Storeとは関係なくインストールしたアプリケーションが並ぶことになるのだが、Windows RTの場合はこれで打ち止めである。
結局のところModern UI対応のアプリを起動するとModern UIのままアプリが起動され、未対応のアプリを起動するとデスクトップ画面のほうに起動される。Windows 8も同様だが。
2モード持ってしまったのは失敗だと思う。我々みたいに色んなPC/タブレット、色んなOSを使う人間にとっては「あーこういう作りなのね」で済むが、そうじゃない多くの人はアプリの振る舞いが複数あるのは困ることである。iOSやAndroidのように単一の振る舞いであればユーザ・エクスペリエンスの提供がしやすい。一方で、Windows 8やWindows RTのように2モードあると面倒さを感じさせてしまう
一方、UI抜きでOSの堅牢さを見てみると、Windows 8もWindows RTもかなり堅牢である。固まったり暴走したりということはほぼない。
Windows RTのみで考えてみると、堅牢とは言ってもiOSには劣ると思う。iOSの単純さを目指した(マルチタスクさえ諦めた)アーキテクチャのおかげである。その点、Androidはあれこれサポートし、色々な機種で動作することで多少の不安定さを持つ。全部使ってきた感触からいうと、 iOS > Windows RT > Android である。
しかしまあ、なんでWindows 8はともかくWindows RTまでそれまでのWindowsのデスクトップとModern UI併存なんてスペックにしたんですかね?Windows 8は既存x86/x64 Windows アプリがあるので継続性・下位互換を考えれば残すのは当然。しかもWindows 8ベースのサーバOS Windows Server 2012の存在を考えてもデスクトップ画面は必須。
しかしWindows RTはどうせARM用アプリしか動かない。デスクトップ画面をキッパリ捨ててればこんなにセールスで苦労しなかったかも。でもそれだと発表時点では、Modern UIアプリが少なすぎという批評は免れないが。