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【Windows XPサポート終了対策】Android-x86を試してみる(VMware編)

普通、台風一過ってきれいな青空なんじゃねーの?なんで曇ってんの?舐めてんの?(挨拶)

 

■この記事では失敗例を書いています。インストール~動作確認まで成功した事例は「Android-x86 4.4RC1をインストール(VMware編)」「【Windows XPサポート終了対策】Android-x86で行けそう(VMware編) 」を参照ください。またGenymotion(旧名AndroVM)については、Genymotion(旧名AndroVM)を試してみた。を参照ください。

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Windows XPサポート終了対策--中小企業の5割以上が未着手 - ZDNet Japan によると、需要はありそうな話。とはいえ、中小企業の場合サイバーノーガード作戦を採る企業も多いので、どれくらいの企業が対策するかは読めない。

ちなみに、オレの案じゃない対策方法も隠さず書いておく。Windows XPのサポート終了後、終了後に発生したセキュリティホールはずーとゼロデイ状態になるわけだが、ゼロデイに強いウィルス対策ソフトというものがあって、パターンファイルを配らないタイプのもの。オレが知っているやつは標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」(エフエフアール ヤライ)。FFR yaraiはパターンファイルを配って既知のセキュリティホールに対応するのではなく、Windows上で動いているプロセスを監視して、ウィルスとかワームとかがやりそうな怪しい動きを見つけたら当該プロセスを止める。当然ながらすでにXPの延命対策のページも設けられている。FFR yaraiは他のセキュリティ対策ソフトと同居できるので、併用すればさらに安全。

 

 

前置きが長い。本題に入る。こないだ「これでWindows XP更新できない難民をお安く救える鴨しれない運転」でandroid-x86を使えばマイクロソフト謹製のリモートデスクトップクライアントが使えるから、Windows XPサポート終了対策になるかもって書いた。書いたまま検証しないという選択肢は無いので、まずAndroid-x86を動かすところからやってみる。

 

とりあえず空のPCを用意するというのは金が掛かるので、VMware PlayerでAndroid-x86を動かす。今回の手順は以下の通り。

  1. VMware Playerの準備(別途報告)
  2. Android-x86のISOファイルダウンロード
  3. VMware Player上に仮想マシンを作成
  4. Android-x86をインストール
  5. Android-x86の設定

VMware Playerは元々ThinkPad W520にインストール済。今回はVer5からVer6へのバージョンアップが発生した。Android-x86スクリーンショットが多いので、VMware Playerのインストールは別途報告する。

 

android-x86だが、ISOファイルはココからダウンロードする。今回は、android-x86-4.0-RC2-thinkpad.isoとかを使った。なぜ「とか」なのかは後で書く。

 

VMware Playerを起動する。トップ画面で「新規仮想マシンの作成(N)」を選択する。ダウンロード済android-x86のISOファイルをマウントするとFreeBSDと認識する。次に進むと仮想マシン名の設定がある。そのまま進んでもいいが、FreeBSDのままだと後で混同すると困るのでandroid-x86とかに名前を変えておく。

ディスクサイズやディスクのファイルサイズの設定はそのままデフォルトで進める。20GBとなっているが、インストールが終わった後の実ファイルサイズは279.4MB。デフォルトのままで問題ないことが分かる。

ハードウェアの確認画面で[完了]を押すとAdroid-x86のインストール画面になる。

新規(N)新しい1新しい2新しい3新しい4新しい5

 

Instrationを選んでデバイスのダイアログの[OK]を押す。続くソフトウェアの更新ダイアログでは「ダウンロードしてインストール(D)」を押す。

Android-x86-1Android-x86-2 

次にChoose PartitionになるのでCreate/Modify Partitionsを選んで<OK>を押す。黒い画面なったら[New]を押す。

inst1inst2 

次は[Primary]を押す。サイズを聞かれるのでそのままEnter。次は[Bootable]を押す。

inst6inst7inst8inst9 

書き込みしてよいかと聞かれるのでyesと入れてenter。画面が戻るので[Quit]を選ぶ。

instainstb 

青地の画面に戻るとパーティションができているので<OK>を押す。次にファイルシステムを聞かれるのでext3を選び<OK>を押す。

instcinstd

フォーマットしてよいか聞かれるので<Yes>を押す。実際にはこのあとでフォーマット中を表す進捗画面が出るのだがSSDなのであっという間に終わり、スクリーンショットは取得失敗。

inste

次にブートローダGRUBをインストールするか聞かれるので<Yes>を押す

instf 

/systemディレクトリを読み書き可能とするかを聞かれるので<No>を押す。

Android-x86がインストールされる。実際にはこのあとでインストール中を表す進捗画面が出るのだがSSDなのであっという間に終わり、スクリーンショットは取得失敗。同じ失敗を繰り返すw

instg 

インストールが終わると下の画面になるので、[Run Android-x86]を選択してAndroid-x86を起動する。

insthinsti 

Welcome画面になるので言語を選択する。English(United States)のところをクリックすると リストボックスになるので一番下の日本語を選ぶ。

Android-x86-4Android-x86-5 

[開始]を押すと少々お待ちくださいになる。

Android-x86-6

日付と時刻の設定画面が出る。[次へ]を押す。

Android-x86-7 

Googleを利用する」画面になる。[ログイン]を選ぶがWiFiがONにならない。[戻る]を押して「Googleを利用する」画面に戻り[今は設定しない]を押す。

Android-x86-8Android-x86-9

Google位置情報の利用」は適宜設定して[次へ]。「このタブレットの所有者」では姓・名を適宜設定して[次へ]。「Googleサービス」では特に何もせずに[次へ]を押す。

Android-x86-aAndroid-x86-bAndroid-x86-c 

「セットアップ完了」画面が出る。[完了]を押すとAndroid-x86が起動される。「ここがあなたのホームです」というメッセージが出ているので、[OK]を押す。

Android-x86-dAndroid-x86-e 

トップ画面が出るので、仰せのとおりアプリのアイコンを貼りつける。アプリは意外とデフォルト状態でも一杯入っていて、「設定」を貼付けようとしてめくったら3ページ目。

Android-x86-fsetup1setup4 

なぜかDNSが設定できていないらしいので、端末エミュレータを起動する。

setup2 

$ su
# setprop net.dns1 8.8.4.4

上記のコマンドを入力する。DNSGoogle Public DNSを使ったが、これ以外でもOK。suすると最初だけ「スーパーユーザーの要求」という確認ダイアログが出る。[許可]を押して先に進める。

setup3setup0 

ここまでは順調に来て、実際にブラウザからインターネットにも接続できた。しかし、Playストアにつながらない。ネットワークとしてはインターネットに接続できているのに、Playストアで[既存のアカウント]や[新しいアカウント]を押すとWiFi設定画面になる。WiFiじゃないと接続させてくれないみたいだ。

setup5Android-x86-9 

ということで、VMware側の設定を変えたりしてみたが、Android-x86WiFiバイスを明示的に渡しても単なるNICとしてしか見ていないようで、WiFiがONにならない。OSを変えてインストールし直ししてみてもダメ。

 

アプリをインストールするだけなら他にAndAppStoreを使うという手があるが、Play ストアを動かしておかないとアプリのバージョンアップ困るような気もする。

そういうわけでVMではなく実PCでやってみることにした。潰してよいPCは無いが潰してよいHDDは見つけた。ThinkPad X200ThinkPad W520はSSD化したので、元HDDが残っている。X200のほうでやってみる。結局実用に耐えうるかどうかっていうのは、実機じゃなきゃ分からないわけだし。

あと、AndAppStoreは別途テストしてみる。

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