オレは人に無謬性は求めないですよ。でだ。
日本未来ネットワークの意見広告が拡散される様子 - Togetterまとめでは、スパムじゃないの?という話で、スパムだと思うんだけど別の話を書く。
日本未来ネットワークのツイートは下記の通り。
投票所に行って、何も書かない「白票」を投じるのは投票したい立候補者がいないという意思表示です。その1票にも、今の社会を変える力があります。 詳細はこちら⇒https://t.co/C7awqpOkm9 #総選挙
— 日本未来ネットワーク (@mirai_senkyo) 2014, 11月 25
バカじゃねーの?あ、バカなのか。白票は無効票ですよ、現行制度では。ということは今の社会を変える力はありません。単に無効票○票ってカウントされるだけ。選挙は当選者・落選者を決めるイベントなので、そのどちらにも影響しない無駄足。
「投票したい立候補者がいない」という状況は神奈川県民なので県知事選で、横浜市民なので横浜市長選で経験済。「投票したい立候補者がいない」という状況は理解できる。
でも冒頭にも書いた通り、オレは他人に無謬であることは求めない。なので、「○×だからダメ」で白票ということはしない。消去法でもなんでも、よりまともだと自分が思う候補者に投票すべきだと思っている。白票を勧めるやつらって、自分の付き合いは全て素晴らしい人だけで固めていて、何か問題があれば付き合いをやめる潔癖性なんだろうか。そんな聖人君子軍団見たこと無いわー。それに今回の総選挙で言うと、まだ公示~立候補締め切りされていない。立候補する選択肢、立候補者を探す選択肢も無いわけではない。今から白票投票を呼び掛けるのは時期尚早。
本題に入る。タイトルの提案。さすがに首長選挙(知事、市区町村長)には使えないけど、議員を選ぶ選挙では白票も有効票としてカウントしてはどうだろうかという話。
その白票の投票数をどうするのか。まず小選挙区制(全選挙区当選者1)の場合。白票がトップ得票なら白票を当選させる。つまりその選挙区は当選者無し。で、次回からは自動的に隣の選挙区に併合。だってその選挙区では「投票したい立候補者がいない」が選挙区の選択なんでしょ。ちょっと数年が経過したくらいで「投票したい立候補者がいない」状況は変わらないよね。他の当選者がいる選挙区に混ぜてもらっても問題ないじゃん。いや、色々問題はあるんだけどそういうことにする。併合する側の選挙区にも影響出るし。衆議院の場合、議員定数や1票の格差問題などもあるので、あまり減らし過ぎない程度ならいいんじゃないの?
中選挙区制や大選挙区制(当選者複数)の場合は簡単で、単純に白票をその順位に合わせて当選させる。白票を当選者扱いした分の議員数が少なくなるだけ。
ちょっと厄介なのは中選挙区制なのに当選者1の選挙区がある場合。小選挙区と同じく次からは隣の選挙区に併合かなあ。中選挙区なのに投票したい立候補者がいない」状況なんだよね。だったらそんな数年で改善しないよね。
という感じで下らないことを考えてみた。まあ、やらないとは思うけど、やったらやったで別の盛り上がりがありそうで楽しみ。真剣に反白票投票運動をする奴が出たりとかね。