雨だわ~(挨拶)。
概要
作業手順は下記の通り。
- Windows Server 2012 Standardを1台インストール
- Windows Updateを全部実施
- sysprep実行
- 6台クローニングする(VMware vCenter Converter StandaloneでV2V)
- 6台とも順次ドメイン参加する
【#1~#5まではESXi上に可用性構成のリモートデスクトップサービスを立ち上げる その1に記載】 - 機能と役割の追加でリモートデスクトップサービスをインストールする(RD Webは正系のみ)
【#6はESXi上に可用性構成のリモートデスクトップサービスを立ち上げる その2に記載】 - RD Gateway正系をインストールする
- 正系証明書初期作成・設定
- RD ライセンスをインストール
- RD Webを副系にインストール
- RD Gateway副系インストール
- 残りの証明書設定作業
【#7~#12はこのエントリに記載】 - RD ライセンスを構成
- セッション コレクション作成・設定
- (おまけ1)RemoteAppの登録
- (おまけ2)RD Webでアクセス確認
【#13~#16はESXi上に可用性構成のリモートデスクトップサービスを立ち上げる その4に記載】
全部で14ステップ。このエントリでは#7~12について書く。構成図は下図通り。
リモートデスクトップサービスのインストール(続き)
7.RD Gateway正系をインストールする
サーバーマネージャーの「役割と機能の追加」における一連のリモートデスクトップサービスではRD Gateway(リモート デスクトップ サービス ▶ 概要内の「展開の概要」欄内ではRD ゲートウェイと表記)のインストールを選択できない。この操作の不統一、表記の不統一は困るんだけど。一部だけカタカナ表記にした奴を首にしろMicrosoft。
RD Gatewayは「展開の概要」欄の(+)アイコンをクリックしてインストールすると、最初からこのRD接続ブローカーとして連動するようにインストールできる。副系はまだこのRD 接続ブローカーに設定していないので、ここでは正系のみを対象とする。
今回はRD Webサーバとの同居としているので、インストール先であるC01をクリックした▶を押し、[次へ(N) >]をクリックする。
証明書名=FQDN名を入れて[次へ(N) >]をクリックする。
内容を確認したら[追加]をクリックする。
RD Gatewayの正系がひとまずできたので、[閉じる]をクリックする。
8.正系証明書初期作成・設定
上のウィジェット内に<!>マークで”次の役割サービスでは、証明書を構成する必要があります”というアラートが表示されている。クリッカブルな「証明書の構成」をクリックすると下のウィジェットが表示される。[新しい証明書の作成…]をクリックする。
さきほどFQDN名として入れた証明書を指定し、何か適当にパスワードを入れ、保存先を設定して[OK(O)]をクリックする。パスワードは後々の展開時に必要になるので、Administrator関連のパスワードとは異なるものを設定し、覚えておく。
後で他のサービスにも設定するが、ひとまずRD 接続ブローカーのみに設定するので、RD 接続ブローカーを選択し、[適用(A)]をクリックする。
9.RD ライセンスをインストール
ここまで進めると、サーバーマネージャーの「役割と機能の追加」における一連のリモートデスクトップサービスではRD ライセンスが未インストール状態(リモート デスクトップ サービス ▶ 概要内の「展開の概要」欄内にアイコン有)となる。
RD ライセンスの(+)アイコンをクリックすると、「RD ライセンス サーバの追加」というウィジェットが表示される。今回はファイルサーバーとして使用するC06にインストールするのでC06、▶の順でクリックすると[次へ(N) >]が活性化するのでクリックして先に進める。
C06が選択されたことが示されるんで、[追加]をクリック。
インストールが実施され、このような表示となる。[閉じる]をクリック。
10.RD Webを副系にインストール
RD Webのアイコンを右クリックすると下図のようなメニューが出るので、「RD Web アクセス サーバーの追加(W)」をクリックする。
今回は副系はC02。C02、▶の順でクリックしC02を選択済み欄に入れる。[次へ(N) >]が活性化するのでクリックして先に進める。
役割サービスが成功するとこのような表示になるので[閉じる]をクリック。
11.RD Gateway副系インストール
RD ゲートウェイのアイコンを右クリックすると下図のようなメニューが出るので、「RD ゲートウェイ サーバーの追加(G)」をクリックする。
今回は副系はC02。C02、▶の順でクリックしC02を選択済み欄に入れる。[次へ(N) >]が活性化するのでクリックして先に進める。
役割サービスが成功するとこのような表示になる。
12.残りの証明書設定作業
上の画面ではまたも「証明書の構成」がクリックカブルになっている。正副のRD Web,RD Gatewayサーバが揃ったので残りの証明書設定作業を始める。#8でRD 接続ブローカーのみに設定したので下記の状態になっている。ちょっと自信が無い。RD Webにも設定作業をした後の状態かも。
インストールしていない役割サービスを選択する。残っている分、漏れなく同じ作業を実施するだけなので1シーケンスのみ書く。この状態で[既存の証明書を選択…]をクリック。
選択画面が出るのでパスワード(上で覚えておけって書いたやつ)を入力し、「接続先コンピュータの信頼されたルート証明機関の証明書ストアに証明書を追加することを許可します」にチェックを入れる。[OK(O)]が活性化するので[OK(O)]をクリックする。
この状態で[適用(A)]をクリック。
全部の役割サービスについてこのように状態OKを作る。全部できたら[OK]をクリック。
前ウィジェットも[閉じる]で閉じると、このような感じになる。
長くなったのでここまで。では。