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なんでもすぐに平均を出す風潮は教育の敗北ではないかと思うのでどうにかして欲しい『「月額1,000円以下の格安データ通信SIM」8社の速度を、実際に測って比較してみた』

GW、GWっていつからみんなそんなにプロトコル変換を必要とするようになったんだよ。しかも高速道路が渋滞するとか意味わからん(挨拶)。

 

「月額1,000円以下の格安データ通信SIM」8社の速度を、実際に測って比較してみた | ほぼステマブログ を見てて、読む前は「実測ってことは全部買ったのか、すげえな」と思った。読んだらイラっとしたので、そのイラつきを書いておく。

別にリンク先の人だけじゃなくてTV局や新聞社、ひどいときには役所でさえ意味のない平均値を公表しているわけ(平均家計収入 世帯平均貯蓄 - Google 検索)で、次世代を担う子供への教育上非常によろしくない。題名に書いた通り、なんでも平均出すんじゃねーよ。

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文部科学省の新学習指導要領・生きる力「第2章 各教科 第3節 算数:文部科学省」では下記のように定められている。下線と太字はオレが入れた。「新学習指導要領・生きる力」ということでわざわざ「生きる力」と入れているわけで、生きていく上で大切だと思うんだが。

 〔第5学年〕

1 目標

(1) 整数の性質についての理解を深める。また,小数の乗法及び除法や分数の加法及び減法の意味についての理解を深め,それらの計算の仕方を考え,用いることができるようにする。

(2) 三角形や平行四辺形などの面積及び直方体などの体積を求めることができるようにする。また,測定値の平均及び異種の二つの量の割合について理解できるようにする。

(3) 平面図形についての理解を深めるとともに,角柱などの立体図形について理解できるようにする。

(4) 数量の関係を考察するとともに,百分率や円グラフなどを用いて資料の特徴を調べることができるようにする。

  (中略)

B 量と測定

(1) 図形の面積を計算によって求めることができるようにする。

  ア 三角形,平行四辺形,ひし形及び台形の面積の求め方を考えること。

(2) 体積について単位と測定の意味を理解し,体積を計算によって求めることができるようにする。

  ア 体積の単位(立方センチメートル(cm3),立方メートル(m3))について知ること。

  イ 立方体及び直方体の体積の求め方を考えること。

(3) 量の大きさの測定値について理解できるようにする。

  ア 測定値の平均について知ること。

(4) 異種の二つの量の割合としてとらえられる数量について,その比べ方や表し方を理解できるようにする。

  ア 単位量当たりの大きさについて知ること。

第5学年だけじゃなく第6学年にも。

〔第6学年〕

1 目標

(1) 分数の乗法及び除法の意味についての理解を深め,それらの計算の仕方を考え,用いることができるようにする。

(2) 円の面積及び角柱などの体積を求めることができるようにするとともに,速さについて理解し,求めることができるようにする。

(3) 縮図や拡大図,対称な図形について理解し,図形についての理解を深める。

 

(4) 比や比例について理解し,数量の関係の考察に関数の考えを用いることができるようにするとともに,文字を用いて式に表すことができるようにする。また,資料の散らばりを調べ統計的に考察することができるようにする。

  (中略)

D 数量関係

(1) 比について理解できるようにする。

(2) 伴って変わる二つの数量の関係を考察することができるようにする。

  ア 比例の関係について理解すること。また,式,表,グラフを用いてその特徴を調べること。

  イ 比例の関係を用いて,問題を解決すること。

  ウ 反比例の関係について知ること。

(3) 数量の関係を表す式についての理解を深め,式を用いることができるようにする。

  ア 数量を表す言葉や四角,三角などの代わりに,a,xなどの文字を用いて式に表したり,文字に数を当てはめて調べたりすること。

(4) 資料の平均や散らばりを調べ,統計的に考察したり表現したりすることができるようにする。

  ア 資料の平均について知ること。

  イ 度数分布を表す表やグラフについて知ること。

(5) 具体的な事柄について,起こり得る場合を順序よく整理して調べることができるようにする。

これを見てもわかるように、学習指導要領では5年生は平均の出し方を学ぶだけだが、6年生では分散や分布についても学び統計的に考察するということになっている。つまり、すぐに平均出してドヤ顔しているやつらは5年生レベルで留まっていて、6年生レベルには達していないということになる。いわゆるゆとり教育の時代の学習指導要領はわからないが、現在6年生でやるレベルの話を義務教育内にやらないというほどには難しい内容でもないので、中学卒業までにはやったものと思う。

オレの記憶でも平均は5年生、統計的な見方・考え方は6年生だったような気がするので、多くの人は算数のレベルで習っているものと考えられる。なんでも平均を出す人間の蔓延はまさに教育の敗北。

「10回漢字の書き取りテストを受けました、100点満点中0点が5回100点が5回で平均は50点です」というのは平均の求め方という意味では正しいけど、5年生レベル。統計的には平均の50点という数字に意味が無い、平均を求めるデータ群ではないというのが6年生のレベル。偏差や分散を求めよとかになると数学レベルになるけど、概念としては小学校の算数で習う範囲。

 

そこでだ。元の「月額1,000円以下の格安データ通信SIM」8社の速度を、実際に測って比較してみた | ほぼステマブログ の表を見て欲しい。ポイントは下記。

  1. 平均に意味ないだろこの計測値
  2. なんの順番なのこの並び?書いてないけど実施順?
  3. 8社って書いてあって計測は8商品あるけど7社だぞ(OCNが2商品)
  4. 低速な商品では公称最大を大きく(2倍とか)上回っているけど、計測数値は信用できるの?
  5. そもそもこれだけの数をシーケンシャルに計測したら、回線状態が時間経過とともに変化するのでは?

5個もあるw。オレが大学2年の時の実験レポートで同級生の皆川君は、ちょっとグラフの線が曲がってただけで担当の某助教授に「お前はコクヨのグラフが信じられないのか(怒」って言われてた*1けど、そんなもんじゃ済まなそうな表だなコレw。某助教授(当時)は口悪かったから平気で「小学生からやり直せ」って言いそうだけど、新学習指導要領・生きる力をみてもそれは正しい。小学6年生からやり直す必要がありそう。

 

1)この数字のばらつきと、3回しか計測できていないという状況を考えれば、わざわざ平均出すよりも最大値・最小値で十分。どういう話の展開かによっては最大値・最小値のいずれかだけでOK。

 

2)実施順なのかもしれないけど、この並びに意味を見いだせない。この手の表なら価格(月額料金)順か公称速度順か実測速度順だろう。そして公称速度だとすると、高速(100Mbps超)サービスと低速(100数kbps)サービスでは商品性が異なるので、同じ表形式でも2つに分けてもいいかも。今はランダムに並んでいるので規則性などを見出しにくく、全部の数字を見ないといけない。

 

3)8社って書いてあって7社の件はまあいいだろう。よくないけど。

 

4)次は結構な問題。低速な商品では公称最大を大きく(2倍とか)上回っている。kbps単位のサービスがあるのに計測単位がMbpsなのも問題ではあるが、遅いことで有名なb-mobileでさえ公称最大150kbpsに対して計測値が0.30,0.30,0.40というのは明らかにおかしい。150kbpsって0.15Mbpsだろ。最大の倍以上w。b-mobileQoS的に150kbps以上割り振らないと明示しているのに倍ww。草不可避。これ見ておかしいと思わないのがおかしい。ツールを疑ってみるべき。簡易的な計測とはいえ、速度測定時は端末やアプリ、CDN*2などでキャッシュされないように考慮する必要があるわけだが、使用したスピードテスト - Google Play の Android アプリではどの程度考慮されているのだろうか。オレはこのツールは初めて見た。使ったこと無いので分からないが、低速な回線で倍の数字が出るのは明らかにヘン。 

■関連エントリ

 

5)前回は8台のスマホで計測したらLTEじゃない端末が含まれてたって書いているけど、今回は「このタブレットにいちいちSIMを挿し換えて(笑)測定!」らしい。しかし8つのSIMを何回入れ替えたのかというと、多分8~9回では?つまり、時間経過によって回線状態が変わる可能性が高いMVNOに対して、実測時のコンディションが違う。「例)b-mobile遅いw 

無線としての混み具合も考慮したいところではあるが、それよりも大きいのはMVNOがMNOから買っている帯域の同時利用者数。3回計測するならせめてサイクリックに実施すべき(SIM入れ替え24~25回w)だし、それが面倒なら同一機種を数台は準備する必要あり。もっと楽なのは3回測るよりも1回にして、短時間に終えるほうがいい。SIM入れ替えながら「平日の18~19時頃に」とか1時間も掛けてたら、開始時と終了時で変動が大きそう。その時間帯、帰宅途上のサラリーマンの利用者多そうじゃん。

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あと色んな端末にSIMを挿すなら、SIMはnanoSIMを買ってアダプタかませたほうがいいすよ。だめならカッターで……。

 

*1:オレらはレポートチェックの順番待ちしてたので場は見えなかったけどリアルで聞こえたw

*2:Contents Delivery Network